草彅剛「誰かにあげなくてよかった」17年前にキョンキョンからもらったTシャツに最近サインをもらい感動!『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶

2020年に公開され、第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀主演男優賞を受賞した『ミッドナイトスワン』の公開3周年記念舞台挨拶が9月25日にTOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演の草彅剛が登壇した。

ちょうど3年前の2020年9月25日に公開された本作は今日から公開4年目を迎える。現在も毎週水曜日にTOHOシネマズ 日比谷にて上映が続き、TOHOシネマズ初の邦画ロングラン上映となっている状況について草彅は「“#草彅剛代表作”で拡散してと、公開当時、思いついたままに言ったこと。見切り発車のようなものだったけれど、言ってみるものです。言霊というのがあるんだなと実感しています」と満面の笑みで観客に感謝。この日も新しい「#(ハッシュタグ)」の作成を求められると「#まだまだ追いスワン」を提案し、「まだまだ観ていない方もいるかもしれないので、これからもよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

会場には5回以上、10回以上鑑賞済みという観客も多かったが、「今日が初めての方は?」との草彅の問いかけに反応したファンの姿も。「僕のファンって感じなのに、初めてなのね」とニヤニヤした草彅は「まだまだってことです!」と話し、「僕は2回くらい観たかな」と告白。何度も鑑賞したファンに感謝を伝えつつ、「愛すべき作品です。僕もそれなりに頑張ったけれど(笑)、僕の力よりも他の影響力が大きい作品です」とニッコリ。当時、演技未経験ながら一果役を務めた服部樹咲について「一果ちゃんからもらったフレンチブルドッグの人形は、今もリビングに飾っていて、見るたびに思い出しています。大きくなったんじゃないかなぁ…」としみじみする場面もあったが、自身が演じたトランスジェンダーの凪沙役については「さっき、うっかり“さなぎ”って言っちゃった(笑)」と照れながら明かし、会場の笑いを誘っていた。そして「新しい地図を広げてまもなくの頃の作品。僕にとって思い出のある作品で、今日ここに立って僕だけがおいしい思いをして申し訳ない気持ちもあるけれど、みんなの代表としてうれしさを噛み締めたいと思います!」と胸を張ると、会場は大きな拍手と「おめでとう!」の声に包まれた。

『ミッドナイトスワン』の発表が一通り終わったところで、トークテーマは来年5月に公開される映画『碁盤斬り』へ。主演を草彅が務め、自身初の時代劇となる白石和彌監督がタッグを組んだ、古典落語をベースにした映画となっている。イベントでは、追加キャストが一気に発表され、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼ら、錚々たる顔ぶれが集結したことが明らかに。このコーナーでは当初、一人一人順番に役柄や撮影の思い出話を語る予定だったが、スクリーンに映し出されたキャスト陣の写真にテンションが上がった草彅は、自由にトークをスタート。17年前に小泉からもらったTシャツをいまだに持っていたという草彅は、「僕の舞台を観にきてくれた時にもらったTシャツ。キョンキョンからもらったと記憶していて。間違っていたら失礼だとは思ったけれど、それでもいいやと思って現場に持って行って確認したら、やっぱりキョンキョンがくれたやつで。Tシャツにサインをもらったから、今度見せてあげるね」とファンに約束。和柄でツバメが描かれており、自身の役、柳田格之進のイメージにも合っていたとうれしそうに報告していた。「引っ越すたびに、キョンキョンからもらったTシャツかもと思い、なぜか持ち続けていて。誰かにあげなくてよかった」と安堵の草彅が「今回の撮影で一番感動した出来事です(笑)」と話すと、会場は笑い声と拍手に包まれた。

締めの挨拶で草彅は「映画もそれ以外も、毎日コツコツやるしかないと思っています。振り返ったときにそれが大きなものになるのかなと。すべては繋がっていると思うし、(今日のイベントのように)たまにいいことがあるかもしれないから、自分の中でコツコツと人生のいい貯金ができればいいなと思っています。『ミッドナイトスワン』とともに、一歩一歩、ちょっとずつちょっとずつ歩んで来られたのは、みなさんの応援があってこそ。本当にありがとうございました」と満面の笑みで感謝し、和やかムードに包まれたイベントを締めくくった。

『ミッドナイトスワン』
Netflixにて配信中
©2020 Midnight Swan Film Partners

『碁盤斬り』
2024年5月、TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
配給:キノフィルムズ