山形県出身・峯田和伸&橋本マナミの方言が炸裂!素直になれない男女の恋の行方は…?『越年Lovers』予告編

岡本かの子の傑作小説を、峯田和伸、橋本マナミ、ヤオ・アイニンら共演で映画化し、日本・台湾・マレーシアの3つの街の年越しを舞台に、素直になれない恋人たちを描いた映画『越年Lovers』が、12月18日より山形と仙台にて先行公開、2021年春に全国公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作は、雪に包まれた日本の山形、台湾の首都・台北と彰化(しょうか)県の海辺の町、そしてマレーシア・クアラルンプールの魅力的な3つの地で紡がれる恋の物語。

予告編は、凍えそうな雪景色の中、雪にはまり動かなくなった車を動かそうとする主人公・寛一(峯田和伸)と寛一の幼馴染・碧(橋本マナミ)が再会するシーンから始まる。「あんたら何やってんの〜」と可愛らしい山形弁の碧に対し、寛一は少し驚いた様子で「…やあ」と返し、年月を経て初恋の相手に久しぶりに再会したもどかしさが感じ取れる。しかし喫茶店で寛一が昔話を持ち掛けると、碧はそっけない様子でその場を立ち去ってしまう…。ここでマレーシアパート、台湾パートに切り替わり、会社を出ようとしたシャオラン(ヤオ・アイニン)がエレベーター前で待ち伏せしている男・インシューにいきなりビンタされ半泣きになる姿や、亡き母の家を片付けながら「母のような人生はイヤよ」とつぶやくモーリーに片づけを手伝うチェンナンが寄り添う姿が映し出される。そしてまた、日本パートに戻ると、碧が寛一に「待てって言うな。待たないよ、誰も。…行きたい時は行くの」と言い放ち、気持ちを隠して素直になれない歯がゆさが垣間見える。それぞれのシーンに共通するのは、本心をぶつけることができない、こじれた恋心だ。それぞれの恋の行方が気になる映像になっている。

『越年Lovers』
12月18日(金)より、山形、仙台にて先行公開、以後全国ロードショー
2021年春 全国公開
監督・脚本:グオ・チェンディ
原作:岡本かの子「越年 岡本かの子恋愛小説集」「老妓抄」
出演:峯田和伸 橋本マナミ ヤオ・アイニン(ピピ) オスカー・チュウ ユー・ペイチェン ウー・ホンシュウ 菜葉菜 吉村和彬 岡野一平 結城貴史
配給:ギグリーボックス

【作品概要】 越年…新しい年を迎える瞬間の高揚はどこから来るのだろう。きっとそれは、新しいことが始まることへの希望。いきなり男にビンタをされたシャオラン(ヤオ・アイニン)、初恋の相手に会うために数十年ぶりに帰郷した寛一(峯田和伸)、亡き母の家を片付けるモーリー。日本、台湾、マレーシアの年越しの風景を舞台に、不器用な3組が織りなす物語。台湾・アカデミー賞受賞(金馬奨)監督のグオ・チェンディが愛に生きた作家・岡本かの子が紡いだ傑作小説をもとに、素直になれずにこじれた恋心たちを描く。恋だけが人生じゃない。けれど、こんな恋があってもいいと思わせてくれる恋の物語。年を越えたら、新しい人生に出会えるかもしれない。

©2019 映画「越年」パートナーズ