『ランボー』インドリメイクで主演と監督がコメント! スタローンも応援!!

18582081_1329732613748073_292663021535930712_n
↑インドリメイク版『ランボー』のポスター

Deadline

シルヴェスター・スタローン主演で1982年に映画化された『ランボー』が、インドでリメイクされることが先日カンヌ国際映画祭で発表されたが、それを受け監督のシッダース・アナンドと主演のタイガー・シュロフがインタビューに応じた。Deadlineが伝えている。

監督のアナンドは、『ランボー』の“高い”リメイクの権利を積極的に得ようとし、挑戦したと言う。なぜなら、「非常に忠実な、象徴的なアクションヒーローというキャラクターをインドで確立することがとても大切なことだからだ。これはここ20~25年の間、インド映画のシナリオから欠けていたものだ。私たちは穏やかなロマンス映画や社会的な映画、人生ドラマなどの映画ばかり作ってきた。私たちは自分たちが見て育ってきたような、真の低俗なアクション映画から距離を置いてきていたんだ」と語った。

アナンドはこの映画に関われることは“名誉”だと思うし、シュロフをキャストに迎えたことは“とても自然なこと”だったと言う。シュロフについて「彼が代表するジャンルにおいて、インドでは敵がいない」と称える。

主演のシュロフは武道の経験があり、多くのアクション映画で活躍している。シュロフは「監督はスタローンのオーラや人間性、そしてボディ・ランゲージを絶賛している。彼はこのキャラクターを独特なものにしてくれた。そして私がランボーを演じるときには、その特徴を何ひとつなくしたくはないんだ。でも同時に自分たちらしさも入れたい。真似はしたくないんだ」と語った。

物語は、最後まで生き残ったインド陸軍の秘密部隊のエリートが、帰郷すると自分の故郷で戦争が起こっていることを知り、危険なジャングルや凍てつくようなヒマラヤ山脈に突入して、戦争による混乱と破壊行為を鎮めようとするという話になるようだ。

スタローンは自身のインスタグラムで、「私は、若いアーティストたちが夢を叶えるという滅多にないチャンスを手に入れるといつも本当に興奮するんだ。アイ・オブ・ザ・タイガー(『ロッキー3』の主題歌)! 全身全霊を込めて作品に打ち込んでくれるだろう。あきらめるな、若者たち!」とメッセージを贈った。

『ランボー』のインドリメイク版は、主な撮影を来年の2月から始め、2018年後半の公開を目指している。