福本莉子「渡すのが恥ずかしくて…」、松田元太「溶けたチョコが好き」バレンタインにまつわる思い出とは!?

女子中高生に大人気の小説アプリ「野いちご」で“切ない小説ランキング”第1位を獲得するなど、2012年に書籍化され、現在発行部数16万部を記録する同名人気小説を、福本莉子、松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)のダブル主演で実写映画化する『君が落とした青空』が、2月18日より公開される。このほど、2月8日にスペースFS汐留にて公開直前イベントが行われ、キャストの福本莉子、松田元太に加え、本作の主題歌を歌うまふまふが登壇した。

本作は、感動のラストが待ち受ける、号泣タイムリープ・ラブストーリー。“付き合っているのに”、だんだんと修弥が何を考えているのかわからなくなっていた実結。どこか気まずい空気が続いていたある日、彼が目の前で交通事故に遭ってしまう。しかし目が覚めると同じ日の朝に戻っていて…。修弥を救おうと必死に同じ日を繰り返す中で、彼女だけが知った事実とは?

完成した映画を観ての感想を聞かれた福本は、「順番を追っての撮影ではなかったので、タイムリープした後のシーンを全部想像しながらお芝居するのが難しかったです。完成した映画を観てちゃんと繋がっていてよかったと思いました」とタイムリープものならではの悩みを告白。これまでに数回作品を観たという松田は、「先日メンバーみんなともこの映画を観ましたが、観ると毎回泣いてしまうんです。まずストーリーそのものがとても好き。そして、自分が演じたので修弥の気持ちがとても分かるというのもありますが、実結目線で物語を観た時に初めて知る彼女の気持ちもあって、『実結、あの時あんなこと考えてたのか!』と。修弥の気持ちでは気が付かなかった部分が見えてきて…『あの時はごめん!』となりました」と語る。

好きなシーンを聞かれた福本は「松田さんとのシーンもたくさんあるのですが、実結の親友・佐喜子役を演じた莉子ちゃんとトイレでばったり会っておしゃべりするシーンが好きです。割と女子あるあるというか、何気ない日常を切り取っていて素敵だなと。映画ではあまりこういったシーンを観たことが無かったので新鮮だなと感じました。私も高校時代こんな感じだったな~」と懐かし気に話すと、松田がすかさず「え!トイレで喋るの!?」と突っ込みを入れる場面も。松田のおすすめシーンはというと、「胸キュン要素がたくさん詰まっているのでそこが注目です!」と、胸がときめくシーンが映画全体を通して満載だということをアピールした。

また、今回2月14日が近いことにちなみ、バレンタインにまつわる質問も。会場は、ハート型の青と赤の風船に囲まれ可愛らしい空間に。タイトルにもある青空と、福本演じる実結の傘の色をイメージした「きみあお」カラーに染まった。松田にバレンタインに関して聞くと、「僕、溶けたチョコが好きで…」と一言。そこへ思わず福本が「え!?どういうことですか!?」と聞くと、「パリッとできる固いチョコも好きなんだけど、土みたいな…。手の平にそのまま付けてもらったり…」と独自の世界観を披露し会場を笑いに包んだ。「こういった男性もいるんですね、いかがですか?」と司会から振られた福本は「…そうなんですね!面白いなと思いました」と返答。そんな福本のバレンタインの思い出は「小学校の時、気になっている男の子に学校でチョコを渡すのが恥ずかしくて、帰りの電車の中で待ち合わせして渡しました」と甘酸っぱい思い出を語った。

ここで、スペシャルゲストとして主題歌を担当したまふまふが登場。「映画の主題歌を歌うのは初めてなので緊張するのですが、嬉しいです」と挨拶。宣伝期間中に松田と初対面したまふまふ、そこで二人は連絡先を交換したという。「神様みたいなすごい方が主題歌を歌ってくれるのが楽しみすぎて!今日も連絡しました」と松田は二人の仲の良さをうかがわせた。福本はまふまふと初対面だが「予告を初めて見た時から素敵な曲だなと思っていたので今日お会いできるのを楽しみにしていました。映画の世界観と歌詞がリンクしていて作品にピッタリだと思いました」と語る。まふまふは「今までラブソングを書くことが少なかったので上手くイメージできるかなと思っていたのですが、作品を観ていたら自然と湧いてくるものがありました。実結と修弥を見ていて閃いたものがあったので、自分一人で制作をしていたら生まれなかった曲だと思います」と映画と二人に感謝の気持ちを述べた。また、曲に込めた想いを聞かれると、「ここが分岐になっているな、というセーブポイントが人生にはあると思っていて、今回この映画では“タイムリープ”の部分ですが、それを一言で表すと“栞”なのかなと思い、このタイトルで曲を作りたいと思いました」と制作秘話を明かした。また、松田は今回主題歌のオリジナル振付を担当。「まふまふさんの想いや、映画のストーリー感、実結の気持ちを乗っけた振り付けを心掛けました。あとは、僕がTravis Japanのメンバーなので、少し難易度の高い振りにしてみました」と語った松田が、特別に会場でダンスを披露。それを見たまふまふは、「手話が入っていますよね。歌詞を表現してくれている振り付けなんですね!」と喜んだ。

最後にこれから映画を観る皆さんへのメッセージとして、まふまふは「楽曲を作ることを掻き立てられるような二人の素晴らしい演技を見ることができる、何回も楽しめる作品です」と語り、松田は「この作品で初出演を飾れて本当に良かったです。たくさんの方に観て頂いて、心に残る1作になれたら嬉しいです」とアピール。最後に福本は「私にとっても思い出の沢山ある作品です。色々な方にこの作品を届けたいです」と締めくくった。

『君が落とした青空』
2022年2月18日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:Yuki Saito
原作:櫻いいよ「君が落とした青空」
脚本:鹿目けい子
主題歌:まふまふ「栞」
出演:福本莉子 松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.) 板垣瑞生 横田真悠 莉子 矢柴俊博 松本若菜
配給:ハピネットファントム・スタジオ

【ストーリー】 付き合いはじめて2年経つ高校生の実結(福本莉子)と修弥(松田元太)。“毎月1日は何があっても必ず一緒に映画を観に行く”という約束通り、その日も映画館デートへ向かう2人だったが、修弥は急用を理由に突然キャンセルしてしまう。最近何かを隠しているような雰囲気だった修弥に、どこか不安を感じていた実結。気まずい空気の中、「もう一度話したい」と連絡してきた彼と会うため、待ち合わせ場所に向かうが、目の前で修弥が交通事故に遭う。実結は突然の事故にパニックになるが、目が覚めると事故当日の朝に戻っていた。“修弥を助け出す”と心に決めた実結だったが、何度も「同じ日」を繰り返す中で、彼が隠していた事実を知る。果たして、実結は修弥を助けることができるのか?

©2022映画『君が落とした青空』製作委員会