【全文掲載】成田凌「責任感と無責任感を与えてくれるメンバー」、高良健吾「順番間違えました…」、前田敦子「あいみょんの髪型でしょ?」

MC:お待たせしました、目次さん。舞台版から同じ役柄で続投でしたけど、映画になってみての本作の魅力って、どういったところにありましたか?

目次:まず、メンバーがずいぶん男前になったなあというのがあるんですけど。僕らの劇団で10年ぐらい前にやってるんですけど、そのグルーヴ感は負けてないだろうと思っていたら、映画観たら掛け合いにしろ、テンポにしろ、そのノリにしろ、全然むしろ負けてんじゃないかなってぐらい息が合っていて、本当にすごい人たちと一緒にやらせてもらったんだなって思いました。

MC:どちらの良さもあっての『くれなずめ』だと思いますけれども、映画になっての松居監督は、見ていていかがでした?

目次: 普段、僕と松井君は全然しゃべらないんですけど、余計にしゃべらなかったですね。ほぼ一言も話してない思います。で、後から聞いたら「お前に割いている時間はない」って言われましたけど。ハマケンさんも言われたみたいですけど(笑)。

松居:俺、何に時間を割いてたんだろう…(笑)。

MC:松居監督、本作は入り口と出口でこれだけ違う感情をもたらしてくれる映画で、素晴らしい演出の数々だったんですが、過去を書き換えようとする男たちの演出で、現場ではどのようなことをみなさんにお伝えになってたんですか?

松居:リハーサルというか、雑談とかしたんですけど、リフレインと僕らは言ってるんですけど、劇場前での2回目のシーンは一度も読み合わせもしてないし、ただただ意味としてもう1回最後に会った6人の思い出をやり直すっていうところで書き換えようとするというニュアンスだけ伝えて、あとは現場で撮影自体もスケジュールの後半の方にしてもらったので、6人の雰囲気も仕上がっていたから、そのままやろうと思って。1回撮って、もうこれはもう1回で絶対OKにしようって思ったんですけど、なんかもう1回やりたいと思って。ちょっとみんな集めて、みんな集めたんですけど、なんでもう1回やりたいのかわからなくて、なんかちょっとこみ上げて泣きそうになって。

成田:号泣でしたよ。帽子を深々とかぶって、「マリナーズ」のマークしか見えなかった(笑)。

松居:(笑)。自分もそうだったかもしれないですね。自分にとっての友達の記憶だったかもしれない。なんかたぶん最後に、最後だけ笑顔にしてほしいなって言ったんだと思う。それでもう1回だけ撮って、結局3回撮ったんですけど。

MC:赤フンのシーンで、あんなに泣くとは思いませんでした。あれも監督の経験ですか?

松居:そうですね(笑)。

成田:でも確かに、踊りながら来るものがありましたね、なぜか。ビックリしました。

MC:では最後に、成田さん。4月29日の公開を楽しみに待っていらっしゃる方へ、メッセージをいただけますか?

成田:このメンバーを代表するのは、なかなか恐れ多いですけど、観てもらった方にひとつ思ってもらいたいのが、外の空気を深く吸ってみて、今日も生きてるなと思ってもらえたらいいなと思っています。この6人で楽しくやった作品が皆さんにも楽しく届いたらいいなと思います。生きていたらいろんなことがあるし、泣きたい時に泣いて、笑いたい時に笑ってって、ずっと素直に生きてる人もいないと思うし、言いたい言葉を常にしゃべれてる人もいないだろうけど、でも別にもうそれでよくないか、みたいな。カテゴライズもめんどくさいし、もうもよくない? 今までヘラヘラ生きてたんだから、そんなことを言える人になってほしいなというか、そんな軽い気持ちで生きていってほしいなという思いが詰まっていると僕は思ってます。楽に生きて欲しいなと思ってますが、観ていただいたのでもう忘れてください(笑)。お客さんに直接観ていただいて「ありがとうございます」と、このやり方が今とても僕の中では幸せなことです。ここにいる皆さんと一緒に「ありがとうございます」と言えて、「こちらこそありがとうございます」です。今日はありがとうございました!

『くれなずめ』
4月29日(木)より、テアトル新宿ほか全国公開
監督・脚本:松居大悟
主題歌:ウルフルズ「ゾウはネズミ色」
出演:成田凌 若葉竜也 浜野謙太 藤原季節 目次立樹 飯豊まりえ 内田理央 小林喜日 都築拓紀(四千頭身) 城田優 前田敦子 滝藤賢一 近藤芳正 岩松了 高良健吾
配給:東京テアトル

【ストーリー】 高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、5年ぶりに友人の結婚披露宴で「赤フンダンス」の余興をやるべく集まった!めちゃくちゃ恥ずかしいダンスをやりきった披露宴と、二次会の間の妙に⻑い時間を持て余しながら、高校時代を思い出す…「しかし吉尾(成田凌)、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの?まあいいか、そんなのどうでも」そう、僕たちは認めなかった。ある日突然、友人が死んだことを。

©︎2020「くれなずめ」製作委員会