吉岡里帆、R15+で展開する衝撃のラスト20分に「これは映画館でしか見られない映画。試写室では悲鳴も」

2011年に韓国で230万人を動員した大ヒット映画『ブラインド』を、日本で大胆に脚色した、吉岡里帆が主演、高杉真宙が共演を務めるサスペンス・スリラー『見えない目撃者』が9月20日より公開中。このほど、9月27日に丸の内TOEIにて大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、吉岡里帆、高杉真宙、浅香航大、森淳一監督が登壇した。

公開後、各映画サイトでの高評価レビューをたたき出し、SNSも口コミでも絶賛の声が続々と上がっている本作の大ヒットを受け、吉岡里帆、高杉真宙、浅香航大は、感謝の気持ちを込めて、客席後方からサプライズで現れ、客席からは大きな歓声と拍手が巻き起こった。

まずはMCから、各所での高評価や、SNS上で「序盤からラストまで途絶えない緊張感と演出に鳥肌が立つ」、「邦画スリラーでは久々に大当たり!ぜひ見て欲しい1本」、「吉岡里帆の圧倒的存在感はもちろん、高杉真宙やその他役者陣の見せ場も濃く作り込まれており見ていて気持ちが良かった」、「5回目の鑑賞!吉岡里帆さんを筆頭に高杉真宙さん、浅香航大さん、他の皆さんも素晴らしい演技で最後まで目が離せない面白さ、怖さが強調されがちだけどとても感動するし大好きな作品になりました」といった絶賛コメントが集まっていることついて心境を問うと、吉岡は「嬉しくて、ありがたい気持ちでいっぱいです。ネタバレができないという作品の特性もあって、皆さんの声で良さが広がっていく作品だと思っているので、劇場へ観に来てくださった方がこのように感想を共有してくださって本当に感謝しかないです」と喜びを露わに。高杉は「映画を作っている過程から公開されるまでの間、僕たちもドキドキしながら過ごしているのですが、皆さんの感想からちゃんと観ていただいているということも実感できて、この映画に携われてよかったと改めて思います」と胸いっぱいの様子。浅香は「とっても嬉しいですね。なんだか報われたような気がします」と笑顔でコメント。森監督は「僕も感想を読んでいるんですが、嬉しい反応ばかりで嬉しいです。一般の方の感想は特にダイレクトに伝わってきます」と明かした。

吉岡と高杉は、地元の舞台挨拶に訪れた際に家族に映画を観てもらったようで、吉岡は「京都へ挨拶に行ったときに、家族や昔からの友達まできてくれたんですが、声を揃えて“すごくよかった!”と言ってもらえて嬉しくなりました。家族はあまりにもスリリングで、“(吉岡さん演じるなつめに対し)それ以上踏み込まないで!”と何度も思ったみたいです(笑)」と、あまりの衝撃の展開の数々に家族ならではの反応も飛び出した様子。高杉は「僕の家族はいつも感想を言ってくれないのに、今回は珍しく“おもしろかった!”っと言ってくれたんです。でもよくよく聞いていくと吉岡さんのことばかり褒めていました(笑)」と明かし、会場は和やかな空気に包まれました。

ここで、ネタバレ厳禁とされるラスト20分の衝撃の展開について話題が飛ぶと、吉岡は「最後の20分を観たときに、これは映画館でしか見られない映画だなと思いました。鑑賞した試写室では悲鳴を上げている方がいたり、音が無音になるシーンでは試写室全体も静かになっていて、観ている人たちと一致団結していました」と振り返り、高杉は「台本で展開を知っていても、ラスト20分間は五感が映像に集中していていて、初めての感覚だなと思いました」、浅香は「僕も内容を知っていながらみたのに、あまりの緊迫感にいつ息継ぎしていいのかわからないくらいで、最後まで見ごたえがありました」と、それぞれ緊張感が詰まった展開に圧倒されたとのこと。森監督は「本作は、大勢の観客の方々とともに映画館で観ることでより迫力が増していく作品だと思うので、ぜひとも劇場に足を運んでほしいなと思います」と、スリルたっぷりに仕上げた本作に自信を覗かせた。

最後に、代表して吉岡が「本作のキャンペーンで様々な場所へ訪れては舞台挨拶をさせていただいていて、きっと今回が最終日となるかと思うのですが、皆さんにお会いして、たくさんのお話をすることができて心から楽しかったです。引き続き、ぜひオリジナリティ溢れる言葉で、本作の魅力を広めて、応援してもらえればと思います。今日は足を運んでいただき、そして映画を観ていただき、ありがとうございました!」と、観客への深い感謝を述べ、会場の大きな歓声と拍手に包まれながら舞台挨拶は幕を閉じた。

『見えない目撃者』
9月20日(金)より全国公開中
監督:森淳一
脚本:藤井清美 森淳一
主題歌:みゆな「ユラレル」
出演:吉岡里帆 高杉真宙 大倉孝二 浅香航大 酒向芳 松大航也 國村隼 渡辺大知 栁俊太郎 松田美由紀 田口トモロヲ
配給:東映

【ストーリー】 警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ(吉岡里帆)。そのときの事故が原因で失明し、警察官を諦めた彼女は、弟の死を乗り越えることができずに3年経った今も失意の中にいた。そんなある日、なつめは車の接触事故に遭遇する。その事故現場で車中から聞こえた、助けを求める少女の声から誘拐事件の可能性があると訴えるなつめ。視覚以外の感覚から感じ取った『目撃』情報を警察に提示するも、警察は目の見えないなつめを“目撃者”足り得ないと考え、捜査を打ち切ってしまう。それでも、少女を救いたいと考えるなつめは、事故現場で車に接触したスケボー少年・国崎春馬(高杉真宙)を探し出す。やがて、彼らの必死の捜査により女子高生失踪が関連づけられてゆくのだが、猟奇殺人鬼の魔の手は彼らにも迫ってくる…。

(C)2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ (C)MoonWatcher and N.E.W.