【暴言連発!? 全起こし】町山智浩「“サミュエル・L・ジャクソン対キングコング”みたいな映画(笑)、サミュエルがいかにして”マザー●ァッカー”を言うか!?」に注目!?

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3月25日(土)公開作『キングコング:髑髏島の巨神』の一般向け日本最速試写会が、2月28日(火)都内某所で行われ、怪獣映画に関する本の執筆や、本作の字幕監修を務める映画評論家で在米ジャーナリストの町山智浩が登壇。MCのマフィア梶田と、「町山先生が教えてくれる! 20分でわかる“キングコング”講座」と題したトークショーを行なった。今回はその模様を全文でお届けする。

↓MCのマフィア梶田
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梶田:本日は本編をご覧いただく前に「町山先生が教えてくれる! 20分でわかる“キングコング”講座」と題して、キングコングを観たことがない人、キングコング初心者でも楽しくご覧いただけるように、町山智弘さんをゲストにお招きして、その魅力を解説していただこうと思います。それでは早速お呼びしましょう。映画評論家、在米ジャーナリストの町山智弘さんです。どうぞ。

↓拍手の中登場した町山智弘
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町山:皆さん、よろしくお願いします。
梶田:よろしくお願いします。まずはですね、昨日の第89回アガデミー賞授賞式が行われたということで、町山さんもWOWOWのスタジオゲストとして出演されておりました。ご挨拶も兼ねて、今年のアガデミー賞についてお話しいただけますか。
町山:僕は中継にいたんですけど、大変だったですよ、現場も。
梶田:いろいろあったみたいで。
町山:いきなり作品賞のカンペ作って、「ダメダメダメダメ!」って、その場で作り直して(笑)。テロップとかも全部その場で作り直して、大パニックでしたけども。やりながらWOWOWのスタッフも結構喜んでいて、「こりゃあ話題になるぞー!」とか言って(笑)。
梶田:たくましいですねえ(笑)。
町山:たくましいですねえ(笑)。
梶田:町山さんから見て今年のアカデミー賞はいかがでしたか?
町山:今年のアカデミー賞は、マット・デイモンいじめがすごかったですね(笑)。マット・デイモン自身がプロデュースして自分が出演するはずだった『マンチェスター・バイ・ザ・シー』に、自分の幼なじみのベン・アフレックの弟に譲って(第89回アガデミー賞主演男優賞受賞)、自分は『グレートウォール』に出て大コケっていう(笑)。もう、バカな選択したなっていう。散々いじられてましたね、司会者に(笑)。「万里の長城は怪獣から人類を守るために作られた」ってそんな話聞いたことないし、なぜそこで白人が戦うのかが全然分からない、不思議な映画でしたけども(笑)。

