中川翔子「子どもは“自分らしさ”を表現する才能がある」谷川俊太郎ら著名人絶賛!『ゆめパのじかん』予告編

神奈川県川崎市高津区にある子どものための遊び場「川崎市子ども夢パーク」を舞台にしたドキュメンタリー映画『ゆめパのじかん』が、7月9日より公開される。このほど、各界著名人より、本作を絶賛するコメントが寄せられ、併せて、予告編がお披露目となった。

神奈川県川崎市高津区にある子どものための遊び場「川崎市子ども夢パーク」(以下、「ゆめパ」)は子どもたちみんなの遊び場。約1万㎡の広大な敷地には、子どもたちの「やってみたい」が満載。手作りの遊具で思いっきり遊ぶ子どもたち。一緒にどろんこになっている親子。くるくると踊る子。小さな子どもを連れた自主保育のグループ。ゆめパにはいつも子どもと子どもに関わる大人が集う。ゆめパの一角には「フリースペースえん」があり、学校に行っていない子どもたちが自分の「好き」をあたためている。安心して、ありのままの自分で過ごせる場所で、虫や鳥を観察したり、木工細工に熱中したり、ゴロゴロ休息したり。でも、時には学校や勉強のことが気になる子も…。新しい春を前に、一人の子が自身の将来を考え始め…。本作は、子どもも大人もみんなが作り手となって生み出される「居場所の力」と、時に悩みながらも、自ら考え歩もうとする「子どもの力」を描き出したドキュメンタリー。

予告編では、シンガーソングライター・児玉奈央の穏やかな楽曲と声に合わせて、ゆめパでのびのびと過ごす子どもたちの姿が映し出される。高いところから飛び降りたり、自転車で競いあったり、虫探しや焚き火、工具を使っての家づくりをしたり。こどもたちの「やってみたい」を大切にするゆめパで、様々なことにチャレンジし、失敗もしながらたくさんのことを学んでいく子どもたち。そこには学校に行っていない子どもたちの姿もある。「勉強は嫌いじゃない」「玄関まではいけても、学校には行けないってなる」と語る子どもたちは、ゆめパの一角にある「フリースペースえん」に通う。学ぶこと、休息すること、人と共にあること。その輝きも揺らぎも、子どもたちのかけがえのない“じかん”を切り取った本映像は、きっと大人たちにも大切なものを思い起こさせてくれるだろう。

▼著名人 絶賛コメント

■中川翔子(歌手・タレント)
子どもは“好き”を見つけ、“自分らしさ”を表現する才能があると改めて感じました。『ゆめパのじかん』では、その才能を最大限に発揮し、大人にはない行動力を爆発させている、子どもたちの輝く瞬間をリアルに映し出しています。周りと同じである必要なんてなく、自分らしさを持つことが大切だということを子どもたちが教えてくれました。年齢問わず、多くの方にこの作品を観ていただきたいです。

■谷川俊太郎(詩人)
未来はひとりひとりの手作りの希望からしか生まれない。

■浅田さかえ(映画『屋根の上に吹く風は』監督)
子どもが無心にアリを追っている。泥んこになって、宙を飛び、風と一緒に踊っている。なんて豊かな時間だろう。自分の居場所と出会えた子どもは幸せだ。そこには子どもと真摯に向き合い、葛藤しながら面白がりながら、見守り続ける大人がいる。そうしてのびのびと、いきいきと、ありのままの“子ども”が輝き出す。“ゆめパ”だけじゃなくて、学校も、家庭も子どもが安心できる居場所がもっとたくさんあるといい。これからの世界を作るのは子どもたちだから。

■太田直子(映画『月あかりの下で』監督)
遊びと学びを、子どもたちの手に取り戻そう!土と廃材と火と水と自然と仲間たち、見守る大人。小さな手が働きかければ何でもできる。ワクワクドキドキが止まらない。子どもたちは全身をつかって考え、育つ。それぞれの時間で。子どもたちが主人公になれる場所、もっとあちこちにつくれるんじゃない?子どもの中にあるキラキラ光る原石。それを育むことの大切さを大人が考える時間を、この映画は与えてくれた。大人たち、Are you ready?

