峯田和伸「橋本マナミさんと目と目を合わせた」、橋本マナミ「山形ならではの温かさ」『越年Lovers』12月公開!

岡本かの子の傑作小説を、峯田和伸、橋本マナミ、ヤオ・アイニンら共演で映画化し、日本・台湾・マレーシアの3つの街の年越しを舞台に、素直になれない恋人たちを描いた映画『越年Lovers』が、12月に公開されることが決定した。併せて、場面写真がお披露目となった。

本作は、雪に包まれた日本の山形、台湾の首都・台北と彰化(しょうか)県の海辺の町、そしてマレーシア・クアラルンプールの魅力的な3つの地で紡がれる恋の物語。

監督を務めるのは、海外でも人気の岡本かの子の短編小説集に感銘を受けた台湾の実力派女性映画監督グオ・チェンディ。脚本も手掛け、ノスタルジーと旅情を誘う映像美で紡いだ。同じ越年の風景でも北国・山形のマイナス20℃の雪景と30℃を越す灼熱のクアラルンプールとの稀有なコントラストが映し出された本作について、グオ監督は「それは、時に冷め、時に熱を帯びる愛情のプロセスのようでもあった」と語る。

監督が山形の雪と桜にインスパイアされ撮影が決まったという日本パートでは、久しぶりに帰郷する主人公・寛一(ひろかず)を、同県山辺町出身であり銀杏BOYZの峯田和伸が演じる。そして寛一の幼なじみで初恋相手の碧(あおい)には、山形市出身の橋本マナミが扮する。美しい山形の雪景色の中で数十年ぶりに再会する寛一と碧の物語のほか、本作では台湾とマレーシアも舞台となり、それぞれの街で素直になれない恋心たちが描かれ、台湾パートには“ピピ”の愛称で日本でも活躍するヤオ・アイニンが出演している。

昨年11月に行われた第15回山形国際ムービーフェスティバル2019で初めて本作がお披露目された際には、多くの地元ファンが会場を埋め尽くし満席となり、地元ファンから多くの称賛を受けた。舞台となった山形では全国に先駆けて先行公開される。

場面写真には、ギターを片手に優しく碧(橋本マナミ)を見つめる寛一(峯田和伸)と原作の「老妓抄」を手にする碧の2ショット、久しぶりに会う地元の人々に笑顔で挨拶する寛一、そして雪景色の中に佇み笑顔を向ける碧の姿が収められる。

■峯田和伸(寛一役) コメント
撮影が行われたのは僕が生まれ育った山形の街でした。辺り一面、真っ白な雪景色。夜になって照明がつけられ、長靴で雪道を踏む足音だけが聞こえる。映し取られた映像を見ると、まるで北欧映画のワンシーンのようでした。かつて僕が生きていて、そして今は僕だけがいないような山形の静けさの中で、橋本マナミさんと目と目を合わせました。吸い込まれそうでした。真っ白なまま、あたたかい映画になっています。

■橋本マナミ(碧役) コメント
このたび碧役を演じさせていただきました橋本マナミです。こんなに真っ直ぐで透き通るような純愛の物語を演じるのは初めての事でドキドキしていました。峯田和伸さん演じる寛一と対峙したときに色々な感情が溢れてきましたが、同郷の峯田さんのおかげでリラックスして演じることができました。地元の方も出演者として出られているシーンがいくつかあり、山形ならではの温かさも感じられる作品です。山形の美しい雪景色を舞台にした寛一と碧の純愛を楽しんで頂けたら嬉しいです。

『越年Lovers』
12月 全国ロードショー
監督・脚本:グオ・チェンディ
原作:岡本かの子「越年 岡本かの子恋愛小説集」「老妓抄」
出演:峯田和伸 橋本マナミ ヤオ・アイニン(ピピ) オスカー・チュウ ユー・ペイチェン ウー・ホンシュウ 菜葉菜 吉村和彬 岡野一平 結城貴史
配給:ギグリーボックス

【作品概要】 越年…新しい年を迎える瞬間の高揚はどこから来るのだろう。きっとそれは、新しいことが始まることへの希望。いきなり女をビンタをした男、初恋の相手に会うために十数年ぶりに帰郷した男、亡き母の家を片付ける女。日本、台湾、マレーシアの年越しの風景の中で不器用な3組の男女が織りなす物語。愛に生きた作家・岡本かの子が紡いだ傑作小説をもとに、素直になれずにこじれた恋心たちを描く。恋だけが人生じゃない。けれど、こんな恋があってもいいと思わせてくれる恋の物語。年を越えたら、新しい人生に出会えるかもしれない。

©2019 映画「越年」パートナーズ