梶田:町山さんは今回、字幕の監修をされているじゃないですか?
町山:すみませんね、本当に。ごめんなさい。
梶田:なんで謝るんですか(笑)?
町山:今回は、みんなに迷惑をかけないようにしました。
梶田:いやいやいや、いい仕事してるじゃないですか?(町山が字幕監修を担当した)『テッド』(’12)の時だって……。
町山:『テッド』は大変だったんですよ。セリフが全部ギャグなんで、それも「アメリカの中年の人にとっての、あるある懐かしネタ」ばっかりだったから、全部それを日本のものに置き換えなければいけなくて。「星一徹」とかセリフに入れたら「ふざけるな!アメリカに星一徹いないだろ!」とか(笑)。そりゃ知ってるけど、しょうがないですよねえ。
梶田:意訳ですもんね?
町山:そうなんですよ。しょうがないですよねえ(笑)。
梶田:『テッド』の時はギャグの翻訳で大変だったと思うんですけど、今回の『キングコング:髑髏島の巨神』とは、また方向性が違うじゃないですか? どんな感じでやられたんですか?
町山:今回ですね、本当に字幕監修としてお金をもらうのが本当に申し訳ないです。4つしか直してません。
梶田:ほお。
町山:決定的に違うなと思ったところを4箇所修正したんですが、意見を出させていただいて。ただ、一箇所だけは、サミュエル・L・ジャクソン好きなら絶対こうして欲しいっていうところなんですけど。
梶田:なるほどなるほど。
町山:今回は、「サミュエル・L・ジャクソン対キングコング」みたいな映画ですんで(笑)。
梶田:言い得て妙ですね(笑)。
町山:サミュエル・L・ジャクソンは、今までヘビと闘ってますよね?(→『スネーク・フライト』(’06)) サメとも闘ってたりするんでけども(→『ディープ・ブルー』(’99))、今回はサルと戦うという。桃太郎みたいな人ですけど(笑)。
梶田:ある意味、「ゴジラ対若大将」みたいな?
町山:そうですね(笑)。サミュエル・L・ジャクソンといえば、名ゼリフがあるんですよ。必ずサミュエル・L・ジャクソンが映画の中で言う。(会場で)分かる方、いらっしゃいますか?
客席から:「マザー●ァッカー」!
町山:ね!(笑)。ですよね!(笑)、でもね、これアメリカで公開する時は、このセリフは入れられないんですよ。「マザー●ァッカー」って入れるといきなりR指定になっちゃうんで(笑)。子供か観られなくなっちゃうんで、「さあどうする⁉」っていうサスペンスなんです。サミュエル・L・ジャクソンがいかにして「マザー●ァッカー」を言うかっていう(笑)。それを言わせないようにする映画会社との戦いが繰り広げられるという(笑)。(会場爆笑)
梶田:熱いですねえ!
町山:その部分の字幕をちょっとやらせていただきました。
梶田:なるほど、あえて4つだけ直したと。その4つが重要なポイントということですよね?
町山:そうですね。サミュエル・L・ジャクソンのマニアにとっては。日本に46人位いるんですけど。僕を含めてですけど(笑)。
梶田:恐らくまだ、字幕の詳細については語れないと思うんですけど、楽しみにしたいところですね。そして、これまで『キングコング』は日本を含めて何度か制作されてきましたけど、今回の作品をご覧になった方は「今までと違う」と言われるんですよね。これまでの怪獣映画と比較して、どういったところが違うと思いますか?
町山:とにかく最初から最後までキングコングが怪獣と戦い続ける映画なんですよ。ラブロマンスとか、緩くなったりすることがなくて、延々と戦い続けるんです(笑)。次から次へと怪獣が出てきて、ずっとクライマックスなんですよ。(会場から「素晴らしい!」の声)
梶田:いま、会場から「素晴らしい」という声が上がりましたけれども(笑)。やっぱり怪獣映画に人間はいらないんだという?
町山:いや、足元で踏み潰されてるだけですから(笑)。あともうひとつは、ベトナム戦争当時のアメリカ軍と、キングコングが戦うという、夢のような形ですね。
梶田:今まで観たことがない人でも楽しめる『キングコング』という風にはなっていると思うんですけども、町山さん的に怪獣映画としてここは見どころっていうところはどこでしょう?
町山:これは「怪獣島」と言われるジャンルで、ある島に行くとそこは怪獣ばっかり住んでいるっていう話が昔からありまして、1933年の『キングコング』第一作目は、そういう話だったんですよ。ただ、途中から、ニューヨークへ行ってしまって、ニューヨークの都市破壊みたいな話になるんですけども。今回は怪獣島で勝ち抜き怪獣合戦みたいなもんで、キングコンクがどんどん怪獣と戦って勝ち上がっていくと。すでに報道されていますが、別のリーグがあるんですね(笑)。
梶田:うんうん……。リーグ戦なんですね?
町山:リーグ戦なんですよ(笑)。“怪獣島リーグ”でキングコングが勝っていく話で、もうひとつのリーグの方は、皆さんもうすでにご存知だと思うんですが、ゴジラですよね。
梶田:まあまあ、そうですよね。
町山:ゴジラはあっちの方のレスラー…じゃなくて(笑)、怪獣たちと戦って、最終的には両リーグのワールドシリーズですよ、最終的には(笑)。それが2020年に、『Godzilla vs. Kong ゴジラvs.キングコング(原題)』という。すごいことになってますよねえ。俺が小学生だったら、頭おかしくなっちゃいますよ(笑)。
梶田:喜びで?
町山:喜びで。のたうち回って(笑)。夜眠れないんで、親に風邪薬とか飲まされちゃって大変だと思いますよ(笑)。

