『共喰い』『湯を沸かすほどの熱い愛』の篠原ゆき子が主演を務める、『フィガロの告白』の天野千尋監督最新作『ミセス・ノイズィ』が、5月に公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んだ、二人の女の運命を狂わせる大事件へと発展していく様を描く本作。「SNS炎上」や「メディアリンチ」など現代の社会事情も絡みつつ、事態は思わぬ方向に進んでいき、サスペンスフルに物語は展開する。
若田美和子(大高洋子)が早朝から布団をたたく大きな音から始まる予告編。スランプ中の小説家・吉岡真紀(篠原ゆき子)は、その大きな音と、若田夫婦の不自然な行動にどんどん追い詰められ、夫や娘ともぎくしゃくしてしまう。そして、「母親として失格、はい残念!」という美和子の強烈な言葉を皮切りに、周りの人たちやマスコミ、ネット社会をも巻き込む炎上覚悟のバトルが勃発。そして、思いがけない悲劇により、物語は思わぬ方向へと進んでいく。ラストの美和子の意味深な一言も必聴だ。
『ミセス・ノイズィ』
5月 TOHOシネマズ日比谷、新宿武蔵野館ほか全国公開
監督・脚本:天野千尋
出演:篠原ゆき子 大高洋子 長尾卓磨 新津ちせ 宮崎太一 米本来輝 洞口依子 和田雅成 田中要次 風祭ゆき
配給:アークエンタテインメント
【ストーリー】 小説家であり、母親でもある主人公・吉岡真紀(篠原ゆき子)。スランプ中の彼女の前に、ある日突如立ちはだかったのは、隣の住人・若田美和子(大高洋子)による、けたたましい騒音、そして嫌がらせの数々だった。それは日に日に激しくなり、真紀のストレスは溜まる一方。執筆は一向に進まず、おかげで家族ともギクシャクし、心の平穏を奪われていく。そんな日々が続く中、真紀は、美和子を小説のネタに書くことで反撃に出る。だがそれが予想外の事態を巻き起こしてしまう。二人のケンカは日増しに激しくなり、家族や世間を巻き込んでいき、やがてマスコミを騒がす大騒動へと発展…。果たして、この不条理なバトルに決着はつくのか?
©「ミセス・ノイズィ」製作委員会