伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之、桜井日奈子、池田鉄洋、佐野和真、前田航基が出演!西島秀俊 × 西田敏行 W主演『任侠学園』

昔気質のヤクザ者が、義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院などの経営再建を試みる、累計45万部突破の今野敏による人気小説「任俠」シリーズ。その一作を、西島秀俊と西田敏行のダブル主演で映画化する『任俠学園』が今秋公開される。このほど、第二弾キャストとして、伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之、桜井日奈子、池田鉄洋、佐野和真、前田航基が出演することが発表された。

▲(上段左から)伊藤淳史、池田鉄洋、佐野和真、前田航基、(下段左から)葵わかな、葉山奨之、桜井日奈子

本作は、「任俠」シリーズの中でも特に根強く愛され続ける「任俠学園」を映画化。経営がうまくいかなくなった仁徳京和学園高校を建て直すため、新しい理事が就任した。現れたのはなんと、曲がった事が大嫌いな昔気質のヤクザ、阿岐本組(あきもとぐみ)。見た目は怖く、荒々しかったが、義理人情の正義を貫いていく彼らの情熱に、次第に空気が変わっていく。しかし、金儲けのため、学校乗っ取りを図る大人たちによる罠が仕掛けられる。

出演は、阿岐本組No.2の日村役に西島秀俊、阿岐本組・阿岐本組長役に西田敏行。監督は、大ヒットドラマ「99.9 –刑事専門弁護士-」シリーズ、「民王」など数多くの人気ドラマや、『劇場版 ATARU』を手掛けた木村ひさしが務める。

新たに発表されたキャストは、阿岐本組組員として、チンピラ風ヤクザの稔(みのる)役に伊藤淳史。兄貴分である日村役の西島との共演はこれまでにも多く、二人の息ぴったりのコミカルなやり取りは必見だ。さらに、料理上手の武闘派というトリッキーな男・健一役に池田鉄洋、金髪若手組員・真吉(しんきち)役に佐野和真、切れ者で頭脳派の徹(てつ)役に前田航基。個性豊かな役者たちが、見た目以上に強烈な濃いキャラクターに扮する。

阿岐本組が理事となって再建を図る高校の生徒役には、大注目のフレッシュな3人が集結。学園一の問題児で男勝りな性格のちひろ役に葵わかな。これまでの笑顔いっぱいの葵のイメージを覆すハチャメチャな役で新たな魅力を存分に発揮する。そのほか、ちひろの大ファンでカメラを片手に追いかける佑樹役に葉山奨之、そして、幼なじみのちひろとは対象的に、生徒会に所属する学園の優等生だが、阿岐本組に反抗するダークな一面を覗かせる美咲役を桜井日奈子が演じる。

キャスト コメント

■伊藤淳史(稔役)
本音で面と向かってお互いの感情をぶつけあう。そんな熱いものがたっぷりとつまっていて、本気で笑えて本気で泣ける。いまこの時代にはない、みんなが求めてくれる作品になったと思います。

■葵わかな(ちひろ役)
はじめての役柄で最初は戸惑いましたが、監督と相談しながら、身を任せて飛び込んでいくつもりで撮影にのぞむと、気づけば脚本ではじめにイメージしていたキャラクターと真逆なくらいになっていて、今まで演じさせていただいた役の中でも特に楽しくて好きな役になりました。

■前田航基(徹役)
人情に生きるアツさを少しでも思い出させてくれる、そんな映画になったら良いなと思っています。

■佐野和真(真吉役)
お芝居をしながらも、人のあたたかさ、人情がとても素晴らしいものだと感じました。観たらきっと人にやさしくなれるんじゃないかなと思います。

■池田鉄洋(健一役)
朴訥で不器用な昭和的な人物の格好良さ。高倉健さんや寅さんのような人情味ある、永遠に生き続けられるような日村というキャラクターが、現代の話ですが、きっとどこか懐かしさも感じさせてくれると思います。

■葉山奨之(佑樹役)
こんなにも多彩で個性豊かな色んな世代の方が集まっている現場は珍しかったです。撮影現場はとにかく楽しくて、毎日笑いをこらえるのが大変でした。どこから台詞なのかアドリブなのか、それが分からなくなるくらい掛け合いが面白くて(笑)作品から、現場の面白さが伝わるといいなと思います。

■桜井日奈子(美咲役)
いつも笑いの絶えない現場でした。美咲は闇をかかえている子で、初めて演じる役柄だったのでチャレンジでした。木村監督は現場でのひらめきから演出されることもあるのですが、ベテランキャストの皆様がそれを軽やかに笑いに変えて表現されていて、私は感動していました。クスっときて、じーんとくる楽しい作品です。

『任俠学園』
2019年秋 全国公開
監督:木村ひさし
原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)
脚本:酒井雅秋
出演:西島秀俊 西田敏行 伊藤淳史 葵わかな 葉山奨之 池田鉄洋 佐野和真 前田航基 桜井日奈子
配給:エイベックス・ピクチャーズ

【ストーリー】 困っている人は見過ごせない、義理と人情に厚すぎるヤクザ“阿岐本組”。組長(西田敏行)は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組No.2の日村(西島秀俊)は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだった―。

© 今野 敏 / © 2019 映画「任俠学園」製作委員会