リン・ラムジー監督、ホアキン・フェニックスのサポートに感謝!映画『ビューティフル・デイ』ジャパンプレミアレポート

昨年の第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、ホアキン・フェニックスが男優賞、リン・ラムジーが脚本賞を受賞した映画『ビューティフル・デイ』が6月1日に公開される。これに先立ち、4月17日に新宿バルト9でジャパンプレミアが行われ、リン・ラムジー監督が登壇した。

本作では、アカデミー賞に3度ノミネートされたホアキン・フェニックスが主演を務め、1999年に『ボクと空と麦畑』で鮮烈なデビューを飾り、『モーヴァン』や『少年は残酷な弓を射る』でセンセーションを巻き起こしてきたリン・ラムジー監督が6年ぶりにメガホンを取った。

日本に着いたばかりだというラムジー監督は、「アメリカでのプロモーションで、ニューヨーク、ロス、そしてまたニューヨークに戻るというスケジュールで、一瞬スコットランドに戻ってから日本に参りました」と笑顔で挨拶。

4月6日に公開されたアメリカでの反応は?という質問には「ポジティブなフィードバックをいただいてます。サンダンス映画祭でも素晴らしい反響で、特に音楽には映画を観ながら足踏みをする方もいるくらい、映画に没入していただけた」と予想し得なかった観客の反応を嬉しそうに語った。

あまりインタビューに応えないことで有名なホアキン・フェニックスが、今回様々な場所でコメントを出していることについて「プロモーションにも顔を出してくださって、先週、ロスでの試写会にも来る予定がなかったのに来てくれて、観客の方に『皆さん、来てくれてありがとう。携帯の電源は消してくださいね』と挨拶してくださった(笑)」と試写会でのサプライズを告白。「ホアキンが映画のプロモーションに参加したことを聞いたことがなかったので、とても驚きました」と小さな映画をサポートしてくれるホアキンの優しさに感謝していた。

『ビューティフル・デイ』
6月1日(金)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督・脚本:リン・ラムジー
原作:ジョナサン・エイムズ
音楽:ジョニー・グリーンウッド
出演:ホアキン・フェニックス ジュディス・ロバーツ エカテリーナ・サムソノフ ジョン・ドーマン アレックス・マネット アレッサンドロ・ニヴォラ
配給:クロックワークス

【ストーリー】 トラウマを抱え、暴力を恐れない元軍人のジョーは、行方不明の少女たちを見つけ出すことで報酬を得ながら、年老いた母と暮らしていた。ある日届いた政治家の娘・ニーナを見つけ出すというその依頼は、いつもと何かが違っていた。見つけ出した彼女は、怯える様子もなくまるで空っぽの人形のよう。されるがままジョーに連れ出されるも、突然彼女が目の前でさらわれてしまう。暗澹としながらも平穏だった日常が壊れ、ジョーはある行動を起こすことにする。

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