『バッド・ジーニアス』の製作スタジオ&主演女優が再タッグ!断捨離ムービー『ハッピー・オールド・イヤー』12月公開!

『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の製作スタジオGDH559と主演のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが再びタッグを組み、第15回大阪アジアン映画祭のグランプリに輝いた“断捨離”ムービー『Happy Old Year(英題)』が、邦題『ハッピー・オールド・イヤー』として12月11日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

留学先の北欧でミニマルなライフスタイルを学んだデザイナー、ジーンは、帰国後、実家の小さなビルを自分のデザイン事務所に改装することを思い立ち、モノにあふれた家の“断捨離”を始める。洋服、アクセサリー、レコード、楽器、写真…友達から借りたままだったモノを返して廻り、元カレの持ち物だったカメラを小包にして送り返す。部屋が整理されていくのと反比例して、モノにまつわる思い出が溢れだし、心は千々に乱れて…。時は年の瀬、ジーンは新たな気持ちで新年を迎えることが出来るのか。

本作は、第15回大阪アジアン映画祭で最優秀作品賞であるグランプリを受賞。SNS上には主人公に共感する感想とともに、一般公開を待ち望む声が続出した。第49回ロッテルダム国際映画祭ではVoices Main Programmeに選出、第10回北京国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されるなど世界中から注目されている。

監督を務めるのは、旬なテーマで等身大の若者の心の機微を描いて、国内外で高い評価が寄せられるタイ映画界の新世代旗手、ナワポン・タムロンラタナリット。長編デビュー作『36のシーン』が2012年の釜山国際映画祭でニューカレントアワードを受賞し、第27回東京国際映画祭でも上映。続く2作目『マリー・イズ・ハッピー』はベネチア国際映画祭で上映され、タイ最大手の映画スタジオGTHで制作された『フリーランス』はタイ・アカデミー賞で8部門を受賞するなど、インディーズとメジャースタジオ双方でフレキシブルに活躍する。日本では新作が製作されるたびに、東京国際映画祭と大阪アジアン映画祭のどちらかで必ず上映されてきたため、ナワポン監督のファンはすでに多かったが、本作が待望の正式な劇場公開作となる。

ポスタービジュアルは、パステル調の色味を背景にして、ゴミ袋を持ち佇むジーン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)を囲むように、彼女が「断捨離」しようとするアイテムがイラストで描かれる、ポップなビジュアルに仕上がった。イラストは、雑誌や広告など様々なジャンルで活躍する姉妹によるイラストレーターユニットSTOMACHACHE. (ストマックエイク)が手掛けた。

『ハッピー・オールド・イヤー』
12月11日(金)より、シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督・プロデューサー・脚本:ナワポン・タムロンラタナリット
出演:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン サニー・スワンメーターノン サリカー・サートシンスパー ティラワット・ゴーサワン アパシリ・チャンタラッサミー
配給:ザジフィルムズ マクザム

【ストーリー】 デザイナーのジーン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、スウェーデンに留学しミニマルなライフスタイルを学んで帰国する。かつて父親が営んでいた音楽教室兼自宅の小さなビルで、出て行った父を忘れられずにいる母、オンラインで自作の服を販売する兄と3人で暮らす彼女は、家を改装しデザイン事務所にすることを思い立つ。理想的な事務所にすべく、モノにあふれた家の“断捨離”を進めていく。一度は全てを手放そうとする彼女だったが、洋服、レコード、楽器、写真といった友達から借りたままだったモノを返して廻ることに。友達の反応は千差万別で、なかなか思うように“断捨離”は進まない。そんな時、かつての恋人エーム(サニー・スワンメーターノン)から借りたカメラを見つける。処分に困りながらも小包として送るが、受取を拒否され返ってきてしまう…。

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