西島秀俊、柴又帝釈天にて善行を告白「トイレをきれいに」

昔気質のヤクザ者が、義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院などの経営再建を試みる、累計45万部突破の今野敏による人気小説「任俠」シリーズ。その一作を、西島秀俊と西田敏行のダブル主演で映画化する『任俠学園』が、9月27日より公開される。このほど、9月17日に柴又帝釈天にてヒット祈願イベントが実施され、キャストの西島秀俊、伊藤淳史、池田鉄洋、佐野和真、前田航基、佐藤蛾次郎、木村ひさし監督が出席した。

ファンの拍手で迎えられ、炎天下の柴又帝釈天に登場した西島らキャスト陣。西島は挨拶で「暑い中、たくさんの方に来ていただいて、こんなに温かく迎えてくれて、非常に感激しております」と笑顔。「こんなに良い天気に大ヒット祈願を帝釈天ですることができて、本当にヒットするんじゃないかという気持ち」と心境を明かすと、ファンから大きな拍手が起こった。

帝釈天でヒット祈願を済ませた西島は「本当に嬉しい。蛾次郎さんともご一緒できて(笑)。『男はつらいよ お帰り寅さん』も12月27日公開ですから(笑)」と、佐藤が出演する作品もアピールすると、佐藤が50年間身につけている腹巻きの話を始めたので、「『任侠学園』の宣伝もしてください(笑)」と苦笑いを浮かべていた。

撮影中はあだ名で呼び合っていたそうで、西島は自ら他のキャスト陣に「秀坊」と呼ばせていたという。対して伊藤は「あっくん」と呼ばれていたそうで、「あっくんと秀坊は割と長く呼び合っている」ことを告白。すると西島は「『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』の頃からね」と、かつての人気ドラマからの呼び名であることを明かしていた。

社会貢献がモットーのヤクザたちが活躍する本作にちなみ、最近の善行を聞かれた西島。「善行ではないかもしれないけど…、変かもしれないけど…」と前置きした西島は、「ロケ先とかスタジオとか、反省会をしているいつもの居酒屋も、トイレをきれいにする」ことを告白。「気になっちゃう。汚れていたら拭いて。癖なんだよな。さっき、ここでもきれいにした」ことを明かすと、「誰だ汚したのは!?」と犯人探しが始まってファンの笑いをとっていた。

『任俠学園』
9月27日(金) 全国公開
監督:木村ひさし
原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)
脚本:酒井雅秋
主題歌:「ツギハギカラフル」東京スカパラダイスオーケストラ
挿入歌:「また逢う日まで」歌:西田敏行 演奏:東京スカパラダイスオーケストラ
出演:西島秀俊 西田敏行 伊藤淳史 葵わかな 葉山奨之 池田鉄洋 佐野和真 前田航基 戸田昌宏 猪野学 加治将樹 川島潤哉 福山翔大 高木ブー 佐藤蛾次郎 桜井日奈子 白竜 光石研 中尾彬 生瀬勝久
配給:エイベックス・ピクチャーズ

【ストーリー】 困っている人は見過ごせない、義理と人情に厚すぎるヤクザ“阿岐本組”。組長(西田敏行)は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組No.2の日村(西島秀俊)は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだった。

© 今野 敏 / © 2019 映画「任俠学園」製作委員会