ロザムンド・パイク主演 黒の眼帯の戦場記者メリー・コルヴィンの半生を描く『プライベート・ウォー』9月公開!

英国サンデー・タイムズ紙の“伝説の記者”メリー・コルヴィンの半生を描いた、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク主演の映画『A PRIVATE WAR』(原題)が、邦題『プライベート・ウォー』として、9月13日より公開されることが決定した。

世界中の戦地に赴き、レバノン内戦や湾岸戦争、チェチェン紛争、東ティモール紛争などを取材してきた女性戦場記者、メリー・コルヴィン。本作では、2001年のスリランカ内戦取材中に左目を失明、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながらも、黒の眼帯をトレードマークに世間の関心を紛争地帯に向けようと努めた彼女の知られざる半生を描く。

戦場記者を天職と考え、黒い眼帯姿も特徴的な反逆精神溢れるメリー・コルヴィンを演じるのは、『ゴーン・ガール』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたロザムンド・パイク。本作の演技で、2018年のゴールデン・グローブ賞ドラマ部門で主演女優賞にノミネートされた。さらに『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン、『ボヘミアン・ラプソディ』のトム・ホランダー、『プラダを着た悪魔』、『ラブリー・ボーン』のスタンリー・トゥッチといった実力派俳優たちが、仕事やプライベートで彼女を支えてきた男たちを演じ、脇を固める。

監督は、オスカー候補にもなった『カルテル・ランド』や『ラッカは静かに虐殺されている』など、これまで骨太なドキュメンタリーを手掛けてきたマシュー・ハイネマン監督。初の劇映画作品となる本作でも、単なる伝記ドラマとして描くのではなく、戦場に魅了されてしまった女性の苦悩や葛藤、恐怖などを見事に描き切っている。脚本は『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』のアラッシュ・アメル、撮影監督はクエンティン・タランティーノ作品でおなじみのロバート・リチャードソンが担当し、さらに名女優シャーリーズ・セロンがプロデューサーとして参加。また、主題歌として、メリーの生き様に心動かされた元ユーリズミックスのアニー・レノックスが8年ぶりに手掛けた新曲で、2018年ゴールデン・グローブ賞主題歌賞候補となった「Requiem for a Private War」がエンドロールを飾る。

『プライベート・ウォー』
9月13日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・製作:マシュー・ハイネマン
原作・製作総指揮:マリエ・ブレンナー
脚本・共同制作:アラッシュ・アメル
製作:シャーリーズ・セロン
撮影監督:ロバート・リチャードソン
主題歌:アニー・レノックス「Requiem for a Private War」
出演:ロザムンド・パイク ジェイミー・ドーナン トム・ホランダー スタンリー・トゥッチ
配給:ポニーキャニオン

【ストーリー】 英国サンデー・タイムズ紙の戦争特派員として活躍するアメリカ人ジャーナリスト、メリー・コルヴィン(ロザムンド・パイク)。2001年、ジャーナリスト入国禁止を無視してスリランカのバンニ地域に乗り込んだ彼女は、銃撃戦に巻き込まれて被弾。左目の視力を失ったメリーだったが、スリランカでの取材を評価され優秀外国人記者に輝いた「英国プレス賞」受賞式に印象的な黒い眼帯を付けて現れる。以降黒い眼帯は彼女のトレードマークとなった。“生きる伝説”と称えられ、戦場記者を天職と考えるメリー。最前線での体験はPTSD(心的外傷後ストレス障害)として彼女に襲い掛かるが、世間の人々の関心を世界の紛争地帯に向けさせたいという彼女の想いは、さらに強まっていく。2012年、シリア。過酷な状況で包囲されている28,000人の市民の現状を伝えるため、報道カメラマンのポール・コンロイ(ジェイミー・ドーナン)とともにホムス入りしていたメリー。砲弾の音が鳴り響く中、チャンネル4・BBC・CNNの英国公共放送全局が同時ライブ中継を行うという、彼女の記者人生において、もっとも危険で過酷なレポートが始まった。