岡田将生「クズ男役、気持ち良かった」 映画『伊藤くん A to E』完成披露試写会レポート!

人の恋愛を覗き見ているような体感と、ヒリヒリするような共感のリアルさが話題沸騰となったドラマ「伊藤くん A to E」が、一層過激になり、岡田将生×木村文乃W主演で映画化、2018年1月12日より公開。これを記念して、11月21日、港区のスターライズタワーで完成披露イベントが実施され、岡田将生、木村文乃をはじめ、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、そして監督の廣木隆一が登壇した。

【本イベントの模様の全文掲載はコチラ!】

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壇上で最初に挨拶した主演の岡田は、自身の役柄について「伊藤くんは皆さんが思っている以上にモンスターで痛男。観た人はだいたい嫌いになる」とコメント。続けて同じく主演の木村は、「これだけ豪華なキャストの皆さんと一緒に並べて光栄。最後まで観ていただけると、ちょっとした爽やかな気持ちにもなれると思う」と、作品をアピールした。

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オファー時の感想を聞かれた岡田は「こういう役を望んでいたのでラッキーだと思った。今までと違うような役をやりたかったので、こんなにクズでダメなヤツとこの夏を過ごせたので気持ちが良かった」とコメント。最強の毒女を演じた木村は「こんなに女であることを痛いと思わせてくれる作品はなかなかない」と語り、壇上の女性キャスト陣も同調するように頷いていた。

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本作が初共演となる岡田と木村。お互いの印象について聞かれた岡田は「お互い漫画が大好きで、漫画の話をずっとしていて、仲良くなりました(笑)」とニッコリ。続けて木村も「今日は来てから漫画の話しかしていないです(笑)」と笑顔で返し、仲の良さをアピールした。

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痛い男が登場する本作にちなみ、今年いちばん痛かったことを聞かれたキャスト陣。最初に質問された田中は「身体を定期的に鍛えていて、炭水化物を抜いていたんです。そのことを友達に自慢しながら蕎麦を食べていたんですけど、『お前それ炭水化物じゃん』って。ずっと蕎麦は炭水化物だと思ってなかったんです」と痛い体験談を告白。

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続けて中村は「コンビニに行ったら外人さんが店員で。『ファミチキ』くださいって言ったら『はい?!』ってちょっと怒られた。外人さんだからって商品名ぐらい覚えてくれよ、と思って待っていたら、“からあげクン”が出てきて…。僕がコンビニを間違えてたんです(笑)」と、こちらもかなり痛い話を披露し、会場を爆笑させた。

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同じ質問に木村は「原作者の柚木麻子さんと対談した時に、『可愛い女の子、好きでしょ?』って言われてから、志田さんがすごい可愛くて(笑)。自分でも気がついてないのに、それがダダ漏れになってたのが痛い」と告白。最後に岡田は「休みの日に車を運転していたら、細い道で小学生10人ぐらいに囲まれて『名前なんだっけ!?名前なんだっけ!?』って…。すごい恥ずかしかったです(笑)」と苦笑し、会場を笑いに包んでいた。

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『伊藤くん A to E』
2018年1月12日(金)より全国ロードショー
監督:廣木隆一
原作:柚木麻子「伊藤くん A to E」(幻冬舎文庫)
主題歌:androp「Joker」(image world)2018年1月10日(水)リリース
出演:岡田将生 木村文乃 佐々木希 志田未来 池田エライザ 夏帆 田口トモロヲ 中村倫也 田中圭
配給:ショウゲート

【ストーリー】 20代半ばで手掛けた大ヒットTVドラマ「東京ドールハウス」で一躍有名になったものの、ある出来事がきっかけで新作を書けずにいる落ち目のアラサー脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)。ドラマプロデューサーの田村(田中圭)からも勧められ、自身の講演会に参加した【A】~【D】の4人の女性たちの切実な恋愛相談を、再起をかけた新作脚本のネタにしようと企んでいる。そんな彼女たちを悩ませ、振り回している男の名前が偶然にもすべて“伊藤”。莉桜は心の中で「こんな男のどこがいいのか?」と毒づきながら、脚本のネタのために“もっと無様に”なるよう巧みに女たちを誘導する。そして、莉桜は彼女たちの取材を重ねるうちに、【A】~【D】の女たちが語る“痛い男”=“伊藤”が同一人物ではないかと考えはじめる。そんなある日、莉桜が講師を務めるシナリオスクールの生徒のひとりで、容姿端麗、自意識過剰、口先ばかりでこれまで1度も脚本を書き上げたことのない、28歳フリーターの“伊藤誠二郎”(岡田将生)が、4人の女【A】〜【D】たちを題材にしたドラマの企画を持ち込んできたと、田村に聞かされる。なんと、これまで4人の女たちを振り回してきた“痛男”の正体は、莉桜が最も見下していた自分の生徒、“伊藤”だったのだ。しかも莉桜が再起をかけて取り組んできた渾身のネタを彼に奪われるかもしれない…。さらにそこには、莉桜のネタにはない5人目【E】の女が存在し…。二重の衝撃の事実にショックを受ける莉桜だが、実は“伊藤”の中では莉桜が5人目【E】の女になっていた。“伊藤”の狙いは一体何なのか、莉桜は徐々に追い詰められていく。

©「伊藤くん A to E」製作委員会