京都発ドラマ『ワンダーウォール』が未公開カットを追加して2020年春に劇場公開!

昨年NHK・BSプレミアムで放送され、SNSなどで大きな反響を呼んだドラマ「ワンダーウォール」が、未公開カットを含むディレクターズカット版『ワンダーウォール 劇場版』として2020年春に公開されることが決定した。

本作は、京都の歴史ある学生寮「近衛寮」の老朽化による建て替えを巡り、大学側と寮の学生が対立する様を描いた青春ドラマ。京都発地域ドラマとして2018年7月に放送された。出演者は約1500人のオーディションから選ばれた須藤蓮、岡山天音、三村和敬、中崎敏、若葉竜也、成海璃子ら。監督を務めたのはNHK京都放送局の25歳・前田悠希。脚本にNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』『ジョゼと虎と魚たち』『天然コケッコー』『その街のこども 劇場版』の渡辺あや。

今回の映画化にあたり、テーマ曲「ワンダーウォール」を再び収録することが決定。ドラマオリジナル版は、“学生を中心に”およそ50人が集まって即席セッションをしたが、今回は規模を拡大。“ドラマに共感した人”が幅広く集まって、前回を超える大セッションを目指す。曲は、前回のテーマ曲の続きを、作曲家・岩崎太整が書き下ろす。京都で行われる収録の参加者募集の詳細はこちら(http://spotted.jp/2019/08/wonderwall/

▼キャスト&スタッフ コメント

■須藤蓮(出演)
ワンダーウォールは、僕を、孤独で暗い所から、暖かい壁の向こうへと連れて行ってくれました。そこににいる時は、日々形を変えた心と体が、一番最初の形へ戻って行く気がします。僕にとっての永遠の一瞬。それが劇場作品という形で永遠になります。

■渡辺あや(脚本)
「ワンダーウォール」が映画になります。 あの小さな作品が、放送されてから一年の間にたくさんの仲間を作ることができたのです。「大切なものを守りたい」。その気持ちをまた多くの方々と分かち合えることになりました。 私にはそのことがなによりまぶしい希望に思えて、うれしくってたまりません。

■岩崎太整(作曲家)
2018年に消えようとしていた火が、もう一度点きました。まだマッチの様にか細いですが、皆さんと大事に育てていくことが出来れば、きっと凄い力を生んでくれるような気がしています。だって、マッチの火って儚げな様でいて、マグマの2倍も熱いんですから。

■前田悠希(監督)
もう一度、この物語を届けられることを心から嬉しく思います。この作品は苦しい現実を描いています。でも、弱さにもがき悩みながら、壁に立ち向かう人間の姿は美しく、希望に満ちたものだと信じて撮影に臨みました。現代日本に生きる全ての方に、見て、感じてもらいたい作品です。

『ワンダーウォール 劇場版』
2020年春 公開
監督:前田悠希
脚本:渡辺あや
音楽:岩崎太整
出演:須藤蓮 岡山天音 三村和敬 中崎敏 若葉竜也 山村紅葉 二口大学 成海璃子
配給:SPOTTED PRODUCTIONS

【ストーリー】 京都の歴史ある学生寮「近衛寮」は、一見無秩序のようで、私たちが忘れかけている言葉にできない“宝”が詰まっている場所。そこに老朽化による建て替え議論が巻き起こる。新しく建て替えたい大学側と、補修しながら今の建物を残したい寮側。議論は平行線をたどり、ある日両者の間に壁が立った。そして一人の美しい女性が現れる。乱される心と秩序。純粋で不器用な寮生たちの青春物語。

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