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MC:監督、その“ロミジュリ感”は熟成されてきました?

武内:そうですね。最初は結構苦労したんですけども、「ずっと涙目で行ってくれ。指の先まで思いを表現してくれ」っていうんで苦労されてましたけど、だんだん“ロミジュリ感”と言っただけで、勝手にスイッチが入る感じがしました(笑)。

MC:小沢さんは、母として見守る役ですけれども、三雲家をどう盛り上げていこうと思ってらっしゃいました?

小沢:悦子の役はとにかくテンションが高くて、いろんな事件が起こっても基本的に常に明るいっていうのを意識して。小難しいことを考えないポジティブな母というのを意識して演じてました。

MC:栗原さんは、ほとんどセリフがないというか、面白い役柄でしたが。

栗原:今回、僕が演じる渉くんがしゃべるので、そこが僕の中ですごい嬉しかったですよね。皆さんとしゃべらないから別部屋で芝居してたのが、今回家族みんなで一緒に芝居ができる時間が楽しかったんですけど、同時に監督に稽古をつけていただきながら頑張りました。

MC:そして、どんぐりさん。この三雲家ってどんな家族でしたか?

どんぐり:三雲家は絆と愛がいっぱいで。撮影以外でも家族のように親切にしていただいて、その素晴らしさが映像を観ていただいたら皆さんに届くと思います。本当に素晴らしい家族です。素晴らしい映画です!(笑)。皆さん、楽しいんで、何回も観てください!

MC:そして大貫さんは円城寺さんとして、三雲家とつながりが深い役所で、どうでしたかここまで演じてこられて。

大貫:シーズン1の時は華に恋焦がれて追いかけるんだけれども、最終的にはそれを応援するという形で、シーズン2ではどんどん妖精みたいになっていって(笑)。映画ではいろんなことが起こるので、観てください(笑)。

MC:そして三雲家の主として渡部さんも、この2年間演じてこられてどういう気持ちをお持ちですか?

渡部:やっぱり寂しいですよ。終わってしまってね。すごく寂しい。こんな気持ちは、ちょっと初めてかな。せっかく観月さんとか市村さんとかに出ていただいたんでね、みんなでまた違う物語を作ってもらいたいなとあ思ってるんですけど。私はまだまだやっていきたいんです。

MC:ということだそうです、監督。

武内:嬉しいですね(笑)。一話の時、このドラマどうなっちゃうのかなと思いながら作ってたんですけど(笑)。こんな映画まで作れて嬉しいです。

MC:続いて観月さんは、この劇場版からの参加ということで、先ほどもこの作品が好きだっておっしゃってましたけれども、参加されていかがでしたか?

観月:スタッフもキャストの皆さんもチームワークがすごく出来上がっていて、役作りなんかあまりしなくてもいいと言いますか、この世界観を全部スタッフ、キャストの方が作り上げてくださって、とても居心地のいい現場だなというふうに思いました。衣装とか時代設定とかもすごく凝っていて、この作品の世界観をみんなで作っているんだなあっていうふうに改めて思いました。

MC:今回の撮影では、渡部さんとの共演のシーンが多かったと思うんですけれども、いかがでしたか?

観月:とても楽しかったですね。渡部さんともお芝居のこととかで「このシーンどういうふうな方向性が良いですかね」とか、相談しながら色々と教えていただきながら「こっちの方がいいんじゃない、あっちの方がいいんじゃない」という。困ったり迷ったりしたら渡部さんに聞くっていう感じでやらさせていただいて、本当に心強かったです。

MC:渡部さん、そうだったんですか?

渡部:その通りだと思いますね。ウソウソ(笑)。本当にもう圧巻ですよ、観月さんには(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。そして、大貫さんと市村さんは、もう円城寺親子としてミュージカルの部分が素晴らしいと思うんですけれども、演じられていかがでしたか?

大貫:市村さんと共演するのが一つの夢だったので、その大きな夢が叶って本当に嬉しく思います。そして…、あ、そうだ(笑)。言っちゃダメなんだ(笑)。えーっと、そうですね、共演できたことを本当嬉しく思います(笑)。

MC:上演前ですからね(笑)。市村さんはどうでしたか?

市村:ミュージカル俳優としては、さらっとやって良いはずなんですけど、なかなか苦労しましたね。セットが非常にリアルに作ってあるもんで、階段の上から狭い所で踊らなければいけなくて。一応50年選手としてはミスは見せられないということで、どっかにミュージカル俳優を背負ってますんでね、下手なとこ見せられないっていうんで。でも、内心はドキドキしてやってました。偉そうにやってますけども、心はとっても小さいので、その辺を感じ取っていただければ(笑)。

MC:でも、大貫さん、そんな風には見えないですよね?

大貫:もちろん、全くわからないです(笑)。

MC:みんなで踊ったりするシーンもあったと思うんですけれども、その他の皆さんにレッスンしたりとかはあったんですか?

大貫:振り付けの方がいらして、その方たちが皆さんに教えていましたね。

MC:ご苦労なさった方はいましたか?瀬戸さんと目があったんですけど(笑)。

瀬戸:僕は、泥棒ダンスに参加できたんです。泥棒じゃないのに。唯一の警察なんですけど(笑)。それがとっても嬉しかったです。