【全文掲載】成田凌「責任感と無責任感を与えてくれるメンバー」、高良健吾「順番間違えました…」、前田敦子「あいみょんの髪型でしょ?」

MC:よろしくお願いいたします。そして最後に松居監督、お願いします。

松居:本作を監督いたしました松居大悟です。完成披露を無事に迎えられてすごくうれしいし、これから公開まで盛り上がるような話が今日できたらいいかなと思っております。今日はよろしくお願いします。

MC:まず松居監督、今日は上映後の舞台挨拶ですが、観ていただいたお客さんの顔を見て、いかがですか。何か感じることはありますか?

松居:ちょっと照明が強いんで見えませんけど、そうですね、そういう話をこの後できたらいいなと思います。恥ずかしいんで、あんまり凝視できないので(笑)。

MC:本作は監督が主催されています劇団ゴジゲンの舞台で、2017年に上映されたということで、監督の実体験も元になっている部分もあったかと思うんですけれども、そして今回、脚本・監督で映画化。お気持ちは改めていかがですか?

松居:本当に僕の友達に向けて作った作品だったので、それが高じてこんなたくさんの人と関わって、すごい人たちと一緒に作品を作って、そしてこんなたくさんの人に観てもらっているという状況がうれしいし、僕と友達の時間が肯定された気がして、ちょっとうれしいです。

MC:吉尾役はもともとモデルがいらっしゃったそうですよね。

松居:そうですね。

MC:成田さん。今回は主人公の吉尾役ということで、優柔不断だけど心優しい性格。でも人の前に立って、その人その人でちょっとずつ表情が変わっていくというか。その人が思っている吉尾が出現していたと思うんですが、実際このメンバーで演じられてみて振り返っていかがでした。

成田:さっきから、ちょこちょこ眺めちゃいますね。久々に全員集まって、季節もさっき合流してね。もう最高に楽しかったです。皆さん、ご覧いただいたのでわかると思いますが、最高な日々を送りすぎて逆に不安になるくらい楽しかったので。やっぱり現場で「満足した、満足した!」ってなってるときは危険な部分もあるので、ちょっと不安だったんですけど最高でしたね。

MC:特に印象に残っているシーンはありますか?

成田:でも準備している時が一番作ってる感じがあったのかな。みんなで関係性を作ってる。イン前に1週間リハーサルして。一緒に時間を過ごしましょうっていう時間だったんですけど、そういう時間がものすごく、上がっていく感じがして、楽しくなりそうだなというワクワクが。責任感と無責任感を与えてくれるメンバーなので、すごくワクワクしている時間でしたね。

MC:これを観た後なので言えるのですが、皆さんに持ち上げられるシーンとかどうでした?

成田:あれ、めちゃくちゃ面白いですよね(笑)。俺、やられている時、何を我慢したかって、笑うの我慢することでしたけど。あのシーンはどういう感じで生まれたんですか?

松居:成仏させたいみたいな。吉尾を乱暴に扱いたかったんですよね。天に召されるイメージをフィジカルにやると、あれしかなかったあ(笑)。

MC:そうですか(笑)。そうですよね、確かに。高良さんたちは持ち上げる立場でしたけども、持ち上げていた方々は、どんな気持ちでした?

若葉:持ち上げるところ、そんなフィーチャーします(笑)? でも、皆さん、身長が高いので俺はほとんど持ってなかったです(笑)。触れてるぐらいでした。

浜野:俺も(笑)。

成田:結構いい気分ですよ。みんなやればいいのにと思ってます(笑)。死んだ友達が目の前に現れたら、あれやってあげてほしいですね。

MC:それで成仏をさせてあげるという(笑)。ありがとうございます。高良さんは、脚本を読まれてすぐに浜野さんに連絡をされたそうなんですけれども、脚本を読んだときの印象をお聞かせいただいてもいいですか。

高良:まず会社の方から「言葉にするのは難しいから、ちょっと読んでみて」って言われて。読んで、もう面白くて、それで配役を見たらソース役にハマケンさんと書いてあっので、ハマケンさんにすぐ電話して、「ハマケンさん、これ面白いから楽しみすねっ!」て言ったら、ハマケンさんはまだ全然その事実知らなくて(笑)。順番を俺が間違えてるんですけど(笑)。だから「順番間違えました、すいません。ちょっと聞かなかったことにしてください」って言って(笑)。

浜野:マネージャーより早かった(笑)。

高良:早かったですよね(笑)。そういう事ってしたことないんで、そのぐらい面白かったです。高尚な話に感じたんですよね、最後のほうとか。これ、すごいこと起きてるんじゃないかなあと思って。体が入れ物でとか。でも監督は「ただ心臓が投げたかっただけなんです」って言って(笑)。でも、それぐらいがいいよなと思って。

松居:そうです、ちょっと言わなきゃ良かったですね(笑)。