山本太郎「“仕えるのは国民である”。この価値観…」、坂上忍「最高傑作」著名人絶賛!『オフィシャル・シークレット』

イラク戦争でのアメリカの不正行為を全世界にリークした女性の実話を、キーラ・ナイトレイ主演で映画化したポリティカル・サスペンス『オフィシャル・シークレット』が、8月28日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

2003年、イラク戦争開戦に向け、米国と共同歩調を取る英国の諜報機関GCHQ(英政府通信本部)に勤務するキャサリン・ガンはある日、米国の諜報機関NSA(米国家安全保障局)から驚くべきメールを受け取る。イラクを攻撃するための違法な工作活動を促すそのメールに彼女は強い憤りを感じ、メールをマスコミにリークする…。

▼著名人 絶賛コメント

■山本太郎(れいわ新選組 代表)
仕えるのは政府ではなく、国民である。公職に就く者として当然のこの価値観。崩壊しつつある霞ヶ関、永田町の皆様の胸に刻んでいただきたい。

■坂上忍(俳優)
「悪いことはしていない。けど、正しいこともしていない」この台詞が、今でも頭から離れない。あまり使いたくない表現なんですが、初めて使わせて頂きます。間違いなく最高傑作です!

■古舘寛治(俳優)
民主主義のユガミ、資本主義のヒズミが世界を覆う今、こんな映画が作られることに一縷の希望を見る。国家に対する個の闘いを応援する映画制作者達の心意気に光を見る。民主主義とはこういう表現を守り行使することだろう。

■田原総一朗(ジャーナリスト)
緊張感と迫力に満ちた凄まじい映画だ。女性諜報員が、米国のとんでもない違法工作を逮捕を覚悟してマスコミにリークした。世界中が共鳴した事件である。

■安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
「あなたは、彼女と同じことができるだろうか?」この映画は終始、私に問いかけていた。100万人という人々がなぜ、死ななければならなかったのか。政治家が、メディアが、そして市民が彼女のように行動できれば、あの戦争はなかったかもしれないのだ。

■ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
キーラの骨のある演技でイラク戦争の大義のなさ、ブッシュやブレアの誠意のなさに対する怒りは今も強烈に甦ってきます。

■鎌田實(医師・作家)
イラクで15年間、戦争で傷ついた子どもたちの救命をしてきた。こんな不法な開戦だったのか。驚きだ。一人の一見弱そうに見える女性が、権力の不誠実な壁にぶち当たっていく姿に感動。ハラハラドキドキの映画。すごい!

■森達也(映画監督・作家)
権力の不正は絶対になかったことにしない。メディアが見逃すなら映画が追及する。ギャヴィン・フッドのそんな声が聞こえてくる。「国民の安全が危ういときに規制は必要だ。政府が困っているかどうかは関係ない」。元政府高官のこの言葉の意味は、今のこの国に生きているからこそ重い。

■川村晃司(テレビ朝日コメンテーター)
諜報員はどんな命令にも従うべきか。この作品は勇気あるリークを実行した女性諜報員とメディアの連携を実話として描いた「これぞ観るべき映画だ」。

■せやろがいおじさん(お笑い芸人)
「私は政府ではなく、国民に仕えた」あれ?似たような言葉、最近日本でも聞いたような。あなたならどうする?

『オフィシャル・シークレット』
8月28日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ギャヴィン・フッド
出演:キーラ・ナイトレイ マット・スミス マシュー・グード レイフ・ファインズ
配給:東北新社 STARCHANNEL MOVIES

【ストーリー】 2003年のイラク戦争前。英国の諜報機関GCHQ(英政府通信本部)で働くキャサリン・ガン(キーラ・ナイトレイ)は、ある日驚きのメールを受け取る。盗聴を要請するそのメールの内容に憤りを感じたキャサリンは、元同僚の友人を訪ね、マスコミにリークしたいと相談する。2週間後、英国「オブザーバー」紙の記者マーティン・ブライト(マット・スミス)によってメールは記事化された。GCHQではリークした犯人探しが始まる中、キャサリンは自ら名乗り出る。しかし告発も空しくイラク侵攻は開始され、キャサリンは起訴された。人権派弁護士ベン・エマーソン(レイフ・ファインズ)らが彼女を救おうと立ち上がる。果たしてキャサリンの運命は…?

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