MC:どうもありがとうございます。
大泉:あのー、台本上「一言」って言ってるんですけど、こんなにみんなイイ話するんですね。これだったら、私がただ馬鹿にみたいで。「ワーキャー言いたかったのにね」とか。
柴咲:なんかでもね、いつ話せるかわかんないから、早いうちに話そうと(笑)。
大泉:あーそうですか。そういうのはちゃんとコンセンサス取りたいなあ。ちょいちょい、みんなイイ話するんですよね。
MC:大泉さん主演でございますから、ドンと構えていただいて(笑)。
大泉:そうですか?まあ、でもね、伊藤さんの「私の最後の制服姿見てください」とかもどうでもいいなと思って聞いてましたけど(笑)。
伊藤:同類ですね(笑)。ちょっと変なこと言ってすみません(笑)。
大泉:なんかごめんなさい、最初からボヤいちゃって。
MC:今日、作品をこれから皆さんに観ていただくんですけれど、小山内の家族の物語であり、そして瑠璃と三角の恋の物語っていうのもあるわけでございますけれど、まず大泉さんと柴咲さんと菊池さんも素敵な家族で素敵なシーンもたくさんございましたけれども、ご一緒されてどんな思い出がございますか?
大泉:どうだい、ひなちゃん?
菊池:えっと…(笑)。
大泉:すごい緊張してるらしいんですよ。
菊池:緊張してます、すいません。ちょっと拙いかもしれないですけど…。
大泉:いいんだよ、いいんだよ。早く爆笑のトークして。
菊池:違います、ちょっと…(笑)。
大泉:緊張しなくていいんだよ。みんな笑わせればいいんだから。
菊池:すみません、ハードルが…(苦笑)。
大泉:(爆笑)どんな思い出がありましたか?
菊池:えーとですね(笑)、あのー、お芝居をする中で、私の頭の中の絵とお芝居としての動きが、違うな、一致しないなってなった時があったんですけど、その時に私の悪いところでもあるんですけど、言えずにもじもじしちゃって、それを大泉さんと柴咲さんが本当のお父さんとお母さんみたいな温かさですぐに感じ取ってくださって、一緒にどうアプローチしていけばいいかとかを考えてくださったのが、すごくありがたかったので、この場を借りて「ありがとうございました」って言いたいなと思います。
柴咲:いい子だねえ~。
大泉:いい子だね。本当に俺、そんなアドバイスしたっけ?
菊池:本当に、どこって言えないんですけど、本当にあったんです。
柴咲:なんかちょっと覚えてる。
菊池:そうですよね。休憩中も柴咲さんにいろいろ相談に乗ってもらって。
大泉:柴咲さんだろう?
菊池:本当に、大泉さんもその場でたくさん。
柴咲:ありましたよ。百戦錬磨ですから、もう忘れちゃうんでしょうね。
大泉:そうかなあ。大学の話したの覚えてるけどね。なかなか通えないってね。
MC:お二人は今回すごいラブラブの夫婦だったじゃないですか、いかがでしたか?
大泉:観ていただければ分かりますけど、僕はすごくこの家族のシーンが好きで、また柴咲さんがね、今は撮影したときの梢さんから変わり果ててしまったんですけどね(笑)。こんな攻めた方じゃなかったんですよ(笑)。もっと本当に、お母さんっていう感じで。でも、突然インの時に髪切ったんだよね?
柴咲:あれ?長かった?
大泉:そうでしょ?それで切って時間経過したら短くなったの。
柴咲:そうだ。提案したんですよ。このタイミングで切れば、変化がつけられるって。そうだ。
大泉:この子ね、何も覚えてないんですよ。
柴咲:よく覚えてましたね(笑)。
大泉:そうです。それでなんかそういう感じもあって、すごく本当の親子のような感じで、夫婦のような感じだったんですが、ただ私が一つだけに慣れなかったのは、ものすごくのろけるんです、この夫婦は。そこがね、なかなかこう私に無いもので。
柴咲:あんまり言葉にしないタイプなんですね。
大泉:そうですね。そこは、こういう夫婦もいるんだなと思いながらね。なんかコウちゃんが言ってくれると、なんかいいなあと思いました。生まれ変わったら、こういう夫婦がいいなと思ってます。
MC:柴咲さん、どうなんですか?大泉さんだからこそやりやすかったところはありますか?
柴咲:大泉さんはね、本当に偉大ですよ。ものすごい安心感ですよ。お芝居の動きとかでも、もうちょっと良くなるかもなって抱え込んでしまいがちなんですけど、役者さんってオープンに相談できる場が意外となかったりするんですけど、そういうのを言わせてくれるし、より良いシーンにしようっていう風に思えるんですよね。大泉さんだったら。本当に包容力のある、たまに愚痴もぼやきもありますけど(笑)。
大泉:現場でだいたい愚痴ってますからね。
MC:伊藤沙莉さんも今回、大泉さんと対峙するところがございましたけど、どうでございましたか?
伊藤:勝手にテレビとかで一方的に見させていただいていると、本当に勝手なイメージって湧くじゃないですか。こんなに“まんま”の人に会ったことなかったです(笑)。こんなに思ってた通りの人でした。
大泉:(爆笑)。そうでした?結構でも演劇論交わしましたよね?
伊藤:いつですか(笑)?
大泉:(笑)。
伊藤:ラウンジみたいなところで結構お話して、お話的にも真剣なシーンなので、そういう時に話しかけていいタイプの役者さんなのか、どっちなんだろうって思ったけど、いいだろうなって思って普通に話しかけて(笑)。でも本当に切り替えがいつしてるんだろうっていうのは、すごい話される方ですし。逆に「用意スタート!」ってカチンコを鳴らすじゃないですか。そのカチンコのタイミングでこっち見たときは、本当に笑いが止まらなくなっちゃって(笑)。
大泉:…何ですか?
伊藤:こっち見るんですよ(笑)。多分、それがスイッチの入れる瞬間だったのかもしれない(笑)。大泉さんの。
大泉:はいはい、役者ですから!?
伊藤:大泉さんの切り替えが、あまりにもあからさまな切り替えで、本当にそれが面白すぎて…(笑)。
大泉:ごめんなさい、あなたとのシーンで笑うシーンなんかないですよ!?全部、ものすごいシリアスなシーンですけど!?
伊藤:申し訳ないです、それは本当に(笑)
大泉:あなた、笑いこらえてたの!?
伊藤:そんなときもありました(笑)。はい(笑)。でも楽しかったです、とっても。やらせていただいて嬉しかったです。
MC:シリアスなシーンですけれどもね(笑)。
伊藤:それは本当に申し訳ないです(笑)。
大泉:「申し訳ないです」じゃないよ!?これから観る人がそういう思いで「これ、笑いこらえてる」って観るよ!?
MC:でも有村さんと目黒さんのところは、すごくシリアスに美しい切ないところでもございましたけれども、1980年代を演じられてお二人はまずどうだったのか、ちょっと聞いてみたいですね。
大泉:有村さんは結構、目黒蓮を見て笑いをこらえてたんじゃないですか?顔見て笑っちゃったろ?
有村:笑ってないです(笑)。
大泉:え?笑ってないんですか?
目黒:なんでちょっと不満そうな顔なんですか(笑)。