劇団ひとり、『ジョーカー』に「この映画を面白いと言うとコイツわかってるなって思われるで賞」を命名!

孤独だが心優しかった男が“悪のカリスマ”に変貌していく衝撃のドラマを描く、ホアキン・フェニックス主演、ロバート・デ・ニーロ共演のサスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』が、10月4日より日米同時公開される。このほど、9月30日にワーナー・ブラザース試写室にて公開直前イベントが行われ、劇団ひとり、女優・新川優愛、アメコミ映画ライター・杉山すぴ豊が登壇し、本作の魅力を語った。

本作を鑑賞したばかりの観客を前に「メチャクチャ面白かった。生々しくて、途中、実話を基にしているのでは?ジョーカーってどこかにいるんじゃないか?ってのめり込んでしまいました。あまりにも面白かったから事前に観たのに、今日、皆さんともう1回観せてもらいました。恐らく、もう1回観ると思います。細かいことに気づくんですよ」と劇団ひとりが早くも魅力を熱く語ると、新川も「いろんな感情が湧いてきて、観た後に言葉が出なくなりました。フィクションだとわかっていても、社会を映していると感じました」と感想を語った。さらに杉山も「ジョーカーは人間の心を狂わせるキャラクター。自分の正義を持って観ないと取り込まれそうになってしまうくらい魅力的でした」とアメコミ映画のジャンルを超えたドラマ性の高い作品であると絶賛した。

これまでにも、ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレッド・レトなど様々な名優たちがこの“悪のカリスマ”を演じてきたが、「これまでのジョーカーのイメージは、イカれた野郎だと思いますが、そこになるまでには、母親思いで、子ども好きで、人を笑わせることも好きなアーサーなので、観ているとジョーカーに同情してしまいました」と劇団ひとりは本作の鑑賞前後でイメージが一変したという。新川も劇団ひとりの意見に同意し、「ジョーカーになってしまってから、やってしまうことは、大賛成はできないが、それまでの経緯を知ると、アーサーも人間なんだなと思いました」と女性でも観られる人間ドラマの魅力を語った。

ここで、「もっと本作の魅力を知りたい」と意気込む劇団ひとりと新川からの質問に、トッド・フィリップス監督とアーサー=ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスが答えるインタビュー映像が上映された。劇団ひとりからの「ホアキン・フェニックスが演じたジョーカーが背中で語る演技が、印象的でした」という感想に対して、監督が「ベンチのシーンは計画していたわけではなかった。ホアキンが演技を始めたので、どう撮ろうかと考えたんだ。そして最も美しいと思うアングルに決めた。映し出されたのは、CGなしで24キロ減量したホアキンの姿だった。僕はそれを美しいと思ったよ」と答えると「身体の1/4位削っちゃったってことですよね?CGを使っているのでは?と思うほどの肩甲骨でした。今後、役作りのために『6キロ痩せました!』とかは言いにくくなっちゃいますよね」とストイックな役作りを絶賛しつつ、会場の笑いを誘った。続けて、「あと、驚いたのはハリウッドだから、細かくカット割りを決めているんだろうなと思っていたけど、現場に入ってからお芝居観て、現場でここから撮ろうと決めていたなんて意外でした」と劇団ひとりはクリエイターとしての視点で語った。そして新川も「背中だけでああいった空気を表現できるのは、表現者としてすごいことだなと感じました」とホアキンの役作り及び、表現力を絶賛した。

続いて新川の「観客にはどう感じてもらいたいですか?」という質問に、ホアキンが「観た人がそれぞれ違う反応をしているんだ。同情する人もいるし、彼の動機を理解する人もいる。逆に彼はあの行動で人を拒んでいると感じる人もいる。僕はその両方の感情が正しいと思うんだ。この映画に対する見方は無数にある。観客は自分なりの解釈をすることを委ねられている」と答えると、「少し丸くなられていたので、体重が少し戻ったのだなと安心しました」と笑顔を見せつつ、「自分がお芝居させていただくと『この役はこうだからこう観てほしい』と自我が出てしまう部分が私にはあるのですが、観る人によって想いや感想が違うということを委ねてくれるのは観る方ものめりこめる作品だなと思いました」コメントした。

世界の映画関係者が「本年度アカデミー賞最有力」と絶賛と注目を浴びせている本作について、一足先にオリジナルの賞の命名を依頼されると、劇団ひとりは、「この映画を『面白い』っていうと『わかってるな』って思われると思いますね。ポスターを部屋に貼りたいし、何より誰かと一緒に共有したくなる」といい、“この映画を面白いと言うとコイツわかってるなって思われるで賞”を命名。新川は「ジョーカーのメイクがあまりに生々しくて、気になってしまいました」といい、“ジョーカーのメイク時間は、何時間で賞か?”と質問形式の回答をし、思わず劇団ひとりから突っ込みが入る一幕も。そして、杉山は「まずは、善と悪が描かれているから、1回目は一人で観て考えて、2回目は映画ファンと、そして、3回目は、アメコミファンと観たくなる作品」といい“3回観ま賞”という賞を授与したいと絶賛。そんな杉山に劇団ひとりは「歴代ジョーカーを観てきたアメコミファンから観ると、このジョーカーはどう見えますか?」と問いかけ、杉山は「ジョーカーは、線が細いイメージだから、ホアキンが演じたこのジョーカーが一番ですね。そして、こんなに笑っているジョーカーは今までいなかった。そして何より美しいですよね」と話が尽きない様子で、イベントは幕を閉じた。

『ジョーカー』
10月4日(金) 全国ロードショー
監督・製作・共同脚本:トッド・フィリップス
共同脚本:スコット・シルバー
出演:ホアキン・フェニックス ロバート・デ・ニーロ
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる“悪のカリスマ”ジョーカーに変貌したのか?切なくも衝撃の真実が明かされる!

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