“SNS炎上”“メディアリンチ”など現代の社会事情を反映!隣人トラブルが大事件へ発展!『ミセス・ノイズィ』2020年公開

『共喰い』『湯を沸かすほどの熱い愛』の篠原ゆき子が主演を務め、『フィガロの告白』の天野千尋監督の最新作『ミセス・ノイズィ』が、第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に選出され、2020年に劇場公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んだ、二人の女の運命を狂わせる大事件へと発展していく様を描く本作。「SNS炎上」や「メディアリンチ」など現代の社会事情も絡みつつ、事態は思わぬ方向に進んでいくなどサスペンスフルに物語は展開する。子どもの喧嘩から、国や民族の紛争や戦争まで、あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマにした、天野監督によるオリジナル脚本の意欲作だ。

主人公の小説家、吉岡真紀役を演じるのは、『共喰い』『湯を沸かすほどの熱い愛』などの篠原ゆき子。隣人の若田美和子役に、『どうしようもない恋の唄』の大高洋子が扮する。そのほか、美和子の夫・茂夫役を宮崎太一、真紀の夫・裕一役を長尾卓磨、真紀の従兄弟・多田直哉役を米本来輝、真紀の娘・菜子役を『駅までの道をおしえて』(10月18日公開)で主演を務め、NHK2020応援ソング「パプリカ」を歌うユニット「Foorin」のメンバーでもある新津ちせが演じる。

『ミセス・ノイズィ』
2020年 全国公開
監督・脚本:天野千尋
出演:篠原ゆき子 大高洋子 長尾卓磨 新津ちせ 宮崎太一 米本来輝 洞口依子 和田雅成 田中要次 風祭ゆき
配給:ヒコーキ・フィルムズ インターナショナル

【ストーリー】 小説家であり、母親でもある主人公・吉岡真紀(篠原ゆき子)。スランプ中の彼女の前に、ある日突如立ちはだかったのは、隣の住人・若田美和子(大高洋子)による、けたたましい騒音、そして嫌がらせの数々だった。それは日に日に激しくなり、真紀のストレスは溜まる一方。執筆は一向に進まず、おかげで家族ともギクシャクし、心の平穏を奪われていく。そんな日々が続く中、真紀は、美和子を小説のネタに書くことで反撃に出る。だがそれが予想外の事態を巻き起こしてしまう。二人のケンカは日増しに激しくなり、家族や世間を巻き込んでいき、やがてマスコミを騒がす大騒動へと発展…。果たして、この不条理なバトルに決着はつくのか?

©「ミセス・ノイズィ」製作委員会