【全起こし】佐藤玲、渋川清彦との共演に感動「こうやって芝居ができたら…」 映画『高崎グラフィティ。』完成披露試写会レポート 全文掲載

MC:すばらしい。おめでとうございました。それでは萩原さん、オーディションで今回の役を勝ち取ったわけですけど、その時はどんなお気持ちだったんですか?

萩原:僕はもともと、直樹の役で受けていて、最初は直樹のつもりで行ったら、次行った時は優斗に変わっていて、準備のしようがなかったというか、突然変わっちゃったので、わりと自分のまんまで行ったら、後から川島さんに「お前はスカしてた」って言われて(笑)。

川島:そうですね、だいぶ萩原利久って感じで来たので、普段の萩原くんという感じではなくて。「とったるぞオーディション」みたいな感じで来たんで(笑)。

MC:でも、優斗の役ってすごく重要じゃないですか。決まった時はどんなお気持ちでしたか?

萩原:直樹ならまだ自分に近い部分があると思っていたんですけど、優斗は自分の中にないものだと、オーディションの時にも思っていたので。その後、監督とお話した時に、僕の高校時代の話と優斗の中にあるものが似ていたというか、近いものがあったと言っていただいたので、そこから広げていくような感じでした。

MC:監督は萩原さんに優斗を任せようと思った一番の理由というのは。

川島:そうですね、最初に一言目のセリフを聞いた時の声がすごく印象的で、今も声がいいなあと思っていて。オーディションでは高校でのエピソードを聞いたんですよ、どういうクラスの立ち位置で、どういう人達と遊んでいたとか。そこから近い役ではめていったので、利久の話を聞いた時に直樹よりはどっちかというと優斗っぽいなというのがあって、その後に三河を入れて三人でご飯をた食べに行った時も役の話をして。その時にだいぶ納得して役作りに入っていけたかなという感じですね。

萩原:そうですね。そこまで本当に近いと思っていなかったので、なんで優斗なんだろうと思っていたので。コミュニケーションをとっていくことで分からない部分が埋まっていったのかなと思いますね。

MC:はい、ありがとうございます。続きまして、岡野さんにお伺いしたいと思いますが、ご出身が栃木。

岡野:そうです。

MC:今回の撮影が高崎ということで。

岡野:そうなんですよ。県も隣なので、町の雰囲気ですとか、人柄も似ているなと私は思っていて。私は地方に行くとだいたい休みの日にひとりで遊びに行くんですけど、あまりにも地元の雰囲気に似ていて、シャキッとしなかったんですね。仕事に来ている感じがしなくて、これじゃダラケちゃうなと思って、あえて東京に撮休の日は帰ったりとか。珍しいパターンでした今回は。

MC:現場ではどんな思い出がありますか?

岡野:まず、この5人が下の名前で呼び合ってたりするんですけど、それが私には新鮮で、こんなに短期間でギュッと仲良くなって、さっきも控室でワチャワチャしていて、このまま上がっていいんだろうか、私達はみたいな(笑)。ぐらい仲良くなったので、毎日、お祭りみたいな撮影期間で、とっても楽しかったです。