2021年に開催された第74回カンヌ国際映画祭で、『万引き家族』、『パラサイト 半地下の家族』に続くパルムドール(最高賞)に輝いたジュリア・デュクルノー監督作『TITANE(原題)』が、『TITANE/チタン』として4月1日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
2018年『万引き家族』、2019年『パラサイト 半地下の家族』、2020年開催中止…そして再開した2021年、カンヌ国際映画祭が頂点に選んだのは、突然変異の如く現れた本作。幼い頃、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシアは、それ以来“車”に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。遂に自分が犯した罪により行き場を失った彼女はある日、消防士のヴィンセントと出会う。10年前に息子が行方不明となり、今は独りで生きる彼の保護を受けながら、二人は奇妙な共同生活を始める。だが、彼女は自らの体にある重大な秘密を抱えていた…。
監督は、鮮烈なるデビュー作『RAW~少女のめざめ~』で、世界にその名を知らしめたジュリア・デュクルノー。長編2作目にしてカンヌの最高賞を奪取するという偉業を成し遂げた。さらにはその勢いはとどまることを知らず、1月28日時点で世界各国84ノミネート22受賞と映画祭・映画賞を席巻中。本作を観たエドガー・ライト監督は「完全に独創的。脳がブッ飛んだ」と語り、更にポール・トーマス・アンダーソン監督も「警告する、心して見よ。身を任せて観た先に素晴らしい映画体験が待っていた」と混乱、驚愕を超えて大絶賛評を送った。
ポスタービジュアルには、髪をかきあげチタンの埋め込まれた頭をあらわにして振り向くアレクシアの姿が収められ、ビビッドな仕上がりに。チタンがどんな運命をアレクシアとヴィンセントにもたらすのか、本編への期待が高まる。
『TITANE/チタン』
2022年4月1日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
監督:ジュリア・デュクルノー
出演:ヴァンサン・ランドン アガト・ルセル
配給:ギャガ
【ストーリー】 幼い頃、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア(アガト・ルセル)。彼女はそれ以来“車”に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。遂に自らの犯した罪により行き場を失った彼女はある日、消防士のヴィンセント(ヴァンサン・ランドン)と出会う。10年前に息子が行方不明となり、今は独りで生きる彼の保護を受けながら、二人は奇妙な共同生活を始める。だが、彼女は自らの体にある重大な秘密を抱えていた…。
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