西島秀俊、飲み会では「半分ぐらい覚えていない」、西田敏行は中尾彬の“ねじねじ”イジって会場大爆笑!

昔気質のヤクザ者が、義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院などの経営再建を試みる、累計45万部突破の今野敏による人気小説「任俠」シリーズ。その一作を、西島秀俊と西田敏行のダブル主演で映画化する『任俠学園』が、9月27日に公開初日を迎え、TOHOシネマズ 新宿にて行われた初日舞台挨拶に、西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、中尾彬、木村ひさし監督、原作の今野敏が登壇した。

初日を迎えた西島は、「このメンバーはしょっちゅう集まる、団結力のあるチームだったので、初日を迎えられて胸がいっぱい」と晴々とした笑顔で挨拶した。

「映画を観て一番悔しかったのは西田が歌ってたこと」だという中尾に対して、西田は「私は過去、紅白に3回出てまして、俳優というより歌手といった方が良いのかもしれません」と真顔で言い放ちつつ、「中尾さんは歌う俳優ですけど、私は完全に歌手なんで。ちょっとレベルが違う(笑)」とドヤ顔で中尾を言いくるめて、会場を大爆笑させた。

西田との映画の共演は『アウトレイジ ビヨンド』以来だという中尾は、「50年前にデビューして、お互い良い戦友」と西田を評価。中尾が若手のトップスターだった頃に、芝居を初めたという西田は「俺も早く舞台に立ちたいなあと思ってたら、(中尾が)あっという間に芝居をやめちゃって。その後は、ねじねじばっかり」と中尾のトレードマークであるストールをイジって会場を笑わせた。

映画の内容にちなみ、西田と中尾にお悩みを打ち明ける企画がスタート。「このメンバーで飲んでいると、飲みすぎて半分ぐらい覚えてないことが多い」という西島は、「俺、昨日どうだった? と聞いた方が良いのか、それとも、うやむやに流して次の飲み会に進んだほうが良いのか」という悩みを打ち明けた。西島と何度か酒席を共にしたという西田は「へぺれけになっているのは、分らなかった。しらふのように見えるんだけど、酔ってたのね」と驚いた様子。「実に上手い酔い方」と絶賛し、西島を安心させていた。

『任俠学園』
9月27日(金) 全国公開
監督:木村ひさし
原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)
脚本:酒井雅秋
主題歌:「ツギハギカラフル」東京スカパラダイスオーケストラ
挿入歌:「また逢う日まで」歌:西田敏行 演奏:東京スカパラダイスオーケストラ
出演:西島秀俊 西田敏行 伊藤淳史 葵わかな 葉山奨之 池田鉄洋 佐野和真 前田航基 戸田昌宏 猪野学 加治将樹 川島潤哉 福山翔大 高木ブー 佐藤蛾次郎 桜井日奈子 白竜 光石研 中尾彬 生瀬勝久
配給:エイベックス・ピクチャーズ

【ストーリー】 困っている人は見過ごせない、義理と人情に厚すぎるヤクザ“阿岐本組”。組長(西田敏行)は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組No.2の日村(西島秀俊)は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだった。

© 今野 敏 / © 2019 映画「任俠学園」製作委員会