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梶田:それこそ過去にゴジラとキングコングは日本でも戦っていますけど、キングコングは現在、成長期なんですよね?
町山:今回のキングコングは今までのハリウッド版の中でいちばん巨大なんですよ。話によると、まだ中学生くらいって話で(笑)。これからゴジラとの決戦に向かって身体ができていくっていう(笑)。
梶田:身体ができていくにつれて、人間の女性にも興味を持っていくんですかね?
町山:なっていくんでしょうね。それはキングコングの基本なんで。女の子が好きなのはね(笑)。
梶田:しかし怪獣とリーグとは、言い得て妙ですけれども、キングコングとゴジラが闘うということはすでに決定しているじゃないですか? 勝ち抜く怪獣はすでに分かっているとは思うんですけど、その他の怪獣のからみ方も気になってきますよね。
町山:今回ね、出て来る怪獣がね、もともとの1933年版のキングコングに出てくる怪獣が出てくるんですけどね、33年版では本当に一瞬、主人公が崖っぷちで落ちそうになる下からチョロチョロっと出てくる怪獣で、それをここでかなりの主役級で出してくるんで、すごいマニアックなんですけどね。まあ、あんまり説明しませんが。あと、東宝版の『キングコング対ゴジラ』(’62)に出てくる、ある寿司ネタが……(笑)。
梶田:寿司ネタ(笑)、寿司ネタという表現はいいですね(笑)。
町山:ある寿司ネタが出てくるんですけども、それは本当に東宝版の『キングコング対ゴジラ』に対するオマージュとして出て来るんですよ。その辺もすごく細かくいろんな怪獣映画を観ている人が作っている感じですね。
梶田:なるほど。
町山:で、全然関係ないネタとかも入れてきて、もちろん『地獄の黙示録』(’79)対『キングコング』という感じになっているんですけど、全然関係ないスタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』(’63)までブチ込んできて(笑)。どれだけマニアックなんだよ、この監督って思いましたよね(笑)。
梶田:さまざまなオマージュが感じられるシーンがありますけども、そこら辺の見どころとしては、ほかに何かありますか?
町山:あんまり言えないんですけど(笑)、みんな心が小学生になっちゃうと思いますよ(笑)。本当に今日観たら夜眠れなくなったりするっていうね(笑)。

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梶田:日本版ポスターをすでにご覧になられていると思うんですけど、どうですか?
町山:日本の怪獣アーティストの最高峰である開田裕治先生が、全部の怪獣を書いちゃってますからね。ちゃんと寿司ネタも入ってる(笑)。
梶田:そうそう(笑)。寿司ネタがひと目で分かると思うんですけども(笑)。
町山:なんかアメリカのポスターがすごく良くないんですよね……(笑)。地味でね(笑)。で、開田裕治先生が書いたポスターを見て、ほかの国の、ヨーロッパとか各国が、「こっちを使わせろ」ってなっているらしいですよ(笑)。開田裕治先生は怪獣一筋ですからね。
梶田:あそこまでモリモリでイラストを書いてくれると。あ、今ポスターが出てきましたねえ。

