大泉洋「生きていけない体になっちゃったんだよ」目黒蓮が“欲する”「悪態セラピー」とは?

2017年に第157回直木賞を受賞し、累計発行部数26万部を超える佐藤正午の同名ベストセラー小説を、大泉洋主演、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ共演で映画化する『月の満ち欠け』が、12月2日より公開される。このほど、12月1日に丸の内ピカデリー1にて公開前夜祭舞台挨拶が行われ、キャストの大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ、そして廣木隆一監督が登壇した。

▼YouTube版はコチラ

いよいよ明日から公開となる本作について、今の率直な気持ちを聞かれた大泉は、「初めてこの映画の企画を頂いてからを考えると、何年経ったのかなと思います。映画って子供のような感覚なんです。僕らの手を離れて、ここから皆さんのもとに行くんだよなあっていう、嬉しさもあるんだけど、寂しさもある」と感慨深い様子。続けて「宣伝が終わってしまい、目黒蓮とも会わなくなるのかと思うとね、そこも寂しい。まだまだ目黒蓮をバラエティタレントとして育てたかった。でも、大きく成長してくれました」と目黒をイジって笑いをとった。

大泉の話しに嬉しそうな目黒が、「もっと鍛えていただきたい」と返すと、大泉は「であればやっぱり言いたいんだけども、あれだけ言ったのに、なんでお前、今日厚底の靴履いてきた!?」と、前回の舞台挨拶でもイジった目黒の厚底靴にブーイング。「もともとデカいんだから、俺と出るときに厚底は履くなって言ったろ!?」とボヤく大泉に、目黒は「また大泉さんにボヤかれたいと思って(笑)」と本音を漏らした。これに大泉は「俺のボヤキが癖になっちゃってんだろう?俺の悪態がないと生きていけない体になっちゃったんだよ」と得意げに述べると、目黒は「欲しちゃいました」とそれを認め、大泉は「そうでしょ?欲するのよ、俺の悪態は。悪態セラピーだから」と満足げに話していた。

生まれ変わりがテーマになっている本作にちなみ、自分の前世は何だと思うかを聞かれたキャスト陣。大泉は「昔、ローカル番組で調べた時は、空き缶だった」とし、スピリチュアリストの江原啓之には、「王様みたいな人だったと」と言われたことを明かした。有村は「20歳ぐらいの時に番組で北欧に行かせてもらったんですけど、その時にすごく呼吸がしやすくて。フィーリングが合うというか、大好きな場所かもしれないと思って。24歳の時に今度は、一人で行ったんですよ。その時も自分の居場所みたいな感覚で。スウェーデンとかデンマークに居た人?」と前世のイメージを明かした。

同じ質問に目黒は「僕は牛です」と即答。「干支も丑年なんですけど、マイペースなんで動きが遅かったり、のろのろしている感じが牛っぽい」と持論を展開。また、「武士」だと答えた柴咲は、「古美術屋さんとかで刀が並んでたりすると、ゾクゾクして、欲しい!と思う。侍系の映画とかに出ると私は女性なので、見守る役が多いので、悔しいなと思う」ことを明かしていた。

『月の満ち欠け』
2022年12月2日(金)より、全国公開
監督:廣木隆一
原作:佐藤正午「月の満ち欠け」
脚本:橋本裕志
音楽:FUKUSHIGE MARI
劇中曲:John Lennon「Woman」(ユニバーサル ミュージック)
出演:大泉洋 有村架純 目黒蓮(Snow Man) 伊藤沙莉 田中圭 柴咲コウ 菊池日菜子 小山紗愛 阿部久令亜 尾杉麻友 寛一郎 波岡一喜 安藤玉恵 丘みつ子
配給:松竹

【ストーリー】 小山内堅(大泉洋)は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と家庭を築き、仕事も順調、どこから見ても順風満帆だった。だが、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ったことで幸せな日常は一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。事故のあった日、小山内の娘・瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたという。そして、彼女と同じ名前をもち、自分がかつて愛した“瑠璃”という女性(有村架純)について語りだす。それは数十年の時を超えて明かされる、はかなくも鮮烈な、許されざる恋の物語だった。一見何の関係もない夫婦とかつての恋人たち。その二組をつなぐ、誰も想像もしえなかった数奇で壮大な愛の軌跡とは…。

©2022「月の満ち欠け」製作委員会