MC：今回はキャストの皆さんに本作のイメージカラーであるピンクと水色、それぞれをつけていただいております。中村倫也さんもさりげなく。

中村：メンズの服でピンク色が難しかったみたいで、思っいのほか尾野さんのピンクの面積広かったんで、ちょっとヤバいなとは思ってるんです。

尾野：広いねよね。ガッツリいきました。

MC：そして吉岡里穂さんは全身ブルーです。

吉岡：はい。一人です。もう一人、あれっどこ行っちゃった？

MC：その分、今日はいっぱい喋ってください（笑）。ご自身が演じたキャラクターについて、ここが自分に似ている、共感できるところはありましたか？

吉岡：自分が演じた瞳は、自分の中では熱い思いがあって、こんな作品が作りたいっていうのがあるんですけど、うまく伝えられないっていう。そこは同世代なので分かるなぁと思います。もっと燃えてるんだけど、ちょっと冷めて見られるとか、ちょっと分かるかなと思います。

MC：皆さん、ご一緒してて、吉岡さんのそういうところは感じます？

中村：ごめんなさい、今、自分はなんて答えようか考えてて、なんて言った？

吉岡：全然聞いてないじゃないですか！？

中村：ごめんごめん（笑）。「もっと伝えたい」みたいなことをおっしゃってたと、私の海馬は言っております。

吉岡：大丈夫です、私の印象は（笑）。

中村：しまった～（笑）。

MC：中村さんはいかがですか？

中村：監督とは前の作品でもご一緒して、その終わりかけぐらいに「中村さんにぴったりの役でオファーしてもいいですか？」と言われて、この原作を教えてくれて。で、原作を読んだら、めちゃくちゃかっこいい役じゃんって思って。これが俺にピッタリなの？と思って、ちょっと嬉しかったんですよ。個人的に読んでいって、仕事に対するスタンスとか、スポーツマンシップみたいな、シンプルに筋道を通ってる感じがすごく僕も共感できたんですけど、監督が僕のどういうところに王子がピッタリだって思ったのか、聞いてみたくて。

吉野：カメラが回ってない時とかも、だいたいこういう感じじゃないですか？それが、好きだなあと思って、いいんじゃないかなと思って（笑）。

吉岡：告白？（笑）。

中村：キュンとしました（笑）。嬉しいですね。こうやって仕事しててぴったりじゃと思われたっていうことは、観て下さった王子は、「よく分からない」って言われること多いんで、こういう奴なんだって思ってもらえるかもしれないってことですね。

MC：…そうかもしれえないです。

中村：こんなに響かないとは…（笑）。

MC：そんなことないですよ！そこは尾野真千子さんもどう思ったのか聞いてみたいですね。

尾野：え？ごめんなさい、聞いてなかった。

吉岡：誰も聞いてない！？人の話を聞かないチームですか（笑）！？

尾野：倫也くんのこと？倫也くんはこのまんまだよね。お芝居してるのかどうか、あんまり分かんない。

吉岡：すごい自然にそこにいるっていう。存在感が大きい感じです。

MC：尾野真千子さんの役もすごく熱い愛に溢れた役でございましたけど、自分に似ているところはありますか？

尾野：熱いところですかね。そこは似てると思います。

MC：吉岡さんが静かにうなずいてます（笑）。

中村：包容力がある感じとか似てますよね。

吉岡：尾野さんはとにかく愛がありますよね。これは本当に思っています。好きです！

尾野：いやだあ、やめなさいよ、あなた（笑）。

MC：今日は告白タイムみたいですね（笑）。吉野監督はどのキャラクターにご自身を照らし合わせてたりとか、あと好きなキャラクターとかってあるんですか？

吉野：そうですね、僕は前作が初監督だったので、初監督をする人にすごく感情移入はしてたんですけど、一方でおじさんでもあるので、いろんな素敵なおじさんたちが次々出てくるので、その人たちは大好きですね。ぜひお楽しみに。