■喜多明人(川崎市子どもの権利条例作成委員会座長/早稲田大学名誉教授)
おとなの期待感に押しつぶされそうな子どもたち。そんな子どもが自分をとりもどすための時間と空間、それが“ゆめパのじかん”。やる気、本気が満ち溢れ、目の色を変えて遊びまわる子どもたち。おとなもつられて元気に。こども夢横丁でお店を造る子どもたち、やるじゃん!子どもには力があるのだ。無いのは力を発揮する機会。そう、それが“子どもの権利を大切にするまち”、かわさきなのだ。

■北村年子(ノンフィクションライター/ホームレス問題の授業づくり全国ネット代表理事)
「生きる力を育む」という「生きる力」とは?突きつめれば「自らを死なせない力」だと私は思っている。日本の子どもたちが命を絶つ理由の一番は、今なお学校問題。「学校に行かないとダメになる。生きていけない」という誤った通念。その呪縛を、ゆめパの「ありのままの自分を生きられる時間」の中で、子どもたちはゆっくり、ゆっくり、解いていく。寄りそいながらも大人は「手出しはしない」「強制はしない」。安心と自律心を育んでいく。淡々と過ぎていくようで、気がつくと個性あふれる子どもらの魅力にハマって別れ難くなっている。優しい映画。みんなに観てほしい。

■キニマンス塚本ニキ(ラジオパーソナリティ・翻訳家)
大人の都合で完成できなかった秘密基地。笑われるのが嫌でやめてしまった好きなこと。そんな子供時代の記憶と折り合いをつけながら数十年経った今でもゆっくりと自分を育て直している。ゆめパでの日々を追体験しながら、あの頃の自分が欲しかった(そして今でも探している)居場所が存在している事を思うだけで、なんだかちょっと救われる気持ち。

■汐見稔幸(教育学者/東京大学名誉教授/白梅学園大学名誉学長)
大人が子どもを深く信じるということが醸し出す、なんとなく温かく、なんとなく柔らかい、どこか無理のない雰囲気を感じた。歩みつつ悩む、悩みつつ歩む、その人生の歩き方にじっくりとつきあって、つきあう方も不安をいっぱい感じながら、でも子どもたちを信じる、信じ続けようとする、それがゆめパのスタンスなのでしょう。このスタンスは、ゆめパだけでなく、子どもの育てにかかわるすべての人間が持つものだと思います。

■柴田愛子(「りんごの木」代表/保育者)
いい映画でした。子どもが普通で、自分らしくて、こういう子どものままでいられる時間や場所がなんでなくなってしまったんでしょう。子どもがちゃんと自分で育っていくことを、ちゃんと感じ考えていることを、私達よりちゃんと意欲的に生きていることをおとなは知らなすぎます。お節介は控えめにして、子どもを信じましょうという映画です。

■荘保共子(認定NPO法人こどもの里 理事長)
ゆったり、ほっこり、やさしい、柔らかい気持ちに心がいっぱいになった。子どもを、もっともっと信じたくなった。信じていいんだ。子どもがやりたいと思うこと、邪魔したらあかん。子どもは、自分でその「とき」を生きている。「うまれてきて良かった」と感じ、思えるために。この世に生まれ、生まれおちたその場で、子どもは惜しみなく自分の「生きる力」で生きている。「居場所の力」と「子どもの力」とゆったりと流れる「じかんの力」。子どもを信じる大人がいっぱい増えればいいのにね。

■武田信子(一般社団法人ジェイス代表理事)
大人が幸せそうでない国では、子どもは大人が歩いたレールと同じレールを歩きたくない。我慢した先に幸せが見えないのに、普通に生きろってなんで言えるんだろう。どうして頑張れって言えるんだろう。子どもたちは、もっといい人生を歩みたいと叫んでいる。新しい時代を作ろうとしている。闘うのって面倒くさい。でも子どもたちは、日本のあたり前と闘っている。…闘う子どもたちを支えるコミュニティの映画です。

