石川瑠華「本当に幸せでした」、青木柚「心血を注いで取り組んだ」浅野いにおの傑作漫画を映画化『うみべの女の子』8月公開!

「ソラニン」「おやすみプンプン」「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」など大ヒット作を次々と発表し、今年の第66回小学館漫画賞を受賞した、若者を中心に絶大な人気を誇る天才漫画家・浅野いにおによる同名傑作漫画を、石川瑠華と青木柚のダブル主演で映画化する『うみべの女の子』が、8月20日より公開されることが決定した。

本作は、もどかしくも切ない、胸を締め付けられる、繊細で残酷な思春期の少女と少年の青春譚。海辺の小さな街で暮らす中学生の小梅は、憧れの三崎先輩に手ひどく振られたショックから、かつて自分のことを好きだと言ってくれた内向的な同級生・磯辺と関係を持つ。初めは興味本位だったが、何度も身体を重ねる二人。やがて、磯辺を恋愛対象とは見ていなかったはずの小梅は、徐々に磯辺への想いを募らせ、一方、小梅に恋焦がれていたはずの磯辺は、その関係を断ち切ろうとしてしまう。二人の気持ちはすれ違ったまま、磯辺は過去にイジメを苦に自殺した兄への贖罪から、ある行動に出る。

原作は、緻密で叙情的な画風と繊細な心理描写に定評のある浅野いにお作品の中でも、特に「思春期」「恋」「性」といったセンシティブな題材に真正面から挑んだ作品として、ファンの間でも根強い人気を誇る「うみべの女の子」。浅野いにおによる原作漫画の映画化は、三木孝浩監督作『ソラニン』に次ぐ2作目となる。

監督は、長編初監督作である『リュウグウノツカイ』が「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で北海道知事賞を受賞し、以後も『桜ノ雨』、『天使のいる図書館』、『富美子の足』とコンスタントに話題作を発表する気鋭の映像ディレクター、ウエダアツシ。ウエダ自身もファンである浅野いにおの世界観を忠実に受け継ぎつつ、少女と少年の複雑な心情を繊細に映像化した。

主人公の小梅役を演じるのは、2017年から演技のレッスンを始めると『イソップの思うツボ』で主演に抜擢され、今後も主演作『猿楽町で会いましょう』の公開が控える石川瑠華。また、磯辺役に『14の夜』、『アイスと雨音』、『サクリファイス』などの作品で評価を高め、4月スタートのドラマ「きれいのくに」にも出演する青木柚が扮する。浅野いにおもオーディション審査に参加し抜擢された若手実力派の二人が、「恋」と「性」に悩み、もがく、思春期の少女と少年のリアルで複雑なキャラクターを繊細に体現する。そのほか、小梅の同級生・鹿島役で前田旺志郎、桂子役で中田青渚、三崎先輩役で倉悠貴、磯辺の父役で村上淳が出演する。

劇伴音楽は、その唯一無二な音楽性で世界的な評価を受ける「world‘s end girlfriend」が担当。衝動的かつ重厚な音楽は、言葉にできない感情を表現する上で見事な彩りを加える。また挿入曲は、原作でも登場する、はっぴいえんどの「風をあつめて」。「風街ろまん」発売から50周年を迎える本年、より注目が高まるはっぴいえんどの名曲がクライマックスの暴風雨のシーンを盛り上げる。

▼スタッフ&キャスト コメント

■浅野いにお(原作)
「小梅」と「磯辺」が確かにそこにいます。より生々しく、より切実に。10代の瞬きにノスタルジーを感じながらも、今現在の自分がその延長線上にいるということを再認識させてくれる作品でした。そういえばいつだったか自分も、あの街の「小梅」であり「磯辺」だったのです。

■ウエダアツシ(監督)
およそ10年前、天才・浅野いにおの手で産み落とされた、濃厚濃密“青春の坩堝”のような傑作を、人との距離が少し遠くなってしまった今、映画化出来たことに運命を感じます。近くて遠く、自由で不自由、諦めているけど欲しかったあの頃。矛盾する感情の狭間で、性と愛に溺れ、過去と未来に縛られるふたり。この難題に若き才能、石川瑠華・青木柚と共に誠実に向き合い、果敢に挑み、行き着いた答えがスクリーンには映っています。はっきり言って自信作です。残酷なまでに輝かしいふたりの青春を是非劇場でご覧ください。

■石川瑠華(小梅役)
最初、浅野いにおさんの漫画「うみべの女の子」を映画化するというお話を聞いたとき、衝撃を受けました。でも、これは可能性でもあり、この素晴らしい原作を映画で伝えられたら、もっと素晴らしいのではないかと思うようになり、オーディションに参加しました。私自身、大好きな作品であり、小梅としてこの作品の中で生きた時間は本当に幸せでした。同時にこれまで感じたことのない大好きだからこその怖さも感じていました。ウエダアツシ監督とは初めてだったので何度も作品について話し合いました。私は、監督が暖かく包み込むような優しさで小梅や磯辺はもちろん、この作品に出てくる登場人物、そしてこの作品を愛していることを感じました。どんな恋愛映画や青春映画の型にもハマらないパワフルな映画になっていると思います。是非、公開を楽しみにしていただけたら嬉しいです。

■青木柚(磯辺役)
今も尚多くの人に愛されている原作にこのような形で携わる事が出来るのはとても光栄であり、同時に不安でもありました。ですが磯辺という人間を知れば知るほど、その考え方や心情にどこか他人とは思えないようなシンパシーを感じ、何がなんでも磯辺を最後まで生き抜きたいと強く思うようになりました。浅野さんが描く生々しく繊細な世界、石川さんを通して伝わってくる小梅の葛藤、この原作を背負ったウエダ監督の思い、その全てが僕と磯辺を結びつけ、支えてくれました。多くの方々と共に心血を注いで取り組んだ作品です。

『うみべの女の子』
8月20日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開
監督・脚本・編集:ウエダアツシ
原作:浅野いにお「うみべの女の子」
音楽:world‘s end girlfriend
挿入曲:はっぴいえんど「風をあつめて」
出演:石川瑠華 青木柚 前田旺志郎 中田青渚 倉悠貴 宮﨑優 髙橋里恩 平井亜門 円井わん 西洋亮 高崎かなみ 村上淳
配給:スタイルジャム

【ストーリー】 海辺の小さな街で暮らす中学生の小梅(石川瑠華)は、憧れの三崎先輩(倉悠貴)に手ひどく振られたショックから、かつて自分のことを好きだと言ってくれた内向的な同級生・磯辺(青木柚)と関係を持ってしまう。初めは興味本位だったが、何度も身体を重ねる二人。やがて、磯辺を恋愛対象とは見ていなかったはずの小梅は、徐々に磯辺への想いを募らせ、一方、小梅に恋焦がれていたはずの磯辺は、その関係を断ち切ろうとしてしまう。二人の気持ちはすれ違ったまま、磯辺は過去にイジメを苦に自殺した兄への贖罪から、ある行動に出ることとなる…。

©2021『うみべの女の子』製作委員会