↓ポスター登場に会場拍手
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町山:すごいですよね、全部出てきて(笑)。「ネタバレ何するものぞ!」という感じですけど(笑)。
梶田:寿司ネタもちゃんと入ってますね。
町山:クモとかもオリジナルの『キングコング』にもともと出るはずだった、クモの穴に落ちるシーンとかね。ああいうところから引っ張ってきていて、結構マニアックなんですよ。で、さらに怪獣の元祖であるコナン・ドイルの「失われた世界」。
梶田:『ロストワールド』(‘25)ですね
町山:『ロストワールド』もちゃんと入ってますし、竹やぶに入っていくシーンがあって、あれは『ロストワールド』の恐竜世界にあるんですよね。怪獣ものが大好きでしょうがない、どうしようもない監督だなと(笑)。これを作らなかったらどんな人になっていたんだろうと(笑)。中野ブロードウェイで暮らすしかないですよ(会場大爆笑)、本当に(笑)。
梶田:実際、監督は日本のアニメなんかも好きらしくそういった部分から着想を得たような描写もあるようなんですけども。なんか見てとれましたか?
町山:まあ、たくさんあるんですけども、いちばんわかり易いのは、このスカル・クローラーの顔のとこが、見れば分かる通り『エヴァンゲリオン』の使徒ですね。
梶田:確かに。

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町山:それと本人がインタビューで言ってるのが、「カオナシ(『千と千尋の神隠し』(’01)より)もちょっと入ってるよ」と(笑)。そこ引っ張らなくていいんじゃないのと思うところも引っ張ってますけどもね(笑)。
梶田:分からないでもないですけど(笑)。
町山:こいつがめちゃくちゃ気持ち悪いんですよね。
梶田:名前がスカル・クローラー。
町山:はい。もう、勝ち抜き戦ですよ。昔のプロレスのポスターですもんねえ、これね(笑)。
梶田:そうですね(笑)。こういった怪獣が多数登場するものって、怪獣マニアからしたらワクワクの代表格のような作品でしたけれども。久々に復活するということですけど。
町山:久々ですよ。本当にあると思ってましたから。「多々良島」っていう。ウルトラマン(第8話「怪獣無法地帯」 ’96放映)に出てくるんです。
梶田:ピュアですねえ(笑)。
町山:レッドキングが島でいちばん強いんですけど。レッドキングって名前はキングコングが元だからキングなんですよ。
梶田:ほう!
町山:怪獣島の王様ということなんですよ。赤くないのに、なぜかレッドキングですけど(笑)。今回のスカルアイランドというのは33年版『キングコング』に出てくる島なんですけど、原点に戻りつつ怪獣の量を“増し増し”でやるという感じなんですよね(笑)。
梶田:怪獣島ものがこれから先、ムーブメントを巻き起こすのかどうかという点では?
町山:この次が、だって別のリーグがありますから、頂上決戦があるわけですから、東京ドームじゃないですけど。
梶田:キングコング側のリーグ戦は選手が出揃ってますけど、ゴジラ側のリーグ戦の……。
町山:それ、言っていいんですか(笑)。俺が言おうとして、止める役割じゃないの?
(会場笑い)
梶田:いやあ、もう今日のお客さんの反応が気持ちよすぎて、サービスしちゃってもいいかなっていう(笑)。
町山:若干ゴジラリーグの方のラインナップも想像するといいですよね。カマキラス(『ゴジラ』シリーズに登場したカマキリ怪獣)とかね(笑)。ヘドラ(公害をモチーフとした怪獣)でとか、メガヌロン(古代昆虫をモチーフとした怪獣)とかね、そういうのばっかりでどうすんだって思いますけどね。『ガス人間第一号』(’62)とかね。
梶田:それハリウッドが選びます?リーグ戦の選手として(笑)。
町山:うっかりしましたって言えば(笑)。間違ってミニラ(ゴジラの息子)とか入れちゃったとかね。違う、それ三流の選手だからって(笑)。
梶田:ヘドラなんかはテーマが重すぎて、ただ戦わせるわけにはいかないでしょう。
町山:分かんないですよ、リーグ戦やったら、ゴジラリーグでヘドラが優勝しちゃって、「ヘドラ対キングコング」になっちゃったら大変な事態ですからねえ(笑)。
梶田:「自然」対「環境破壊」っていう。
町山:大変なことになりますよ、分かんないですよ、誰が勝つか。この映画だって分かんないですよ。コンディション悪くて、寿司ネタが優勝しちゃったりしたら、大変ですよ(笑)。「ゴジラ対オクトパス」って、誰が観に来るんだよ(笑)。
梶田:どうやって陸上戦に参加するんですか?
町山:分かんないですけど、そういうことが起こりそうになると、なぜか若手が乱入したり、レフリーが殴られて倒れたりしますから。大丈夫ですから(笑)。
梶田:レフリーいるんですか?
町山:レフリーは人間たちですね。
梶田:人間が判断する……?
町山:「ガチ」とか書かれそうになると、「やっていいんですか⁉」みたいな話になりますから(笑)。大の字になってキングコングが寝たりとか、マニアにしか分からない話ですけど(笑)。

