MC:まさに日本のエンタメって感じで、冒頭からつかまれますよね。それぞれ皆さん持っている武器が違うじゃないですか。大東さんはかなり重たそうなものを持っていましたよね。
大東:でっかいでっかい“斬馬刀”というのを持っていたんですけど。アクション稽古はみんな1か月くらい前からやっていたんですよね。各々どういうアクションができるかというのを考えていたんですけど、まぁとにかく重くて!インタビューのときに「僕、10キロくらいの刀を振り回しているんです」って言ってたら、スタッフさんがファーッて来て「2キロです」って言われて(笑)。めちゃくちゃ恥ずかしかったですよ(笑)。
小関:外観との差が(笑)。
大東:ほんとに重いから、壁とかに当てなきゃいけないときがあって、何回も僕失敗したんですよね。NGを何回も出しちゃって。「みんな、やってみてください。これ、重いから。なかなか的に当たらないんですよ」って言ってたら、そのシーンの最後に、優馬くんが僕の刀を使って的に当てるっていうところを一発でキメはったんですよ。僕、「ほんとに何ができんねん!」ってなっていましたね。すごい切なかったですけど。
MC:一発だったんですね。
大東:あれはほんまにやめてほしかったです(笑)。
MC:それぞれ戦い方が違うので、そのあたりもポイントかなと思います。小関さんは注目のシーン、いかがでしょうか?
小関:僕もちょっと被ってしまうんですけど、武器。武器はやっぱり見どころだなぁと思いました。僕としては、男目線なので憧れるポイントというのは結構この作品の中でたくさんあったんですけれども、その中でもやっぱり武器が、犲の武器はみんなそれぞれ、斬馬刀だったり一般的な刀だったり銃だったり素手だったり、すごく個性があってみんな違う戦い方をしている、でも全員で犲、その全体を観たときにすごくかっこいいなと、憧れるなと思ったので、自分が小さい頃に観ていたい作品だったなぁというふうに思いました。
MC:男性もきっとそういう部分はワクワクしますし、女性も「うわー!かっこいい!」と思えるシーンがたくさんあるんですよね。
小関:そう思っていただけると嬉しいです。
MC:犲って撮影では誰が、どの武器が一番大変なんですかね?どうですか?
小関:…素手?
MC:加治さんですね。
小関:今いらっしゃらないけど、素手がやっぱり体を使うじゃないですか。僕は正直いつでもどの距離でも人を殺せる距離なので、わりと余裕があるんですよね。だから、逆にどうやって動いたら派手に見えるのかなっていうのを考えました。
MC:そのあたりもぜひ観ていただいて。そういうところを観ていると、何回観てもおもしろいんだろうなぁという想像が膨らみますよね。市川さんは注目のシーン、どうでしょう?
市川:いっぱいありますよ、注目のシーン。
MC:たくさん教えてください。
市川:犲はですね、登場するタイミングと登場の仕方がもれなくかっこいいですね。ほんとピンチのとき来ますよね、犲は。高級料理店の料理運びくらい完璧なタイミングで(笑)。
(会場爆笑)
市川:違うんですよ!さっきから小声で「オチだぞ、オチだぞ」って言うんですよ(笑)。「お笑いとれよ」みたいな感じで言うので。
本広:絶対そうでしょう(笑)。
市川:しょうもないのでとりましたよね(笑)。高級料理店と同じくらい絶妙なタイミング(笑)。
本広:でも、市川くんで観ていただけるとかなり爆笑します!立ち位置探します、いつも(笑)。そこで爆笑します。
MC:本当ですか?立ち位置探しましたっけ?
本広:ほんとにもう全カット探します(笑)。
市川:(立ち位置を)探すのがうまいんですよ。バレないように横目で(笑)。
大東:バレてるやん!(笑)。
本広:爆笑ポイントだと思います。
市川:そこもぜひ注目していただきたいです。
MC:そこも注目していいんですね?
市川:まぁ、そうですね。コアな方はそこを(笑)。基本は他の方を見て、たまーに僕をチラッと見て(笑)。箸休めで(笑)。これ、怒られるな、大丈夫かな(笑)。
MC:注目ポイントはたくさんあると思いますが、この作品をまとめられた監督、撮影するうえで特に“萌え”にこだわったというお話を伺っているんですけれども。
本広:そうですね。やっぱり女性がたくさん読んでいらっしゃる原作だと思ったので、今回実写にする際もその方たちに喜んでもらいたいところもあるし、今日も昼間にイベント(増上寺プレミアイベント)をやったんですけれども、すぐにイチャイチャしはじめるんですよ。男子校みたいな感じで。
MC:特に誰と誰が…?
本広:みんなイチャイチャするんです。だから、「夜はちゃんとするからイチャイチャ禁止ね!」って言って。だから今はちゃんとした舞台挨拶になっているんですよ。
MC:そうですよね。人前ですからね。
本広:UNO(ウノ)の話とかもうしないもんね(笑)。
MC:UNO、現場でやっていたんですよね。
小関:UNO楽しかったー!
(会場爆笑)
MC:あれ、でも誰も乗ってこないですね!UNO話には(笑)。監督、特にここは萌えシーンだなぁ、注目してほしいなっていうところはどこですか?
本広:でも、結構みんなに萌えがある。男の子の萌える恰好というか、軍隊萌えとかいろいろあるんですよ、制服萌えとか、そういうのを全部分析して画にギューッと凝縮させている感じだとは思っているので、各々探していただけるといかがでしょうか。それを「よかった!」って呟いていただけると。
MC:監督、立ち位置にもこだわったんですよね。
本広:これはもうすごいですよ。犲の立ち位置はめっちゃうるさかったよね。ちょっと出てると、「市川!それ出すぎ!」ってなりましたね(笑)。
市川:しょっちゅう斬馬刀が当たるっていう。
本広:そうそう!斬馬刀がガンガン当たって。
市川:「怖い!」って。
大東:ごめんな。それはほんまにごめん(笑)。わからへんねん!思っている以上に大きいから。
本広:陣形にこだわるというか、そういうかっこいい映画になっています。
MC:ポジションというか、どういうふうに見えているかというところにもぜひ注目していただきたいなと思います。