『グッドフェローズ』などで知られる俳優のレイ・リオッタが、5月26日に死去した。67歳だった。訃報を受けて、過去に共演したシンガー&女優のジェニファー・ロペスらが追悼メッセージをインスタグラムで発信した。
▼レイ・リオッタ(左)、ジェニファー・ロペス(右) ジェニファー・ロペスのインスタグラム(jlo)より
米メディア「Hollywood Reporter」によると、レイは新作映画『Dangerous Waters(原題)』の撮影で滞在していたドミニカ共和国で、就寝中に亡くなった。
2016年から2018年まで放送されたドラマ「シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察」で共演したジェニファー・ロペスは、「レイは『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』で私のパートナーでした。真っ先に思い浮かぶことは、彼が私の子供たち(双子のエメ&マックス)にとても親切だったということです」とコメント。「初めて現場に入って一緒のシーンを撮影した時は、光が一瞬きらめき、お互いに尊敬の気持ちを感じ、私たちは2人ともこれはきっと上手くいくと確信しました。共演シーンを楽しく撮影し、彼と一緒に仕事をして学べたことは幸運でした」と思い出をつづり、「私たちは今日、偉大な人を失いました。レイ、安らかに」と追悼した。
▼ジェニファー・ロペスのインスタグラム(jlo)より
▼ジェニファー・ロペスのインスタグラム(jlo)より
1990年公開の映画『グッドフェローズ』で共演したロレイン・ブラッコは、「レイの悲しいお知らせを聞いて打ちひしがれています。世界中のどこにいても、私のもとに人々がやって来て好きな映画は『グッドフェローズ』だと話してくれる。それから、『グッドフェローズ』を作るうえで何が一番良かったかいつも聞かれる。私の答えはいつも同じ…レイ・リオッタです」と哀悼の意を表した。
▼ロレイン・ブラッコ(左)、レイ・リオッタ(右) ロレイン・ブラッコのインスタグラム(braccoabroad)より
このほかにも、1989年の映画『フィールド・オブ・ドリームス』で共演したケビン・コスナー、新作ドラマ「Black Bird(原題)」で共演したタロン・エジャトン、1988年の映画『ニッキーとジーノ』で共演したジェイミー・リー・カーティスらが追悼コメントをSNSで発表している。
▼『グッドフェローズ』の本編映像
米ニュージャージー州出身のレイは、1980年からキャリアをスタートさせ、『The Lonely Lady(原題)』で映画デビュー。『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)などに出演後、マーティン・スコセッシ監督の『グッドフェローズ』(1990)で主演を務め、以降は『ハンニバル』(2001)などの話題作で活躍。最近は、映画『マリッジ・ストーリー』(2019)、『クライム・ゲーム』(2021)、ドラマ「ハンナ ~殺人兵器になった少女~」(2021)、「ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち」(2021)などに出演した。
出演最新作となるドラマ「Black Bird」は、2022年7月8日にApple TV+で配信開始。また、チャーリー・デイ監督のコメディ『El Tonto(原題)』、エリザベス・バンクス監督のスリラー『Cocaine Bear(原題)』の撮影を終えている。