MC:続きまして日野和正役、斉藤暁さんです。
斉藤:日野でございます。よろしくお願いします。20年経って映画になったことを本当に嬉しく思います。役者もスタッフも一丸となって作品を作りました。そして、こんな事件の解決の仕方はこれ1回きりだと確かにそう思います。私はマリコくんの上司なんですけど、いけない上司だったと思っております。それは、映画で観てください。怒られました。よろしくお願いします。
MC:涌田亜美役、山本ひかるさんです。
山本:山本ひかるです。私は最初にこの映画を観させてせていただいたんですけど、私は13シリーズ目から出演させて頂いていて、8シリーズ出演してこの映画ということで、映画を観終わってエンドロールが流れた時に大号泣して、しばらくその場から動けなくなってしまって。監督に感想を言うよりも先に、感動して、皆様に愛されている作品に出たことが嬉しくて嬉しくて仕方なくて、監督に「ありがとうございます!ありがとうございます!」って言って走って帰りました(笑)。シリーズの集大成にふさわしい素晴らしい内容で、片時も目が離せないので、皆様9月3日を楽しみに待って頂ければ嬉しいなと思います。宜しくお願いします。
MC:最後に蒲原勇樹役の石井一彰さん、お願いします。
石井:石井一彰です。スタッフ、キャストが一丸となって作った映画で、みんな「科捜研の女」という作品を愛していて、もちろんプロデューサー陣も。そんなプロデューサーから、「これは20年観て下さったお客様への恩返しの作品でもある」と言っていただいて、そういうモチベーションでやろうと僕も思って、ここにいるキャスト、スタッフもそういう思いでこの映画を作ったので、ぜひ劇場で楽しんでいただければと思います。よろしくお願います。
MC:いよいよ作品も完成してお客様に見て頂くまで1か月を切りました。沢口さん、完成した作品をご覧になって改めていかがでしたでしょうか?
沢口:テレビドラマシリーズのスケールを大きくした、劇場版の新たな世界観が誕生したなと、手応えを感じました。そしてもちろん、結末を知っているのですが、これは事件なのか?事故なのか?犯人は誰なのか?トリックは?と一緒に謎解きする感じで、ドキドキしながら観ました。「科捜研」の魅力が全て詰まった集大成にふさわしい作品だと思いました。
MC:劇中には歴代のレギュラーメンバーも登場しています。皆さんとの再会、そしてお芝居はいかがでしたでしょうか? 内藤さんからお伺いしましょうか。
内藤:懐かしいメンバーなんですが、1人だけ会ったことがない人がいまして。渡辺いっけい(マリコの離婚した夫で、警察庁の倉橋拓也役)が再登場するんです。いっけいは第1シリーズでやっちゃん(沢口)の旦那さんだったんです。僕はずっとそれを見てまして、いつか会って何か言ってやろうと。「俺のほうがいいんじゃない」ということなんですね。もちろん、いろんな所で仕事はしてますけれども、この「科捜研の女」の世界では初めてで。ただ、懐かしい人がみんな大集合っていう話ではなくて、実はそれぞれの方がこの事件を解決するために絶対必要なことをしてくださっているんですね。彼らがいなければ、この事件は多分解決できなかったっていうことなんですよ。懐かしいということだけじゃなくて、そういう風に観ていただきたいと思います。渡辺いっけいか、俺の方が似合うのか、3ショットが出てきますので、どっちが似合ってるか、ぜひ判断していただきたいと思います(笑)。
MC:沢口さんはいかがでしたか?
沢口:とても懐かしくて嬉しかったです。台本を開いてお名前を見たときに、みなさん一人一人の顔が浮かんできました。現場では一時期苦楽を共にした友人と再会したような感じで、一気に時間がが縮まりましたね。すぐに役同士で打ち解けましたし、皆さんも「科捜研」の世界にすぐに溶け込んでいらっしゃいました。ストーリーの中では、この方たちが本当に上手くストーリーに絡んでおりまして、それぞれの出会いの中で化学反応が起きていきましてクライマックスに向かっていきますので、その辺も楽しみにしていてください。