世界的に有名なネットミームに日本独自の解釈を加え、なすすべなく人々が死んでいく描写を通して、昨今のコロナ禍の惨状を風刺した全く新しいスリラー映画『THIS MAN』が、初夏に公開されることが決定した。併せて、ティザービジュアルが披露された。
2006年頃、夢の中で、眉がつながった奇妙な風貌の男と出会ったという女性患者がニューヨークの精神科で多発。彼女らの証言を基にモンタージュ写真を作成し、ネット上に公開したところ、ニューヨークに限らず、ロサンゼルス、ベルリン、サンパウロなど世界各国で夢を見たという証言が多数寄せられ、その数は2000人を超えた。謎の男は「THIS MAN」と呼ばれた。何が目的で人々の夢に現れているのかは未だに解明されていない…という都市伝説。本作は、この世界で最も不可解で不気味な都市伝説の、初の映画化作品となる。
W主演を務めるのは、グラビアで活躍しながらも、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」など女優として活躍する出口亜梨沙と、「仮面ライダーW」で人気を博し、その後もドラマ、映画、舞台で幅広く活躍する木ノ本嶺浩。監督・脚本には医学系研究分野出身という経歴を持ちながら、『わたしの魔境』で、世界11か国の国際映画祭で受賞した、天野友二朗。
ティザービジュアルは、薄暗いグレー色に厚いもやがかかっているような背景。その中から眉のつながった奇妙な風貌の男の顔が浮かび上がり、こちらを見ている様子が切り取られている。さらに、「この男、見たら死ぬ」という衝撃的な文字が、さらに恐怖を煽る。薄暗い中にモヤモヤと白い雲のようなものが広がっており、「EVER DREAM THIS MAN?」という文言から、まるで夢の中で何か得体の知れない恐怖が迫ってくる…そんな不気味な雰囲気が漂うビジュアルとなっている。
『THIS MAN』
2024年初夏 新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本・編集:天野友二朗
出演:出口亜梨沙 木ノ本嶺浩 鈴木美羽 小原徳子 茜屋日海夏 校條拳太朗 般若 アキラ100% 中山功太 津田寛治 渡辺哲
配給:アルバトロス・フィルム
【ストーリー】 舞台はある田舎町。町では、連続変死事件が発生していた。被害者の共通点は、生前、眉のつながった奇妙な風貌の男を夢の中で見ていたことだった。夢の中に出てきた男は「あの男」と呼ばれ、人々を恐怖に陥れていた。そんな中、八坂華は、夫の義男と娘の愛とともに、幸せに暮らしていた。しかし、「あの男」による被害が拡大し、徐々に華の身近にも危険が迫る。やがて華は究極の選択を突きつけられる。果たして華が取った行動とは?史上最悪の結末が、今幕を開ける。
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