『君の名前で僕を呼んで』で知られるティモシー・シャラメが、1990年の名作『シザーハンズ』をモチーフにしたCMに出演し話題となっている。
▲ティモシー・シャラメのインスタグラム(tchalamet)より
2月7日(現地時間)、米フロリダ州タンパにてNFLの王座決定戦、第55回スーパーボウルが開催された。イベントでは試合はもちろん、豪華アーティストによるハーフタイム・ショーのほか、有名企業のスペシャルなCMの数々が放映されることも見どころだ。
今年放映された、高級車ブランド、キャデラックの電気自動車「LYRIQ」(リリック)のCMは、ジョニー・デップ&ウィノナ・ライダーが共演した1990年の映画『シザーハンズ』がモチーフになっている。同作は、ハサミの両手を持つ人造人間エドワード・シザーハンズと少女キムの交流を描いたファンタジー映画。CMでは、ジョニーが演じたエドワードの息子で、父と同じく両手にハサミを持つエドガー役としてティモシーが出演、そしてキム役として、なんとウィノナが再演することに!
▲キャデラックのインスタグラム(cadillac)より
▲ティモシー&ウィノナが出演したキャデラック「LYRIQ」のCM
CMは、ティモシー演じるエドガーが、起き抜けに目覚まし時計を壊したり、バスでトラブルを起こしたり、キャッチしたアメフトのボールを潰してしまったり…日常生活がうまくいかず、すっかり自信を失くしてしまう。そんな息子のために、ウィノナ演じる母キムが、ハンズフリーの運転支援システムがついたキャデラックの「LYRIQ」をプレゼント。快適に車を走らせるエドガーが、ついに笑顔を見せるという内容になっている。
▲キム役のウィノナ・ライダー
キャデラックのインスタグラム(cadillac)より
▲キャデラックのインスタグラム(cadillac)より
▲キャデラックのインスタグラム(cadillac)より
約30年ぶりにキム役を演じたウィノナは、米メディア「ヴァニティ・フェア」にて「ティモシーのファンだったから、彼と一緒に出演するというアイデアが気に入った」とコメント。「ティモシーはとても素敵な人で、才能にあふれているし、とても優しくてユニーク。この(エドガーという)キャラクターを体現するのに本当にパーフェクトな人」と語っている。
現在25歳のティモシーは、TVドラマ「HOMELAND/ホームランド」(2012)などを経て、2014年に『ステイ・コネクテッド〜つながりたい僕らの世界』で映画デビュー。SF大作『インターステラー』などに出演後、少年と大学院生のひと夏の恋を描いた『君の名前で僕を呼んで』(2017)の演技が絶賛され、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。その後も、『レディ・バード』(2017)、『ビューティフル・ボーイ』(2018)、『キング』(2019)、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)などの話題作に出演している。
待機作は、今秋公開予定のSF映画『DUNE/デューン 砂の惑星』。ウェス・アンダーソン監督の新作『ザ・フレンチ・ディスパッチ』(原題)、ジェニファー・ローレンス、レオナルド・ディカプリオ、メリル・ストリープ、アリアナ・グランデら豪華スターが集結する『ドント・ルック・アップ』(原題)にも出演する。