石川瑠華「男なんてみんな死ねばいい」思春期の繊細で残酷な恋と性を描く『うみべの女の子』予告編&ポスタービジュアル

「ソラニン」「おやすみプンプン」「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」など大ヒット作を次々と発表し、今年の第66回小学館漫画賞を受賞した、若者を中心に絶大な人気を誇る天才漫画家・浅野いにおによる同名傑作漫画を、石川瑠華と青木柚のダブル主演で映画化する『うみべの女の子』が、8月20日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、もどかしくも切ない、胸を締め付けられる、繊細で残酷な思春期の少女と少年の青春譚。

予告編は、静かに波打つ海辺や、小梅(石川瑠華)、磯辺(青木柚)、その友人らがどこにでも見ることができるありふれた平穏な学園生活を送るシーンから始まる。その後、愛の告白を嘲笑して無下にする三崎先輩(倉悠貴)に対して「男なんてみんな死ねばいい」と毒づく小梅、磯辺にブラウスを外される小梅、兄が自殺したことをネットに書き込む磯辺、漆黒の海にたたずむ不気味な男と、次々と映し出される。思春期の不穏で残酷な現実がさらされるとともに、「world’s end girlfriend」が奏でる旋律なピアノ音と不規則な電子音のノイズが流れる中、小梅と磯辺の感情が高まっていくのと呼応するかのように、波しぶきがやがてはうねりとなっていく。

ポスタービジュアルには、「何も知らなかった自分にはもう戻れない。」というコピーと共に、透明な眼差しをたたえた小梅と、陰りのある面持ちをした磯辺がそれぞれ切り取られており、脆さと危うさを抱えた二人が、お互いの何かを埋め合わすかのように、手と手を取り合いながら寝そべっている姿も収められる。

『うみべの女の子』
8月20日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開
監督・脚本・編集:ウエダアツシ
原作:浅野いにお「うみべの女の子」
音楽:world‘s end girlfriend
挿入曲:はっぴいえんど「風をあつめて」
出演:石川瑠華 青木柚 前田旺志郎 中田青渚 倉悠貴 宮﨑優 髙橋里恩 平井亜門 円井わん 西洋亮 高崎かなみ いまおかしんじ 村上淳
配給:スタイルジャム

【ストーリー】 海辺の小さな街で暮らす中学生の小梅(石川瑠華)は、憧れの三崎先輩(倉悠貴)に手ひどく振られたショックから、かつて自分のことを好きだと言ってくれた内向的な同級生・磯辺(青木柚)と関係を持ってしまう。初めは興味本位だったが、何度も身体を重ねる二人。やがて、磯辺を恋愛対象とは見ていなかったはずの小梅は、徐々に磯辺への想いを募らせ、一方、小梅に恋焦がれていたはずの磯辺は、その関係を断ち切ろうとしてしまう。二人の気持ちはすれ違ったまま、磯辺は過去にイジメを苦に自殺した兄への贖罪から、ある行動に出ることとなる…。

©浅野いにお/太田出版・2021『うみべの女の子』製作委員会