クリスチャン・ベールが陸軍大尉の焦燥感を見事に体現!『荒野の誓い』予告編&ポスタービジュアル

『ブラック・スキャンダル』、『ファーナス/訣別の朝』、『クレイジー・ハート』のスコット・クーパー監督による、クリスチャン・ベール主演、ロザムンド・パイク、ウェス・ステューディ、ティモシー・シャラメ共演の映画『荒野の誓い』が、9月6日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作の舞台は、1892年アメリカ、産業革命によって急激な変化を遂げつつある西部の開拓地。インディアンとの戦争で武勲を上げた英雄で、刑務所の看守を務めている騎兵隊大尉ジョーは、かつての宿敵で、ここに服役しているシャイアン族の長イエロー・ホークとその家族を部族の居留地へと送り返す任務を命じられる。コマンチ族の蛮行によって家族を殺された女性ロザリーも加わり、危険に満ちた旅で、ジョーはイエロー・ホークと協力しないことには生きてはいけない状況に置かれていることに気づく。

スコット・クーパー監督が、脚本執筆時にジョー役に当て書きしたというクリスチャン・ベールについて「彼には、この役が本当に宿っていた。米国南西部で過ごした男らしい粗野な感じや、タフさが滲み出ていたよ」と語る通り、予告編では、不本意ながらかつての宿敵を護衛する任務に就き、命がけの過酷な旅を続け、「神は長い間この辺りの状況が見えていない」と苦悩を口にする、長年闘いに明け暮れてきた男の焦燥感を、クリスチャンが見事に体現している。20キロ増量して悪名高き副大統領ディック・チェイニーの20~70代までを演じきった『バイス』や、ル・マン24時間レースで王者フェラーリに挑み、表彰台を独占することになるフォードのレーシングドライバーを演じる『フォード vs フェラーリ 』(2020)など、常に出演作が注目を集めるクリスチャンが、本作ではどのような演技を見せるのか注目だ。

『荒野の誓い』
9月6日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
監督・脚本・製作:スコット・クーパー
撮影:マサノブ・タカヤナギ
出演:クリスチャン・ベール ロザムンド・パイク ウェス・ステューディ ベン・フォスター ティモシー・シャラメ
配給:クロックワークス STAR CHANNEL MOVIES

【ストーリー】 1892年アメリカ。産業革命によって辺境の地が急速に開拓地や街へと変貌を遂げつつあるニューメキシコ州。インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務める騎兵大尉のジョー・ブロッカー(クリスチャン・ベール)は、かつて宿敵関係にあり、寿命僅かなシャイアン族の酋長イエロー・ホーク(ウェス・ステューディ)とその家族を、部族の所有地があるモンタナ州へ護送する任務に就く。道中にコマンチ族の殺戮により家族を失ったトラウマを持つロザリー・クウェイド(ロザムンド・パイク)と出会い、彼女もこの一触即発の旅に加わることに。一行は厳しい辺境地をなんとか乗り越え、1,000マイルほど移動した頃、遂にお互いの協力なしでは生きていけない状況に陥ってしまう。果たして彼らは敵意と恐怖心を押し殺し、手を取り合い、目的地まで辿り着くことができるのだろうか。

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