2017年に第157回直木賞を受賞し、累計発行部数26万部を超える佐藤正午の同名ベストセラー小説を、大泉洋主演、有村架純、目黒蓮（Snow Man）、柴咲コウ共演で映画化する『月の満ち欠け』が、12月2日より公開される。このほど、11月7日に丸の内ピカデリー1にてプレミアナイト試写会が行われ、キャストの大泉洋、有村架純、目黒蓮、柴咲コウ、田中圭、伊藤沙莉、菊池日菜子、そして廣木隆一監督が登壇した。

大泉の妻役を演じた柴咲は、大泉との共演について聞かれると「大泉さんは本当に偉大。ものすごい安心感ですよ」と絶賛。大泉と対峙するシーンがある伊藤も「テレビで見てると勝手なイメージってわくじゃないですか。こんなに“まんま”の人に会ったことなかった」と笑顔で撮影を振り返った。

目黒は、大泉の主演の立ち振る舞いが勉強になったそうで「めちゃめちゃかっこよかったです。自分が腑に落ちない部分は、スタッフさん含めて話し合って、心の中にちゃんと落としてから撮影を進めていかれていて。あとは現場にいる時の雰囲気がすごく温かくて。たくさん勉強になりました」と大泉を褒めちぎった。

これに大泉は顔をしかめつつ「私はね、信じちゃいませんよ」と目黒のコメントを否定。「やたら毎回イイこと言ってくれるんですけどね、そんなに人間、イイ人いますか？家に帰ったら『今日もモジャモジャがうるさかったな』って言ってるんじゃないか？」と目黒に詰め寄った。

目黒は「言ってないですよ！」否定したが、大泉は聞く耳持たずで「『（目黒のモノマネで）僕は、あの時…朝から大泉さんのことをずっと見て勉強させていただきました』みたいなことを、後になってから言うんですよ。先に言ってくれれば、こっちだってもうちょっと自分を良く見せられるじゃないですか！？」と述べ、さらに「非の打ち所がないところが好きじゃないんですよ、目黒蓮は。カッコいいし、礼儀正しいし、随分と先輩を立ててくれるしね。どうも怪しいんだよな。そんなやついますか！？」と目黒の言動を全く信用していない様子だった。

『月の満ち欠け』
2022年12月2日（金）より、全国公開
監督：廣木隆一
原作：佐藤正午「月の満ち欠け」
脚本：橋本裕志
音楽：FUKUSHIGE MARI
劇中曲：John Lennon「Woman」（ユニバーサル ミュージック）
出演：大泉洋　有村架純　目黒蓮（Snow Man）　伊藤沙莉　田中圭　柴咲コウ　菊池日菜子　小山紗愛　阿部久令亜　尾杉麻友　寛一郎　波岡一喜　安藤玉恵　丘みつ子
配給：松竹

【ストーリー】　小山内堅（大泉洋）は、愛する妻・梢（柴咲コウ）と家庭を築き、仕事も順調、どこから見ても順風満帆だった。だが、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ったことで幸せな日常は一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男（目黒蓮）が訪ねてくる。事故のあった日、小山内の娘・瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたという。そして、彼女と同じ名前をもち、自分がかつて愛した“瑠璃”という女性（有村架純）について語りだす。それは数十年の時を超えて明かされる、はかなくも鮮烈な、許されざる恋の物語だった。一見何の関係もない夫婦とかつての恋人たち。その二組をつなぐ、誰も想像もしえなかった数奇で壮大な愛の軌跡とは…。

©2022「月の満ち欠け」製作委員会