■武田緑(教育ファシリテーター/School Voice Project呼びかけ人)
子どもの楽園みたいなゆめパで過ごす子たちだって、“学校に行かないこと”への世間のまなざしから、解き放たれているわけではない。それでも、ここで思いきり遊んで、たくさん考えて、自分の道を探す子どもたちは、たくましくってカッコいい。そして、とても愛おしい。“思いきり遊べること”も、“ちゃんと悩めること”も保障してくれるゆめパは、素敵な居場所に違いないけれど、本当は私たちは「ゆめパはすごい」などと言っている場合ではないのだ。“ゆめパのじかん”は、すべての子どもに、必要なのだから。

■永田佳之(聖心女子大学 現代教養学部 教授、グローバル共生研究所 副所長)
未来の学びについて謳ったユネスコの「ESD(持続可能な開発)に関するベルリン宣言」には、次のように強調されています。《これからの時代は、子ども達が〈生きることを学び、学ぶことを生きる〉-そんな学びが実現されなくてはならない。》『ゆめパのじかん』は未来の学びを考えるヒントがたくさん散りばめられている映画。暮らしと学びを分け隔てないで生きる素敵な子ども達と出会えます!

■深爪(エッセイスト)
「子どもは自分で考えて決断することができない庇護すべきか弱いイキモノである。だから、我々オトナは彼らを守り、教え、“正しい道”に導かなければならない」。『ゆめパのじかん』を観た後はそんな思い込みがきっと一掃されてしまうだろう。無気力で勉強嫌いと思われがちな不登校児のイメージも変わるかもしれない。

■望月優大(ライター)
椅子ができたり、鳥が生まれたり、砂粒の光が浮かび上がったり。そのたびになんだかわからない感動みたいなものが何度も何度も押し寄せてきた。真剣に生きられるってすごいことだ。転んでもいい時間を生きられるってとてもすごいことだ。

■山野良一(沖縄大学福祉文化学科教員/「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク世話人)
ユメパの子どもたちはなんでもありで「遊び」にする。危険も汚れもやり過ぎも格闘もある。その「遊び」には、「ガッコ」や「シャカイ」が固執しがちな、「何かのため」と(学びや育ちのためとか)いうりっぱな目的はほとんど付随していない。でも、仲間と大人がいて、しんどい過去や生活や不安もいっぱいあった。子どもたちはココ(ユメパ)で息を吹き返し未来に向かおうとする。この映画は「遊び」とそれを基盤にした「再生」の物語だと思った。

■湯浅誠(社会活動家・東京大学 特任教授/認定NPO法人全国こども食堂支援センター/むすびえ 理事長)
子どもたちの目つき・顔つきに感動した。ここでは、他人から夢を与えられなくても、自分で自分の夢を見れる人間、暑いのか寒いのか、自分で体温調節できる人間が育っている。

『ゆめパのじかん』
2022年7月9日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開
監督・撮影:重江良樹
構成・プロデューサー:大澤一生
配給:ノンデライコ

【作品概要】 「ゆめパ」は子どもたちみんなの遊び場。約1万㎡の広大な敷地には、子どもたちの「やってみたい」がたくさん詰まっている。手作りの遊具で思いっきり遊ぶ子どもたち。一緒にどろんこになっている親子。くるくると踊る子。小さな子どもを連れた自主保育のグループ。ゆめパにはいつも子どもと子どもに関わる大人が集う。ゆめパの一角には「フリースペースえん」があり、学校に行っていない子どもたちが自分の「好き」をあたためている。安心して、ありのままの自分で過ごせる場所で、虫や鳥を観察したり、木工細工に熱中したり、ゴロゴロ休息したり。でも、時には学校や勉強のことが気になる子も…。新しい春を前に、一人の子が自身の将来を考え始め…。子どもも大人もみんなが作り手となって生み出される「居場所の力」と、時に悩みながらも、自ら考え歩もうとする「子どもの力」を描き出したドキュメンタリー。

©️ガーラフィルム/ノンデライコ