画家グスタフ・クリムトの魅力を凝縮したドキュメンタリー『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』6月公開!日本語ナレーションは柄本佑

いまなお圧倒的な人気を誇るウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトの魅力を凝縮したドキュメンタリー映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』が、6月より公開されることが決定した。併せて、本作の日本語ナレーションを、柄本佑が担当することが発表された。

19世紀末のウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトは、劇場の壁画装飾などで名を馳せ、1897年に保守的なウィーンの画壇から離脱し、「ウィーン分離派」を結成。新しい造形表現を追求し、エゴン・シーレら次世代の画家たちにも多大な影響を与えた。人間の不安や孤独や恐れを、世紀末的官能性のなかで描いたその作風は、今も色褪せることなく輝きを放ち、人々の心をとらえ続けている。

クリムトの没後100年となる2018年に製作された本作では、豊富な映像資料で、クリムトとシーレが生きた19世紀末ウィーンに花開いたサロン文化と、彼らの愛と官能性に満ちた絵画をつまびらかに見せつける。日本語ナレーションは、海外ドキュメンタリー映画のナレーションは初となる、俳優の柄本佑が担当する。

また本作は、4月23日から7月10日まで東京都美術館にて開催される「クリムト展 ウィーンと日本1900」の特別タイアップ企画でもあり、映画と展覧会を併せて楽しむこともできる。

■柄本佑 コメント
この作品に携わって油絵とか描いてみたくなったというか、ある種の制作欲みたいなものが沸いてきました。いい絵を知り、壮大な音楽を聴き、芝居のいい言葉を知る。この映画では知らないことを知るチャンスに出会えると思います。知らない世界を贅沢に味わえる機会なのでぜひご覧ください。余談ですが、クリムトの『接吻』はTシャツを持ってるくらい好きです!

『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』
6月より、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開
監督:ミシェル・マリー
脚本:マリアナ・マレリ
出演:ロレンツォ・リケルミー リリー・コール
日本語ナレーション:柄本佑
配給:彩プロ

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