糸井重里「今の世界と逆の世界が本作にはある」保育園児たちの“対話”を映す『こどもかいぎ』7月公開!

累計100万人を動員したドキュメンタリー映画 『うまれる』シリーズを生み出した監督・豪田トモとメインスタッフが再集結したドキュメンタリー『こどもかいぎ』が、7月に公開されることが決定した。併せて、キービジュアルがお披露目となり、ナレーションを担当した糸井重里と、監督の豪田トモよりコメントも寄せられた。

本作のテーマは「対話」。ロシア・ウクライナの情勢や、長引く新型コロナウィルスなど、世界中が不安の渦に巻き込まれる今、大人はきちんと「対話」ができるのか?子どもたちの声を聞けるのか?正解のない現代社会で、人とのつながりや対話が一層重要になっている今、子どもたちの声に耳を傾け、子どもたちの目線に立って世界を見ることが、実は社会が抱える様々な課題を解決するヒントになるのではないか、そんな思いから本作が誕生した。

子どもたちから繰り広げられる奇想天外な発想と、まっすぐな言葉には、思わず笑い、時にハッとさせられる。舞台となるのは、多くの子どもたちが社会生活の第一歩を踏む出す場所、“保育園”。いつも全力で、まっすぐな子どもたちは、そこで何を考え、無限の可能性をどのように伸ばしていくのか。様々なテーマで、輪になって話し合う“こどもかいぎ”の中で、自分の想いを一生懸命に言葉にする子どもたち。「こたえのない」人生をテーマに、時には喧嘩をしながら、「対話」の中から他者への配慮や優しさを学んでいく。

「どうして生まれてきたんだろう?」、「話し合えばいいのに、どうして戦争するの?」、「ぼくは人類を増やしたいと思って生まれてきたんだ!」。“こどもかいぎ”の議題は、子どもらしい可愛い疑問から、人生哲学的なテーマなど、なんでもOK。その上、疑問に対する答えが見つからなくても問題ではない。大切なのは思うことを言葉にして「対話」することだと教えてくれる。また喧嘩になった時も、感情的にならずお互いが不満に思うことを言葉で伝える場=「ピーステーブル」など、コミュニケーションの原点を子どもたちの日常の中から学べる。家族、友達、パートナー、それぞれの“大切な人”を理解するために、大人たちは本作を通じて“対話”の原点を見直してみるのはいかがだろうか?相手を理解することで、他者への優しさが生まれるはず。虐待、いじめ、自殺から子どもを救うのは、「対話」かもしれない。

ナレーションは、人と人を繋ぐ言葉の魔術師・糸井重里が担当。包み込むような優しい声が本作の魅力を伝える。主題歌はゴダイゴの名曲「ビューティフル・ネーム」。子どもたちの輝かしい未来を期待させるエンディングになっている。

■糸井重里(ナレーション) コメント
弱点を言い合ってる、そんな今の世界と逆の世界が『こどもかいぎ』にはある。ね。

■豪田トモ(監督) コメント
子どもたちの「かいぎ」は、カメラが揺れてしまうほど面白かった。でも、そんな笑いの中から、「対話」が子どもたちのたくさんの力を伸ばし、いじめや不登校、虐待など、彼らを取り巻く社会問題の解決につながることを確信した。正解の見えない社会で、大人が残せるものは、こたえではなく、こたえの導き方なのだと教えてもらった。

▼著名人 絶賛コメント

■ヨシタケシンスケ(絵本作家)
世界中の子どもたちに、称賛とため息を送りたくなる。育児に、保育に、教育に携わる世界中の大人たちに、おいしいものを届けたくなる。

■SHELLY(タレント)
ケンカが起きた時には本人同士で話し合いをすることでコミュニケーション能力を育てる。親として参考になることばかり!!

■つるの剛士(タレント)
素直さ、無垢さ、純真さ…。かつては大人も持っていたはずなのに、今では全部欲しいもの。守ってあげたい大切なもの。心配するよりももっともっと信頼して僕たちも“おとなかいぎ”をしよう!

『こどもかいぎ』
2022年7月 シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督:豪田トモ
ナレーション:糸井重里
コピーライト:岩下創
音楽:ゴダイゴ「ビューティフル・ネーム」
配給:AMGエンタテイメント

【作品概要】 保育園を舞台に、様々なテーマで、輪になって話し合う子どもたちの姿を映すドキュメンタリー。“こどもかいぎ”の中で、自分の想いを一生懸命に言葉にする子どもたちは、「こたえのない」人生をテーマに、時には喧嘩をしながら、「対話」の中から他者への配慮や優しさを学んでいく。