キーラ・ナイトレイ主演 イラク戦争での米の不正行為を全世界にリークした女性の実話『オフィシャル・シークレット』5月公開!

イラク戦争でのアメリカの不正行為を全世界にリークした女性の実話を、キーラ・ナイトレイ主演で映画化したポリティカル・サスペンス『Official Secrets(原題)』が、邦題『オフィシャル・シークレット』として5月22日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

2003年、イラク戦争開戦に向け、米国と共同歩調を取る英国の諜報機関GCHQ(英政府通信本部)に勤務するキャサリン・ガンはある日、米国の諜報機関NSA(米国家安全保障局)から驚くべきメールを受け取る。イラクを攻撃するための違法な工作活動を促すそのメールに彼女は強い憤りを感じ、メールをマスコミにリークする…。

一人の女性の告発が多くの勇気と行動を生み出したこの事件は、いまなお現代社会の警鐘となり続ける。本作では、世界中で後に“キャサリン・ガン事件”として大きな政治問題となった実話が、それぞれの当事者の立場から描かれる。また、イラク開戦当時のブッシュ大統領やブレア首相のニュース映像もふんだんに使われており、まさに政治家ひとりひとりの発言が、人々の生命に関わるという歴史の検証でもある映画となっている。

主人公のキャサリン・ガン役を演じるのは、イギリスを代表する人気女優キーラ・ナイトレイ。この事件当時17歳であった彼女はキャサリン・ガンを知らなかったというが、“表に出すべき真実である”という信念が彼女を突き動かし、今までにない役どころを体当たりで演じきった。キャサリンの弁護士、ベン・エマーソン役には名優レイフ・ファインズ。そのほか、TVシリーズ「ドクター・フー」、「ザ・クラウン」のマット・スミス、『イミテーション・ゲーム』や「ダウントン・アビー」で知られるマシュー・グードなど、イギリスが誇る実力派俳優たちが脇を固める。監督を務めたのは、『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』のギャヴィン・フッド。この問題に関わった人々へのリサーチを根気よく重ね、重要な事実を正確に語ることに執着した。

予告編は、諜報員として働くキャサリンが違法なメールを受け取り、リークに踏み出すシーンから法廷に立つまでの緊張感溢れる姿を映し出す。キャサリンは有罪か、無罪か?

「国家の嘘を暴く」という力強い決意の言葉が記されたポスタービジュアルには、物語を動かす主要な3人のキャラクターに扮するキーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、マット・スミスの3人が並んでおり、果てしない暗闇から光を見出そうとする本作の雰囲気を表している。

『オフィシャル・シークレット』
5月22日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ギャヴィン・フッド
出演:キーラ・ナイトレイ マット・スミス マシュー・グード レイフ・ファインズ
配給:東北新社 STARCHANNEL MOVIES

【ストーリー】 2003年のイラク戦争前。英国の諜報機関GCHQ(英政府通信本部)で働くキャサリン・ガン(キーラ・ナイトレイ)は、ある日驚きのメールを受け取る。盗聴を要請するそのメールの内容に憤りを感じたキャサリンは、元同僚の友人を訪ね、マスコミにリークしたいと相談する。2週間後、英国「オブザーバー」紙の記者マーティン・ブライト(マット・スミス)によってメールは記事化された。GCHQではリークした犯人探しが始まる中、キャサリンは自ら名乗り出る。しかし告発も空しくイラク侵攻は開始され、キャサリンは起訴された。人権派弁護士ベン・エマーソン(レイフ・ファインズ)らが彼女を救おうと立ち上がる。果たしてキャサリンの運命は…?

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