富司純子 × シム・ウンギョンW主演!内田淳子、北浦愛、三浦透子、宇野祥平らが出演!『椿の庭』ポスタービジュアル2種

サントリー、資生堂、TOYOTAなど数多くの広告写真を手掛ける写真界の巨匠・上田義彦が、構想から10数年の歳月をかけて完成させた初監督作で、富司純子とシム・ウンギョンがダブル主演を務める『椿の庭』が、2021年4月に公開される。このほど、追加キャストとして、内田淳子、北浦愛、三浦透子、宇野祥平、松澤匠、不破万作が出演することが発表され、併せて、ポスタービジュアル2種がお披露目となった。

本作は、椿が咲き誇る一軒の家に住む絹子と、絹子の娘の忘れ形見である渚、そしてそこを訪れる人々の一年間を描いた物語。庭に咲く色とりどりの草花に季節を感じながら日々を慈しみ生きる家族。それぞれに想いを秘め絹子の家を訪れる訪問者たち。登場人物たちの所作、佇まいなど、毎日を丁寧に生きる人々の姿を通して、観る者の心を潤す。

新たなキャストとして、内田淳子、北浦愛、三浦透子、宇野祥平、松澤匠、不破万作は、椿の庭のある家に訪れるそれぞれの事情のある人々を演じる。

メインとなるポスタービジュアルは、家族アルバムの一ページを飾るような、縁側にしずやかに正座する絹子(富司純子)と、寄り添う孫娘の渚(シム・ウンギョン)の写真に目を奪われる。顔を向ける二人の表情は穏やかで、漂う雰囲気からも清らかに澄みわたる時間と空間の美しさが感じ取られる。さらにもう一枚には、こちらも寄り添うように咲く椿の花が2輪収められる。両方の写真が、本作の世界観作り出す。さらに、上田義彦監督の「椿の庭のこと」と題した短文には、監督自身の過去の記憶から本作の構想が芽生えた瞬間が言葉として記される。「あの日、僕が住んでいた家の近くの道をいつものように歩いていたら、見覚えの無い空き地に足が止まった。まわりを見渡しはっとした。 あの家が無い」。突然目の前からなくなった家、その家やそこに住んでいた、会ったこともない人々に思いを巡らす日々の中、どんな物語が監督の中で広がったのだろうかと想像が膨らむ文章となっている。本ビジュアルを手掛けたのは、サントリーウーロン茶の広告、和菓子屋 虎屋のロゴ・パッケージデザインなどを長年に渡り手掛ける、日本を代表するアートディレクターの葛西薫。これまでに何度もタッグを組み、上田監督の写真を知り尽くした葛西による、文字のひと組みにまで清麗さが漂うしとやかで優美なビジュアルに仕上がった。

『椿の庭』
2021年4月 シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督・脚本・撮影:上田義彦
出演:富司純子 シム・ウンギョン 田辺誠一 清水紘治 内田淳子 北浦愛 三浦透子 宇野祥平 松澤匠 不破万作 チャン・チェン 鈴木京香
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 かつて夫と語り合い、子供たちを育てた家に、今は孫娘の渚(シム・ウンギョン)と住む絹子(富司純子)。夫の四十九日を終えたばかりの春の朝、世話していた金魚が死に、椿の花でその体を包み込み土に還した。命あるものはやがて朽ちる。家や庭で起こる些細な出来事、過去の記憶に想いを馳せ慈しむ日々の中、ある日絹子へ一本の電話がかかってくる…。

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