過激すぎて予告編で使用できず!Wレイチェルの濃厚ラブシーン映像『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』

レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスのダブル主演で贈る、『ナチュラルウーマン』で第90回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したセバスティアン・レリオ監督の最新作『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』が、2月7日より公開される。このほど、予告編では過激すぎて使用することができなかった、ワイズとマクアダムスが体当たりで挑んだラブシーンの一部がお披露目となった。

本作は、イギリス人作家ナオミ・オルダーマンの自伝的デビュー作に出会ったレイチェル・ワイズが、プロデューサーとして企画段階から深く入り込んだ自信作。厳格な超正統派ユダヤ・コミュニティで生まれ育ち、惹かれあっていたロニートとエスティ。ロニートはユダヤ教指導者の父と信仰を捨てて故郷を去り、残されたエスティは幼なじみのドヴィッドと結婚してユダヤ社会で生きることとした。月日が流れ、父の死をきっかけにロニートが帰郷し、再会した二人は信仰と愛の間で葛藤する。

本編映像は、信仰と愛の間で葛藤するエスティ(レイチェル・マクアダムス)を、ロニート(レイチェル・ワイズ)が監視が続く閉鎖的なコミュニティからロンドン中心部へと連れ出し、二人だけの世界で抱き合うシーン。ロニートとエスティが生まれ育った超正統派ユダヤ・コミュニティでは、同性の恋愛は男性も女性も認められていない。(※注)ユダヤ教の律法学者だったロニートの父に知られ、一度は引き裂かれた二人が、離れていた時間を取り戻すように、お互いを求め合う様子が映し出される。途中、ロニートがエスティのカツラを取るシーンがあるが、超正統派ユダヤ・コミュニティでは女性は髪を剃り、カツラをつけなければならないという決まりがあり、エスティは普段はカツラを着用している。そんなエスティを縛っていた信仰という鎧をロニートが剥がすことによって、エスティは偽りの自分を捨て、初めて“本当の自分”を取り戻すことができたのだ。

※注:男性の同性愛は聖書で厳しく禁じられているが、女性の同性愛は、聖書上では禁じている明確な記述はない。しかし、ユダヤ教の律法は律法学者が解釈するものなので判断はさまざまである。このコミュニティでは、ロニートの父の解釈によって、女性の同性愛も認められていない。

ロニートを演じたワイズは「今回このセックスシーンは絶対に必要だった。特にエスティが感じた大きなエクスタシーは、彼女にとって精神的な解放でもあった。あれは自由を表していたの」、エスティを演じたマクアダムスも「エスティの心を開くために、彼女を解放させることが必要だった。あのシーンでは、(男性との)他のセックシーンではまったく感じたことのなかったエネルギーを感じた。とても最高だった」と語る。

『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』
2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督:セバスティアン・レリオ
プロデューサー:フリーダ・トレスブランコ エド・ギニー レイチェル・ワイズ
出演:レイチェル・ワイズ レイチェル・マクアダムス アレッサンドロ・ニヴォラ
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 厳格な超正統派ユダヤ・コミュニティで生まれ育ったロニート(レイチェル・ワイズ)とエスティ(レイチェル・マクアダムス)。惹かれあっていた二人を、コミュニティの掟は赦さなかった。ロニートはユダヤ教指導者の父と信仰を捨てて故郷を去り、残されたエスティは幼なじみのドヴィッド(アレッサンドロ・ニヴォラ)と結婚してユダヤ社会で生きることとした。月日が流れ、父の死をきっかけにロニートが帰郷し、再会した二人。封印していた熱い想いが溢れ、信仰と愛の間で葛藤する二人が選んだ道とは…。

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