映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』峯田和伸、松重豊、村上淳一が出演決定&特報解禁!コメントも到着

伝説のカルチャー・エロ雑誌の編集長・末井昭の自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊)を、俳優・柄本佑を主演に迎え、冨永昌敬監督が映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』。本作の公開が、末井が70歳を迎えるアニバーサリーイヤーの2018年の3月に決定した。あわせて、追加キャストとして峯田和伸、松重豊、村上淳一らの追加キャストが発表され、特報&コメントが到着した。

第三弾解禁アー写

キャバレーの看板描きに情熱を燃やす末井青年の同志となる近松役に、峯田和伸。最近ではNHK連続テレビ小説「ひよっこ」に出演、俳優としてお茶の間まで知れ渡る存在となった峯田が、末井青年と共にアングラ芸術に燃える同志としてその個性を最大限に発揮している。また、エロ雑誌の編集長となった末井を度々署へ呼び出し、ヌード写真にダメ出しをする諸橋係長役に、松重豊。訛りのある淡々とした語り口でエロ写真を細かく指摘する姿を好演、観る者の笑いを誘う。さらに、末井の父親にして嫁が隣家の青年とダイナマイト心中してしまう末井重吉役に、村上淳。何を思っているのかほとんど喋らない田舎の父親を、圧倒的な存在感で演じている。

また、上記男優陣の出演と合わせて、特報も解禁された。「ワイセツ文書図画販売容疑」として警察が編集部に乗り込んで来る冒頭から〝ピー〟音が鳴り、菊地成孔による不穏な音楽と共に70~80年代に末井が編集長をつとめた各雑誌のイメージが代わる代わる現れる刺激的な特報となっている。

末井昭は、立て!男のエキサイトマガジン「ニューセルフ」、感じる映画雑誌「ウィークエンドスーパー」、35万部の発行部数を誇った「写真時代」など、発禁と創刊を繰り返しながら数々の雑誌を世におくりだした伝説の編集長。セルフ出版(現・白夜書房)の設立に参加し、2012年に退社するまで同社の屋台骨を支え、現在は執筆活動やサックス奏者としてライブ活動をおこなっており、70年代、80年代の日本カルチャーを牽引した重要人物。女装姿でお馴染みのゴンゾーロ末井の「玉きゅん」CMで記憶されている方も多い。その末井の自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」は、末井が7歳の時に、隣の若い男とダイナマイトで心中した母親の実エピソードからつづられ、キャバレーの看板描き→イラストレーターを経て、荒木経惟、南伸坊、赤瀬川源平らと出会い伝説の雑誌編集長となっていくまでを描き、1982年の刊行から4度復刊を繰り返している名エッセイだ。

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