厳しくも優しい壮大な海を深く愛する9人の女性たちが、海に魅せられ人生をより豊かに生きようとする姿、そして雄大な母なる海を圧倒的な映像美で捉えたドキュメンタリー『シー・イズ・オーシャン』が、9月17日より公開されることが決定した。併せて、メインビジュアルと場面写真がお披露目となった。
サメの正しい生態を広めようとハワイで活動するサメ保護活動家でありフリーダイバー、オーシャン・ラムジー、ジェンダーを超えようと奮闘するプロサーファーであり、WSL「バレル・オブ・ザ・イヤー2016」のチャンピオン、ケアラ・ケネリー、海洋生物学者、探検家、米国初の女性主任科学者であるシルビア・アールほか、年齢、職業、国籍が異なる9人の女性にただひとつ共通するものは「海への深い愛」。本作では、様々なバックグラウンドを持つ女性たちと海との関係をテーマに、ひとりひとりが自分の人生と深い関わりを持つ海への愛を語る。海は自分を癒やし、鍛え、時には悲しみさえ生み出す場所。けれども立ち上がる力を与えてくれるのもやはり海。芯の強い女性たちの姿は、まるで母なる海そのもの。海との関わりが彼女たちの人生をより豊かなものにしていく様子を、美しい映像とインタビューを通して映し出す。
監督のインナ・ブロヒナは、ドイツのドレスデン生まれの作家、監督、プロデューサー。2012年、初の長編映画『オン・ザ・ウェーブ』を製作。レジェンド・サーファー、ケリー・スレーターが出演したこの作品は、ロシアではじめての長編サーフィンドキュメンタリーとなり、世界中の映画祭から高い評価を受けて35ヶ国以上で配信された。この成功の後、海が女性的なルーツを持ち、人々が海をSHEと名付けたというインドネシアの伝説に触発され『シー・イズ・オーシャン』の撮影を開始。8つの権威ある映画賞を受賞した。
本作は、より良い世の中の実現を目指して世界が目標に掲げる「SDGs―持続可能な開発目標」のひとつである「海の自然を守ろう」というテーマを女性の視点から表現した作品とも言える。
『シー・イズ・オーシャン』
9月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督・脚本・プロデューサー:インナ・ブロヒナ
出演:チンタ・ハンセル ココ・ホー オーシャン・ラムジー アンナ・バーダー アンドレア・モーラー ケアラ・ケネリー ローズ・モリーナ ジニー・チェッサー シルビア・アール
配給:レイドバック・コーポレーション
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