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梶田:今回のキャッチコピー、「この島で人類は最弱」と書かれていますけど、今回はベトナム戦争時代の装備の米軍、の一団がキングコングと戦うことになるんですよね。これもある意味、オタク監督らしいというか、観たいものが観られるという。
町山:子供の頃の夢じゃないですか。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズ監督、『GODZILLA ゴジラ』(’14)の監督ですけど、彼は『スター・ウォーズ』をベトナム戦争的にするというのを考えて。ベトナム戦争の写真と『スター・ウォーズ』の写真を自分でコラージュして売り込んだんですって。だから最後の海辺のところで戦闘になるじゃないですか。あれは『地獄の黙示録』の海岸の所の描写をやろうとしたんですよ。この映画も『地獄の黙示録』オマージュなんで。
梶田:『地獄の黙示録』、みんな好きすぎですね(笑)。
町山:みんな好きすぎですね(笑)、会場で『地獄の黙示録』好きな人いますか?(会場の半数が手を挙げ)ほら、みんな好きですから(笑)。みんなワルキューレ(『地獄の黙示録』の劇中で使われた楽曲。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」)を車でかけながら、暴走したりしてる人たちだから(笑)。
梶田:さっき裏で、「どうせ観てないよ」とか言ってましたけど。
町山:ほかのスタッフがね、「今の若い映画ファンは『地獄の黙示録』観てないから」とか言ってたんですけど、みんな観てますから。
梶田:馬鹿にしすぎですよ(笑)。
町山:『ゴジラ』と『地獄の黙示録』とかそういうのばっかり観ていて、どんどんどんどん社会に適応できなくなっていくんですよ(笑)。(会場笑い)
梶田:町山さんのファンはそういう方ばっかりですね。
町山:すみません、本当に(笑)。

梶田:ここまでキングコングの魅力を伺ってきましたけど、最後にここを見逃さないようにという場面と、この作品の面白さを改めてまとめていただければと思うんですけども。
町山:はい、やっぱりそれは言えないですね(笑)。大変なことが起こるんですけど、ただやっぱりベトナム戦争の時の装備と、怪獣が闘うという画を観たとこがないでしょう、誰も。みんなウルトラホーク(『ウルトラセブン』に登場する戦闘機)とか自衛隊と戦っているのは観たことがあると思うんですけども。
梶田:よく観ましたね。
町山:よく観たでしょ。1970年当時のベトナム戦争の装備と、怪獣が戦ったりしたらいったいどうなるのか?っていう、もう夢の映像化ですよ。
梶田:そうですね。サミュエルがどうキングコングに対抗するのか?
町山:はい、サミュエルが。キングコングには顔で勝ってますけどね(笑)。あと、サミュエルの「マザー●ァッカー」がいつ出るか!? スペシウム光線みたいなもんですから(笑)。いつ出るか?でも出したらR指定なんですよ。難しいですよ、これ(笑)。
梶田:出したところで勝てないのはスペシウム光線とちょっと違いますけどね(笑)。
町山:違いますね(笑)。言うだけですけど(笑)。
梶田:はい、ありがとうございました。町山智浩さんでした。盛大な拍手をお贈りください!
(会場拍手)
町山:本当に面白いんで。楽しんでください!

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『キングコング:髑髏島の巨神』
2017年3月25日(土)公開
監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ 出演:トム・ヒドルストン ブリー・ラーソン サミュエル・L・ジャクソン ジョン・グッドマン ジョン・C・ライリー
配給:ワーナー・ブラザース
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