イタリア発の痛快な風刺コメディ『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』5月公開決定!ポスタービジュアル&予告編

ゴールデンウィークに毎年恒例となった「イタリア映画祭」で昨年上映され、大好評を博した『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』が、5月26日より公開されることが決定した。併せて、本作のポスタービジュアルと予告編がお披露目となった。

★メインビジュアル(小)

本作は、2009年にギリシャから始まった欧州危機の不況により、学究の道を断たれた研究者たちが、その頭脳を使って社会を欺く、イタリア発の痛快な風刺コメディ。一発逆転のチャンスを狙い合法ドラッグを製造し逮捕された神経生物学者ピエトロは、犯罪履歴の帳消しと引き換えに警察の捜査に協力し、かつて合法ドラッグを一緒に製造していたメンバーをもう一度集め、社会にはびこる“スマートドラッグ”の蔓延を防ぐミッションをこなしていく。

本作の前日譚『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』(「Viva!イタリア Vol.4」で6月23日より上映)は、理系学者が高純度の合法ドラッグを製造し、ひと儲けを企む素人犯罪集団を組織する軽妙なストーリーで、イタリア版『オーシャンズ』シリーズや大ヒットテレビシリーズ「ブレイキング・バッド」との呼び声も高く、スマッシュヒットを記録した。

監督を務めたのは、シドニー・シビリア。社会の片隅に追いやられている人々と現代社会の抱えている問題を、ユーモアと皮肉を込めてコメディへ昇華させた。自身も映像分野でキャリアを積みながらアルバイトで生計をたてていた世代のひとりであり、彼ならではの視点で描き出した。主人公の神経生物学者ピエトロ・ズィンニを演じるのは、日本での大ヒットも記憶に新しい『おとなの事情』のエドアルド・レオ。また、イタリア映画界を代表する名匠マルコ・ベロッキオ、パオロ・ヴィルズィからも厚い信頼を得てきたルイジ・ロ・カーショが出演する。

予告編は、エドアルド・レオとルイジ・ロ・カーショが列車上で繰り広げるスタントなしの格闘シーンに加え、個性的な10人のインテリ教授たちの目まぐるしい会話のやり取りが収められており、スピード感満載の仕上がりとなっている。

『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』
5月26日(土)、Bunkamura ル・シネマ他全国ロードショー
監督・原案・脚本:シドニー・シビリア
出演:エドアルド・レオ ルイジ・ロ・カーショ ステファノ・フレージ グレタ・スカラノ ヴァレリア・ソラリーノ
配給:シンカ

【ストーリー】 大学を追われた神経生物学者のピエトロ・ズィンニ(エドアルド・レオ)は、仲間と合法ドラッグ製造でひと儲けを企むも逮捕され服役していた。世間では新しいドラッグが蔓延し、摘発に手を焼いていたパオラ・コレッティ警部(グレタ・スカラノ)は犯罪履歴の帳消しと引き換えに彼に捜査の協力を持ちかける。かくしてピエトロは国内外ばらばらになった研究者仲間を再び結集し、事件解決のため奔走するがー。

©2017 groenlandia srl /fandango srl