『ムーラン・ルージュ』などで知られるニコール・キッドマンが、第94回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことを受け、喜びのコメントをインスタグラムで発信した。
▼ニコール・キッドマンのインスタグラム(nicolekidman)より
2月8日(現地時間)に第94回アカデミー賞のノミネーションが発表され、ニコールは映画『愛すべき夫妻の秘密』で主演女優賞の候補に。これを記念して、同作の共演者やスタッフとの撮影現場での思い出深い写真をシェアした。
▼ハビエル・バルデム(左) ニコール・キッドマンのインスタグラム(nicolekidman)より
▼J・K・シモンズ(中央)、ハビエル・バルデム(右) ニコール・キッドマンのインスタグラム(nicolekidman)より
▼アーロン・ソーキン監督(左) ニコール・キッドマンのインスタグラム(nicolekidman)より
1950年代にアメリカで放送されたコメディドラマ「アイ・ラブ・ルーシー」の人気女優ルシル・ボールを演じたニコールは、「ワオ!すごく圧倒されてる!家族と一緒に朝食を食べていたら、ノミネートを知った」と投稿。「ハリウッドの最も素晴らしいアイコンの一人」であるルシル・ボールは「今までやった中で一番大変な役」と振り返り、「深く感謝しています」とつづり、クルーたちへの感謝の気持ちで締めくくった。
夫でカントリー歌手のキース・アーバンも、ニコールのノミネートを受けて自身のインスタグラムでリアクション。2021年4月に映画の撮影をしていたニコールとのビデオ通話中の画像をアップし、「ノミネートおめでとう!」と祝福した。
▼キース・アーバンのインスタグラム(keithurban)より
▼『愛すべき夫妻の秘密』の米国版予告編
『愛すべき夫妻の秘密』は、ルシル・ボールと彼女の夫で俳優のデジ・アーナズが夫婦で主演を務めた「アイ・ラブ・ルーシー」の舞台裏を描いた伝記ドラマ。「アイ・ラブ・ルーシー」を制作する1週間の間に、ルシル・ボール(ニコール・キッドマン)とデジ・アーナズ(ハビエル・バルデム)は公私ともに危機に直面し、やがて番組や2人のキャリアと結婚生活を脅かすことになる。
第94回アカデミー賞では、本作からはニコールのほか、ハビエル・バルデムが主演男優賞、J・K・シモンズが助演男優賞の候補に選出されている。授賞式は、3月27日(現地時間)に米ロサンゼルスにて行われる予定だ。
ニコールがアカデミー賞にノミネートされるのは今回で5度目。バズ・ラーマン監督の『ムーラン・ルージュ』(2001)で主演女優賞にノミネートされ、『めぐりあう時間たち』(2002)で同賞を受賞、『ラビット・ホール』(2010)でも同賞にノミネート。『LION/ライオン ~25年目のただいま~』(2016)では助演女優賞の候補になった。
現在54歳のニコールは、最近は『ザ・プロム』(2020)、ドラマシリーズ「ナイン・パーフェクト・ストレンジャー」(2021)などに出演している。今後の出演作に、2022年4月22日に米国公開予定の映画『ザ・ノースマン(原題)』、2022年12月16日に米国公開予定のDC映画『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』、香港を舞台に3人の女性を描く新作ドラマ「Expats(原題)」などがある。