川崎市高津区にある子どものための遊び場「川崎市子ども夢パーク」を舞台にしたドキュメンタリー『ゆめパのじかん』7月公開!

神奈川県川崎市高津区にある子どものための遊び場「川崎市子ども夢パーク」を舞台にしたドキュメンタリー映画『ゆめパのじかん』が、7月に公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

神奈川県川崎市高津区にある子どものための遊び場「川崎市子ども夢パーク」(以下、「ゆめパ」)は子どもたちみんなの遊び場。約1万㎡の広大な敷地には、子どもたちの「やってみたい」が満載。手作りの遊具で思いっきり遊ぶ子どもたち。一緒にどろんこになっている親子。くるくると踊る子。小さな子どもを連れた自主保育のグループ。ゆめパにはいつも子どもと子どもに関わる大人が集う。ゆめパの一角には「フリースペースえん」があり、学校に行っていない子どもたちが自分の「好き」をあたためている。安心して、ありのままの自分で過ごせる場所で、虫や鳥を観察したり、木工細工に熱中したり、ゴロゴロ休息したり。でも、時には学校や勉強のことが気になる子も…。新しい春を前に、一人の子が自身の将来を考え始め…。本作は、子どもも大人もみんなが作り手となって生み出される「居場所の力」と、時に悩みながらも、自ら考え歩もうとする「子どもの力」を描き出したドキュメンタリー。

2020年度の日本の児童や生徒の自殺者数は初めて400人を超え、小中学生の不登校児はおよそ20万人となった。社会環境の大きな変化に大人たちが戸惑い、不安を感じている時こそ必要となる“子どもの居場所”。本作の撮影中、2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大により全国の学校が一斉休校となった時もゆめパは子どもたちを受け入れ続けた。家庭でもない、学校でもない、第3の子どもの居場所を公設民営で運営する先進的なモデルとして、全国の自治体から注目を集めるゆめパの日々を3年にわたり撮影したのは、『さとにきたらええやん』の重江良樹監督。そしてプロデューサーは『さとにたらええやん』『隣る人』の大澤一生、音楽とナレーションは、あたたかな声が魅力のシンガーソングライター・児玉奈央が務める。

遊ぶこと、学ぶこと、休息すること、人と共にあること。その輝きも揺らぎも、子どもたちのかけがえのない“じかん”はきっと大人たちにも大切なものを思い起こさせてくれるだろう。

■重江良樹(監督) コメント
ゆめパで過ごす子どもたちが、何者にも邪魔されず思いっきり自由に過ごせる豊かな「じかん」。そうした抑圧の無い「じかん」の中で、子どもは様々なことを感じ、考え、育っていくのだと思います。安心安全な場で伸び伸び過ごし、安らぎ、挑戦し、そして何もしないこと(休息)も許されるゆめパのような場が、居場所や信頼できる他者を必要とする、全ての子どもたちに在るよう、また社会全体にこのような「子どもの命を守る場」が拡がるよう願いを込めて映画のタイトルを『ゆめパのじかん』としました。観た人が「こんな場所いいよね、必要だよね」と思ってくれるのが一番ですし、今を生きている子どもたちの「じかん」を本作から感じ、ご自身の大切な「じかん」についても意識してもらえれば嬉しいです。

『ゆめパのじかん』
2022年7月 ポレポレ東中野ほか全国順次公開
監督・撮影:重江良樹
構成・プロデューサー:大澤一生
配給:ノンデライコ

【作品概要】 「ゆめパ」は子どもたちみんなの遊び場。約1万㎡の広大な敷地には、子どもたちの「やってみたい」がたくさん詰まっている。手作りの遊具で思いっきり遊ぶ子どもたち。一緒にどろんこになっている親子。くるくると踊る子。小さな子どもを連れた自主保育のグループ。ゆめパにはいつも子どもと子どもに関わる大人が集う。ゆめパの一角には「フリースペースえん」があり、学校に行っていない子どもたちが自分の「好き」をあたためている。安心して、ありのままの自分で過ごせる場所で、虫や鳥を観察したり、木工細工に熱中したり、ゴロゴロ休息したり。でも、時には学校や勉強のことが気になる子も…。新しい春を前に、一人の子が自身の将来を考え始め…。子どもも大人もみんなが作り手となって生み出される「居場所の力」と、時に悩みながらも、自ら考え歩もうとする「子どもの力」を描き出したドキュメンタリー。

©️ガーラフィルム/ノンデライコ