草彅剛を主演に迎え、Netflix「全裸監督」、『下衆の愛』の内田英治監督が完全オリジナル脚本で贈る映画『ミッドナイトスワン』の公開日が9月25日に決定し、ティザービジュアルと新場面写真がお披露目となった。併せて、劇場版公開に先立ち、内田英治監督書下ろしの同名小説が本日7月8日に発売されることが決定した。
本作は、トランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(いちか)の姿を通して、切なくも美しい現代の愛の形を描くラブストーリー。
ティザービジュアルには、薄暗い楽屋の中できらびやかな衣装たちを背景に一人うつむき何かを思う凪沙(草彅剛)の姿が収められ、ふさぎがちな瞳の奥に、孤独で儚げながらも彼女の母の様な優しさが見える。
場面写真には、親鳥が、生まれたばかりの雛に優しく寄り添うかのように凪沙が大切にしていた白鳥の羽飾りを一果(服部樹咲)に授けるシーンが切り取られている。
本日7月8日に発売される小説では、企画、脚本、演出を手掛けた内田英治監督によって、劇場版だけでは知ることのできない登場人物たちの知られざる物語やバックグラウンドが描かれる。内田監督が小説を上梓するのは初となる。
■内田英治(監督) コメント
映画の公開に先立ち、小説「ミッドナイトスワン」を書かせていただきました。小説の原稿を書くことは脚本執筆とまったく異なり、試行錯誤の連続でしたが、本当に書いてよかったと思っています。とくに映画では描かれていない、凪沙の恋の話や、一果に対する心の声、さらには一果がなぜバレエに夢を抱くようになったのかなど、新エピソードを交えております。映画の前でも、後でも、ぜひ読んでください。
▲小説「ミッドナイトスワン」(文春文庫刊)/770円(税込)
『ミッドナイトスワン』
9月25日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:内田英治
出演:草彅剛 服部樹咲 田中俊介 吉村界人 真田怜臣 上野鈴華 佐藤江梨子 平山祐介 根岸季衣 水川あさみ 田口トモロヲ 真飛聖
配給:キノフィルムズ
【ストーリー】 故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙(草彅剛)。ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果(服部樹咲)を預かることに。常に片隅に追いやられてきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始める。
©2020Midnight Swan Film Partners