ガス・ヴァン・サント監督 × ホアキン・フェニックス 風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を描く『ドント・ウォーリー』5月公開決定!

2018年サンダンス映画祭、第68回ベルリン映画祭に正式出品され、ホアキン・フェニックスが主演を務める、ガス・ヴァン・サント監督3年ぶりの最新作『Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot』(原題)が、邦題『ドント・ウォーリー』として、2019年5月に公開されることが決定した。

オレゴン州ポートランド出身の風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を描く本作。2014年に他界したロビン・ウィリアムズは、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の公開時からキャラハンの半生を映画化しようと考えていた。そして当時から監督にと相談を受けていたのが、『エレファント』『ミルク』『永遠の僕たち』を手掛けたガス・ヴァン・サント。ウィリアムズの死後、映画化を決めたヴァン・サントが自ら脚本を書き、企画から20年がたち遂に完成した。

当初キャラハンを演じることを熱望していたウィリアムズの遺志を受け継ぎ、主人公・キャラハンに扮するのはホアキン・フェニックス。彼の仕草、話し方等を研究し見事に演じきっている。このほか、ルーニー・マーラやジョナ・ヒル、ジャック・ブラックが、キャラハンの人生にやさしく寄り添い、世界に背を向けていた彼を支えていく周りの人々を演じる。

ヴァン・サントは本作について「この映画は、ジョン・キャラハン自身が執筆した彼の自伝“Don’t Worry He Won’t Get Far on Foot:The Autobiography of Dangerous Man”を映画化したものだ。キャラハンは僕の住んでいたポートランドでとても有名で、すごいスピードで街を(車椅子で)走り回っていたからね。また『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』に出演してくれたロビン・ウィリアムズは、彼の漫画がとても好きで、ずっと愛読していたんだ。そして、彼が映画化の権利を持っているということをその時に知った。ロビンが、なぜキャラハンにこれほど興味を持ったのかは、彼の友人である俳優クリストファー・リーヴ(※初代スーパーマン、1970年代ジュリアード音楽院時代にルームメイトとなり、それ以来の友人。リーヴも事故により全身麻痺となる)の影響が大きかったようだ。映画を作っていくのは、まるで難しいジクゾーパズルにチャレンジするようなものだよ。本作も例外なくね」とコメントする。

併せて、本作のムビチケカード(前売り券)が12月21日より発売されることが決定した。特典はオリジナルポストカード(数量限定)。詳細は後日、公式サイトにて発表される。

『ドント・ウォーリー』
2019年5月 ヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他全国順次公開
監督・脚本・編集:ガス・ヴァン・サント
出演:ホアキン・フェニックス ジョナ・ヒル ルーニー・マーラ ジャック・ブラック
配給:東京テアトル

【ストーリー】 オレゴン州ポートランド。アルコールに頼りながら日々を過ごしているジョン・キャラハン(ホアキン・フェニックス)は、自動車事故に遭い一命を取り留めるが、胸から下が麻痺し、車いす生活を余儀なくされる。絶望と苛立ちの中、ますます酒に溺れ、周囲とぶつかる自暴自棄な毎日。だが幾つかのきっかけから自分を憐れむことを止め、過去から自由になる強さを得ていく彼は、持ち前の皮肉で辛辣なユーモアを発揮して不自由な手で風刺漫画を描き始める。人生を築き始めた彼のそばにはずっと、彼を好きでい続ける、かけがえのない人たちがいた…。2010年、59歳で他界した世界で一番皮肉屋な風刺漫画家の奇跡の実話。

© 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC