春夏秋冬4つの物語をテーマにした、齊藤なぎさ（=LOVE）、鈴木伸之、飯豊まりえ、市原隼人らが出演するオムニバス映画『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』が、10月25日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

予告編では、4つの物語と共に4アーティストが書き下ろした曲も一部公開される。

夏の物語『ナツヨゾラ』（主題歌：みゆな「くちなしの言葉」）では、ゆみ（齊藤なぎさ）に幼なじみの小杉亘（宮世琉弥）が「別に、俺がいなくなったところで何も変わらないだろ…」という言葉を浴びせ、切ないストーリーを予感させる。願いの叶う大きな花火に、二人は何を願うのか？

秋の物語『時々もみじ色』（主題歌：BENI「夢色日和」）では、日々けんかに明け暮れていた高校性の大和（鈴木伸之）に「オリンピックでも目指さないか？」と安田（モロ師岡）が誘うシーンから始まる。そして「こいつは、何か打ち込めることがあったほうがいいんだ…」と膝をつきながら安田は大和のために何かを訴える姿が。

冬の物語『冬のふわふわ』（主題歌：moumoon「One Time」）では、京で革工房を開いた菊池綾子（飯豊まりえ）が「デザインはいいんですけど…」と言われながらも必死にデッサンをするシーンから始まる。綾子は、叔父の修二（袴田吉彦）に「モノを作るやつは、いつも誰かのことを考えてつくらないと」と投げかけられ、自分に足りないものは何なのか、思い悩んでいく。

そして、春の物語『桜咲く頃に君と』（主題歌：ハジ→「春夏秋冬。」）では、「好きな場所で、自由に過ごすことによって余命が伸びるケースは多々あります」と言う担当医の言葉から始まり、余命幾ばくもない妻・真奈（平田薫）と小学校教師の尚也（市原隼人）が残り少ない時間を噛みしめるように過ごす姿が映し出される。しかし、ラストに真奈は「尚也のこと、幸せにできなくてごめんね…」と涙ながらに話す。二人の運命はいかに？

『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』
10月25日（金） 全国公開
監督・企画：向井宗敏
脚本：向井宗敏　三谷伸太朗
出演：齊藤なぎさ（=LOVE）　宮世琉弥　萩原護　岩佐真悠子　荒井敦史　鈴木伸之　モロ師岡　松田るか　麻木玲那　安井順平　飯豊まりえ　袴田吉彦　こくぼつよし　原日出子　市原隼人　平田薫

©2019「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」製作委員会